今日は自社記事ネタを書きたいと思います。
クーポンや広告を作るときに、ワードやPowerPointを使う場合は白からイメージして作ってしまうことがあります。 白を基準としたチラシと言うのは非常に一般的ですが、写真が平面的に見えてしまう場合もあります。
そこで今回は実際に作例としてハンバーガーショップの広告を作ってみました。
食べ物の広告やチラシと言うのは、その写真だけで訴求力が高いので、なるべく大きく美味しそうに写すということが大切です。元の写真はややコントラストが弱い写真ですので、画像編集でかなり強めにコントラストを出してあげます。
写真撮影と言うのは光が当たる方向が決まっています。今回の写真の場合は前面から順光で当たっているので、 チラシに使う場合は中央部分が明るく、紙の端っこに向かって少し暗く編集するのも良いでしょう。
プロのカメラマンは後から切り取っても良いように、少し広く商品の写真を撮る傾向にあります。 これは後から縦型の広告を作るときに余白があると便利だからです。
一般的な素人の方がデザインすると、そのデータをもとに拡大せずにそのまま利用してしまうことがあります。 そうすると左のありがちなチラシのように、印象の弱い広告になってしまいます。 この写真の場合(6)左下にレタスがぼけて写っているのでこれを利用してレイアウトを行うのがお勧めです。
全く同じ写真でも、配置の仕方や少しの画像調整によって与える印象が異なるのがわかりますでしょうか。ここで左の手作り感のあるチラシと、右の商品が売れそうなチラシで何が違うのかを検証していきたいと思います。
まず(1)の写真ですね、これは見きれるように大きくした方が良いです。 次に(2)、これは大きな文字で日付を入れてしまうよりは簡略化してシンプルに伝えた方が与える印象は良いです。
(3)のよくある背景の丸、これは学生がワードなどで作るのであれば仕方ないですが、チラシとしてはあまり実用的ではありません。 実際に使っている人も多いので、ついついこんな感じのデザインになりがちです。
(4)のクーポン券ですが、切り取らせで持っていくと言うのはあまり主流ではありません。また商品代金がいくらで、そこから値引きがいくらなのか、最終的な価格が書いてあると親切ですね。
(5)Twitterなどで用いられるメガホンマークは最近の広告では見かけることが増えてきました。 メインタイトル、サブタイトルの次に来る、ちょっとしたキーワードに対して使うのはオススメです。
(6)のメインタイトルは、商品の配置された角度に合わせて少しだけ傾けることによって、立体感を出ることができます。カタカナの商品名の場合は、頭文字の部分に漢字が入るだけで文章が劇的に読みやすくなる傾向にあります。
(7)はリボンでゴージャスなイメージをつけることによって平日だけ使えると言うことをアピールしています。 (8)は値引き後の金額、最終的にいくらでこれが買えるのかと言うのも明記しています。このようにクーポンを付属する場合は、A4の縦型ではなく、変形の横型にすることによりさらにクーポン感を高めることができます。
この写真は、先程のものを少し位置を変更して改造したものですが、いきなりクーポン感が増したことがわかりますでしょうか。
このように限られた素材だけでも、少し工夫するだけでチラシが劇的に改善することもあります。ご自身の作っているチラシが、「何かが違うな」と思った時は、お気軽に相談ください。