酒屋で9千円で販売されているウイスキーが、メルカリに出品するだけで2倍以上に
ジャパニーズウイスキーのブームの影では、転売目的での取り引きがされています。
任天堂スイッチやPS5のようにプロの転売集団から、個人のお小遣い稼ぎまで様々な人が売買しています。
そんなジャパニーズウイスキーもついに偽物が登場して、市場に流通しているようです。
ついにメルカリで自治が始まった!
本来であれば売買を仲介するプラットフォーマーが偽物対策や違反ガイドラインの作成・対象商品の削除を行います。ところが対応が遅れて放置されて、偽物が大量に出品されているので個人が商品販売ページを利用して注意喚起する事態になっています。
2021年12月14日時点では、イイネ162件・コメント240件という掲示板まとめのような状態になっています。
読んでみると中国人が組織的に偽物を流通させていることや、そのボトルの見分け方や怪しい出品者情報などを公開しています。
コメントを読んでいると、既に数多くの偽物が出回って相場まで崩れているということです。以前「ウイスキーの空き瓶が超高額で売れる理由とは?」という記事を公開しましたが、本物の空瓶に詰め替えて売っているケースもあるようで見分け方は困難を極めます。
画像で見極めるのは非常に難しい
この注意喚起では色合いが違うということを根拠に偽物と定義していますが、ウイスキーの着色は天然由来のため購入する時期によって少しずつ色合いが異なることがあります。中の味わいも同じ12年・18年でも、そのボトリングされた時代によってもブレンド比率や香り、味わいが異なるものです。
マッカランなどはホログラムシールで封印して偽造を防いでいるようですが、今後サントリーをはじめとした国産ウイスキーも何かしらの対策を講じることが想定されます。
高級ウイスキーを中古で入手するのはリスクが高いので、できる限り二次流通品ではない酒屋に並んでいる正規品を選びたいところです。