(写真・青木倫紀氏)
老舗パイプメーカーが削る造形美
創業80年を超えるパイプ製作の老舗「柘製作所」から、新たなステッキブランドが誕生しました。
柘製作所は1936年にシガレットホルダー製造からスタート、現在では世界的にも有名なパイプメーカーとして活躍しています。その柘製作所の新ブランドとしてステッキ「MATSU(マツ)」が誕生。
同社は30年以上もステッキ製造を行っていますが、これまでは伝統的なデザインで機能面を重視した製品が多く、今回のMATSU(マツ)はデザイナーの吉田眞紀氏との共同開発により、機能的な造形と美しさの融合を図り設計されました。
今まではファッションに合わせるとステッキが負けてしまう事がありましたが、MATSU(マツ)のステッキはそれを主体としてコーディネートを行えるほどに、エレガントな美しさを持ち合わせます。
多彩な素材とデザインから選べる
同社はパイプ製造や木工金属加工のプロフェッショナルであり、単に美しいだけでなく高い精度や安全性、それに石突の交換やシェイプなども考えられて設計されています。
材料にも拘り、蛇の模様のような希少素材”スネークウッド”は100万円以上のプライスも。ジュラルミンは航空機に用いられるものと同様な強度を持つ特別仕様、アメリカのラブレスナイフの素材に用いられるキャンバスマイカルタ+カーボンファイバーなど、好みによって様々なマテリアルから選ぶことができます。
ステッキはメンズラインとレディースラインに分かれてリリースされていますが、MATSU(マツ)のアイコニックとしてクロス形状のパーツが共通して備わっています。これはデザインだけでなく軽量かつ十分な強度を保つために工夫された部分です。実際にステッキを握ってみると体重を掛けても、しっかりと荷重が地面に逃げてゆくのが分かります。
(写真・青木倫紀氏)
手頃なものは9万円代から
販売は小売店でのオーダーメイドですが、今後は百貨店での取り扱いも行われるそうです。
希少材料を贅沢に用いた100万円以上のモデルも存在しますが、手頃なものは9万円代から購入することができます。自分用だけでなく家族・両親へのプレゼント、会社の上司へのプレゼントなど様々なスタイルの注文が舞い込んで来るそうです。
機能的でエレガントなステッキをぜひ一度手にとってみて下さい。
株式会社 柘製作所 ステッキMATSU
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