デートで「AWESOME STOREに行きたい!」と言われて、「イケてる店!?」っと聞き返してしまった32歳男性です、こんばんは。英語圏では「Awesome」は最高、イイネという意味で、「Awful」は最悪、怖いという意味ですが、なぜ神が半分だと最高、神が全てだと最悪になるのか、神を恐れるにルーツがあるそうです。そんなオチの無い話をデートでするワケにいかず、キュープラザ池袋まで来てしまいました。サンシャインシティからも程近く、池袋駅からも徒歩で5~10分というイケている立地です。
「AWESOME STORE(オーサムストア)」は雑貨屋さんだった!
事前知識なしで入店したのですが、アメリカテイストな雰囲気のある内装で、いたる所にオリジナルなグッズが陳列されています。オーサムストアのイケてるところは、ほぼ全ての商品が運営会社である株式会社レプレゼントのオリジナル商品ということです。
無印良品のような食器や調理器具もあると思えば、フランフランのような独自デザインのグッズも多数扱っています。
OEMを活用して一貫性のあるデザインが楽しめる
価格がダイソーの延長線上にあるにもかかわらず、高品質で安心できる商品が多いように見受けました。店舗自体はコンクリート打ちっぱなしで、アルミラックにスポットライトといったお洒落な米国ミッドセンチュリーな雰囲気を醸し出しているのですが、実際の商品は国内企業のOEM商品がおおく、デザインと販売を株式会社レプレゼントが行っているようです。
ぱっと見で「このメーカーだ!」と分かる商品はなく、デザインの方向性が異なりますが無印良品のような統一感があり、ディズニーランドの物販のような一貫したデザインによる高揚感を得ることができます。
それでいて100円~1,000円で、かわいい商品が数点選ぶことができるという現代のお金のない若年層にもウケるような価格設定というのが成功する秘訣に思えます。
安いのに品質が良いという新感覚
一昔前の雑貨屋さんは、安い=可愛く無いというイメージがありましたが、オーサムストアは数百円で買える商品にも関わらずデザインが今どきっぽくて可愛いものが多く、品質も安かろう悪かろうではないしっかりとした物が多いように見えました。
小物などは価格が抑えられていて、家具と雑貨で類似したデザインのある「B-COMPANY」と比べると、手が出やすい感覚があります。同一商品ではないので単純な比較はできないのですが、アンティーク風家具があるB-COMPANYは30~40代の女性向け、AWESOME STOREは10~20代女性向けといった感じでしょうか。
配送の関係か家具などの大型商品を避けて低価格な雑貨を絞っているのが、オーサムストアの特徴のようです。
「レトロモダン」を活用して、新しいデザイン体験ができる
単にアメリカなスタイルを全面に出しているのではなく、インスタ映えを狙っているのか、今どきの「レトロ可愛い」を取り込んでいます。
昭和や大正モダンのような、手描きフォントのパッケージにお菓子やおつまみを入れて販売するのは、発想が新しく驚きました。コンビニにあるような大手製菓メーカーのパッケージデザインとは真逆をいくもので、既存のデザインに飽きている若者からしたら目新しく映るはずです。価格もワンコインで手に入るという、オリジナルデザインを低コストで実現しているというのが凄いです。
季節商品もサイズと価格が絶妙に良い
クリスマス雑貨もさっそく置いてありましたが、手頃な価格で海外風なシーズン商品を展開していて、コレなら買える!と思える商品とボリューム感があります。
デザイン性に優れたダンボール製のキャットタワーなども陳列されていました。
オーサムカフェも驚きの低価格と可愛さがある
併設されているオーサムストア&カフェも同じように低価格でオシャレを楽しめるコンセプトになっています。
席数があり、間隔にもゆとりがあるので、ワンドリンク600~700円でもおかしくなさそうな空間作りなのに、500円以下に設定されています。オーガニックコーヒーなんかは1杯198円(税別)という価格破壊で、少し食べて飲んでワンコインちょっとという破格の安さを誇ります。
今回は買い物だけで実食していないので味わいの方はわかりませんが、既存のコーヒーチェーンとも異なる独自のジャンルを開拓しているように思えました。
安くてカワイイ原宿の文化を継承した雑貨屋さんだった!
立地と店の雰囲気からして、商品価格が今の2倍しそうなモノが手頃に買えるという新感覚な雑貨屋さんでした。素晴らしい点は、今や高価格帯商品も販売している大手の100円均一ショップと異なりデザインがが一貫しているということです。一つずつのプロダクトが全体を構成しているので、店内で何個か手にとったときにバランスが良いということです。
きっと家に何個か飾っても雰囲気が合うと思います。大手の100円均一ショップなんかは、玉石混交な雑多な商品の中に「コレは売れるでしょ!」といかにもな可愛い商品を織り交ぜたり、有名なキャラクターとタイアップをしています。
例えばサンリオやディズニーとのコラボ、ツイステッドワンダーランド、ちいかわなど安直にファンが多いものとタイアップして話題性を獲得する節があります。オーサムストアは今のところ独自デザインの商品構成で、有名タイアップというのは見かけませんでした、その点で純粋に全体のコンセプトで勝負しているのだと関心しました。
そんなワケで、男性視点な雑貨店の批評になってしまいましたが、初めてならきっと驚きの経験ができるはずです。東京都内だと、渋谷区宇田川町、神宮前(原宿)、池袋、町田市、立川市、二子玉川、ラクーア(東京ドーム)、八王子、葛飾区亀有などに店舗があります。イオンモールやららぽーとなどのショッピングモールにも入っているようです。
話の話題にもなるので、一度行ってみてくださいね!