「合わせるパンツ分からないからやっぱりジャケパンやめよ……」という日曜日の朝を打開するための講座。
第7回!「失敗しないジャケットとパンツの組み合わせ方」講座もだんだん上級になってまいりました。
1つのジャケットに複数のパンツを合わせながらマッチングを検証するシリーズです。
シリーズ『失敗しないジャケットとパンツの組み合わせ方』
これから使うパンツは6種類。
①ベージュのチノパン
②ウール生地スラックス(グレー)
③ワインレッドのスラックス
④紺ストライプのチノパン
⑤グレンチェックのチノパン
⑥白のジーンズ
NGも含めてひとつずつ組み合わせながら、どういう理由でその組み合わせが良いのか、なぜそのパンツをそのジャケットと組み合わせてはいけないのか、解説しています。
今回のジャケットはまあまあ定番、持っている人も多いはず!
紺チョークストライプの綿テーラードジャケット
紺にチョークストライプは、スーツでもおなじみのストライプ柄。
綿のテーラードジャケットは伸縮性があり、カジュアルな印象。
①ベージュのチノパン
評価 ◎
紺のチョークストライプ柄ジャケットが相手でも、ベージュパンツはばっちり。というかジャケパン着こなしにおいては失敗なしの無敵アイテムです。
色の組み合わせから言っても紺とベージュは理想的な組み合わせで、ジャケパンにも向いています。
素材的にも両方コットンなので、カジュアルで統一感のある安定したジャケパンスタイルの着こなし方ですね。
ネクタイなどをしたいと思ったら、ベージュ系かブルー系で選ぶのがおすすめ。
せっかくまとまりのあるコーディネートなので、邪魔にならない無地や小紋柄のネクタイを選びたいところです。
②ウール生地スラックス(グレー)
評価 ◯
実はこのチョークストライプの綿ジャケットは、背抜き加工でやや薄手。
本来は春夏向きのテーラードジャケットのようです。
でもこのジャケットに限って言えば表面があまり春夏っぽい手触りではなく、オールシーズン的であったのでウールのスラックスとの組み合わせもOKにしました。
色の組み合わせは定番中の定番、ジャケパン着こなしのスタンダードとも言えるグレーと紺。
相性が良いのは当然のこと、上品な印象になります。
③ワインレッドのスラックス
評価 ◎
オールシーズンの綿ジャケットと細かい綿のコーデュロイであれば、春や秋のコーディネートに最適。
やや暖かみのある印象と涼しげなイメージを併せ持った、それこそオールシーズンなジャケパン着こなしです。
カラーコーディネートも問題無し。
赤と紺はかなり仲がよく、紺のジャケットのパイピング(裏地などの縁取り)には多くの場合赤が用いられますね。
上品でありながら華やかさもあるジャケパンになる色の組み合わせといえば、ダントツで赤と紺です。
ちなみにスーツのコーディネートでも赤と紺はおすすめ。
④紺ストライプのチノパン
評価 ×
いつも書いていることになりますが、似た柄を組み合わせるのはジャケパン着こなしにおいて最も失敗しやすい。
基本的には避けましょう。
今回の場合には色合いも素材感も微妙に異なりますし、ストライプのピッチ等も違う。
「ちょっと違う」
は違和感とチグハグ感を生んでしまいます。
似たストライプや似た色は組み合わせず、紺なら無地のグレーやベージュ、淡い水色などを組み合わせるのがおすすめ。
⑤グレンチェックのチノパン
評価 ◯
グレーと紺の組み合わせは良いのですが、テーラードジャケットもチノパンもどちらも柄物なので着こなしにくいです。
ただし、白シャツでシンプルに着れば着れないこともない組み合わせなので◯に。
他に柄物を組み合わせてしまうと完全にアウトですが、これならギリギリのラインかも。
すごくセンスの良いジャケパン着こなしではありませんが、他にパンツが無ければこれでもまあ変ではないはず!
⑥白のジーンズ
評価 ◎
白と紺を合わせた場合、ベージュと紺を合わせるよりもシャープで都会的、洗練されたイメージのある着こなしに。
この白いジーンズと綿生地のテーラードジャケットはかなり相性が良いです。
白シャツで着る場合にはあまりに白白しているので、ネクタイなどを着用し前ボタンをしめましょう。
ノーネクタイでジャケパン着こなしにしたい人は白シャツの代わりに淡いグレーやブルーなどの、やや個性的なシャツを。
幅の広いチョークストライプなので、細幅であればストライプシャツを組み合わせても全然センスよく決まります。
皆さんも持っているかもしれないチョークストライプの紺ジャケットを使ったジャケパン着こなしでした。
まだまだこのシリーズ、続く!!!かも!