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2万円は高すぎる?Chateau Haut Bailly シャトー・オー・バイィ【グラーヴ地域ペサック・レオニャン】

今年は真剣にワイン旅行をしてきたので、実際に飲んだ銘柄を紹介していきたいと思います。
エノテカで「熟成したボルドーが飲みたい」と相談したところ、「現在バックビンテージの取り扱いが少なく、取り寄せでしたら可能ですが…」と返答を受けて悩んでいると「あ、1本セラーにあるかもしれません」と出てきたのが、この「シャトー・オー・バイィ」初めて見たエチケットですが、どうやらボルドーのグラーヴ地域ペサックレ・オニャンにあるグラーヴ格付けシャトーの一つです。

ゲストが滞在できるシャトー

VOUS SEREZ LES BIENVENUS DANS LA SERENITE DES CHAMBRES D’HOTES DU CHATEAU LE PAPE, A LA TABLE PRIVEE POUR UNE EXPERIENCE GASTRONOMIQUE, OU POUR VISITER LES COULISSES DE L’ELABORATION D’UN GRAND VIN.

穏やかなシャトー・ル・パプのゲストルーム、プライベート・テーブルでの美食体験、偉大なワイン作りの舞台裏の見学など、お客様をお迎えします。

公式サイト https://www.haut-bailly.com/

公式サイトより一部の写真と文章を引用してみます。

ベッド&ブレックファースト

シャトー・ル・パプ
オー・バイリーのすぐ近くにある、格調高いグラーヴのテロワールの秘密をご紹介します。Château Le Papeの客室は、100年以上の歴史を持つ庭園の中心に位置し、快適さと静けさを提供しています。日陰のテラスと、ブドウ畑を眺められるプールが、あなたをリラックスさせてくれます。

ザ・プライベート・テーブル

シャトー・オー・バイリー
ラ・テーブル・プリヴェ・ドゥ・オー・バイリーは、料理とワインのペアリングという点で、ボルドーの参考になります。シャトーのダイニングルームでは、シェフのジャン=シャルル・ポワンソが考案した、地元の生産者から選んだ旬の食材を使ったメニューをお楽しみいただけます。4人から15人までのアットホームな雰囲気の中で、細部にまでこだわった料理と心のこもったおもてなしで、自分だけの特別な時間を過ごすことができます。

シャトー・オー・バイリー

公式サイトやエノテカの販売ページを読んでみると、歴史が長く植樹してあるブドウの木も樹齢100年を超えるものまでるというオーセンティックなボルドーです。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン(55%) 、 メルロ(35%) 、 プティ・ヴェルド(5%) 、 カベルネ・フラン(5%)というボルドー左岸にありがちなアッサンブラージュ。

グラーヴの格付けにおいて、わずか16シャトーしかない偉大な格付けシャトーの1つ。全体の15%のブドウ樹が樹齢約100年という稀少な古樹で、そこから収穫されたブドウをさらに最新機器を使って選果。また瓶詰の際も濾過処理を行わないことで、ブドウの旨味が溶け込んだ奥深い味わいをお愉しみ頂けます。

シャトー・オー・バイィは、周辺で最も高い丘の頂にあり、日当たりがよく水はけも優れているという、この上ない立地 。特筆すべきは、全体の15%のブドウ樹が約樹齢100年という古樹であること。古樹特有の凝縮感と複雑味をワインにもたらします。
ブドウを収穫後、「ALIEN」と呼ばれる選果機ので、台上のブドウを撮影し、未熟な粒を吸い上げます。徹底した選果を行うことで最終的なワインの品質を高めています。熟成には新樽を50%程度用い、また瓶詰めの際に濾過処理を全く行いません。こうして造られるワインは、絹のように滑らかな優しいテクスチャーで、ブドウ本来の旨味に満ちた滋味深い味わいが特徴です。(https://www.enoteca.co.jp/item/detail/010061051より引用)

実際に飲んでみると確かに美味しいのだけど価格が少し高い?

ボトルを開けてテイスティングしてみると、古典的なスタイルのボルドーでタンニンがきめ細やかで溶け込んでいるので、ひっかかりを感じさせません。滑らかで完成度の高いワインです。
2021年にもかかわらずヴィンテージも2002年という20年近く前のバックビンテージを譲っていただけて、エノテカのコンディションは完璧です。

テイスティングすると少し土っぽくて、おだやかな酸化、余韻はそれほど長くないあっさりとした印書を受けました。確かにV.V.ヴィエーニュヴィーニュなのですが、ポイヤックやサン・ジュリアンに慣れているとエレガントさが足りないような気がします。
1万円を切っているのであればコスパは良いのですが、2万円を超えてくるとメドック格付け2級の「シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン」のファーストが狙える価格帯です。少し強気すぎる値段な気がしました。

熟成度合いからすると、まだまだ長期熟成は可能で保管環境の良いセラーであれば2030年以降であっても美味しく楽しめるのでは?と思います。

こちらは並行輸入品ですが、2007年が9,370円で販売されています。
この位の価格であれば、ボルドー好きであれば一度試してみるのも良いかもしれません。
抜栓後は2~4時間でピーク、翌日は穏やかに酸化。3日目以降は劣化していくと思います。

ヴィンテージやボトルごとにも差がありますが、飲み頃の目安にしてみてください。

 

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