「ポマールはいいぞ?」この半年でブルゴーニュの村を上から順番に飲んできましたが、ポマール&ヴォルネイはやはり美味しいですよね〜
ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュなんかは王道の人気でエノテカなどに行っても複数の在庫がありますが、ポマール&ヴォルネイ、サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌなんかはやや少ないように思います。
ポマール デセトー フェラン2017 の味わいレビュー
今回飲んだのがドメーヌ・デセトー・フェランのポマール、「1899年設立の親子代々受け継がれてきたワイナリー!」と書いてあるだけで日本語の情報はほぼありません。
本家のフランス語のサイトを見ても、セパージュや畑の特徴、樹齢などに関する情報が見当たりませんでした。
そういった意味では、情報を飲むことができず、自分の舌を試すワインといえます。
トップノートは新鮮なミルクに爽やかな酸味、温度が冷えているとブショネの特徴に一種見間違えるような香りでした。
常温に近くなってくると鮮やかな生ラズベリーとミントのような清涼な香りが漂ってきます。ミルク感も残ったまま、とても良いブルゴーニュの特徴が出ています。
ミント感からフィサン?に一瞬錯覚しますが、口に入れるとドライで非常に辛くて乾いた味わいです。
わたしは”ボーヌ”と答えてしまいました。りんりんのテイスティングは一瞬で「これはポマールですね、ヴォルネイと一瞬迷ったけれど、悪くいうと水っぽさがポマールだとわかる。」
お互いのレビューでは、公式情報はないけれどV.V.(ヴィエーニュ・ヴィーニュ)の古樹で推定50~60年の平均樹齢。
そこから湧き上がるミネラル感が信じられないほどにパワフルです。完全除梗で新樽率が10%未満ではないか、と予想しました。
二日目はザクロのような酸味に黒い薔薇、有機シナモン、少し中国の漢方薬(名前は不明)な香りがある。
高麗人参かな?とにかく強いエネルギーと滋味深い味わい。
これで8,000円なら納得の値段です!実際はセールでもっと安く購入しました。