アセットコルサ!?宇宙一壊れるマセラティ3200GTのこと!?
大人本読者であればきっとこう思うでしょう。
しかし今回に限ってはそうではなく、プレイステーション4のレーシングゲーム「Assetto Corsa」です。KUNOS-Simulazioni Srlというイタリアの会社が開発したもので、9月27日に満を持して発売しました。
残念ながら3200GTは収録されていませんし、マセラティもクアトロポルテGTS、レバンテS、アルフィエーリ、その他昔の車種とレーシングカーというラインナップです…。フェラーリもF355ベルリネッタやF430が無いなど、90年代のスーパーカー好きには物足りない車種となっています。
ダウンロードにめちゃめちゃ時間が掛かる
とりあえず車種の収録数が少ないのは仕方ないとして、ダウンロード版を6,000円で買ったのですが、致命的な点としてダウンロードに1時間ほど掛かり「さて、プレイしよう!」と思うと車種が1個しか選べません…。(しかもアバルト)
全ての車種とコースを使うには、さらに4~5時間待たないと完全にできないのです。なので「よし遊ぼう!」となる半日前か前日にはダウンロードしなければならないのです。
細かいコントローラーの設定なども無いので、イタリア製らしい雑な仕様です。
あなたが普段アバルトに乗ってるのであれば、すぐに遊べるゲームです!
ゲームは4種類の内容
酒に酔いながらワイワイ皆でプレイしようと買ったのですが、なんと1プレイ用!
レースゲームで2プレイ対戦が無いソフトはまず見かけないので驚きました。
「スペシャルイベント」「キャリア」「ドライブ」「チャンピョンシップ」とあるのですが、どれも驚くほど難易度が高いです。
筆者はグランツーリスモを1~6+Sportまで何百時間もプレイして、挙げ句にスポーツカー(実車)を何台も買ってサーキットも行ってるのに、アセットコルサでは全然勝てません。
レースゲーム経験者でも攻略できない鬼設定
今回、標準のPS4コントローラーと「スラストマスター Thrustmaster T300RS GT Edition Racing Wheel」というハンドルコントローラーで遊んでみました。
サーキットで実車に乗ったことのあるBMW M4と、昔の愛車であるマツダRX-7でラグナセカを走ってみました。
スタート直後の1コーナーは急になっていて減速しないと曲がれないのですが、なんと60キロほどまで落とさないとエスケープゾーンにはみ出てしまいます。
ブレーキで十分に減速しないと絶対に曲がりません。
レーシングタイヤであれば80~100キロで曲がれるカーブが実車よりも難しく設定されています。実車のBMW M4やRX-7はハイグリップタイヤを履いていると気持ち悪いくらいに曲がります。
アセットコルサ、リアルというよりは厳しすぎます…!
そしてタイムアタックでなくレースモードにするとPC対戦相手が出るのですが、EASY(イージー)モードにしても全然勝てないほど難しいのです。
経験者でも難しいので、入門者であれば初めてのレースから全然勝てずにつまらないと思います。アバルトやRX-7であればスピードが遅いので、まだ対応できますが収録されているフェラーリやランボルギーニなどのレーシングカーであれば絶対に運転できずタイムアタックさえ危うい状況です。酔いも覚める難しさと言えます。
やはりレースゲームのお勧めは安定のグランツーリスモ
難易度と遊びのバランスを考えて、お勧めできるのは安定のグランツーリスモです。しかし最新版の”スポーツ”は車種も少なく、過去作品のコースも無く微妙です。
グランツーリスモ3 A-spec グランツーリスモ4 グランツーリスモ5。少し古いですが、この辺りがお勧めです。XBOXを持っているのであれば、収録車種の数からForzaも良さそうです。
アセットコルサはストイックに車ゲームを極めたい人には良さそうですが、簡単にゲームで遊びたいなぁ!という人にはお勧めできません。
更にリアルさを追求するなら…
超本格的な操作性と、写真モードも遊べる和ゲーがお勧め!(嘘)
「ファンドライブ」と「おもしろレンタカー」かなり良いですよ。1日1万円からスポーツカー&スーパーカーに乗れます。法定速度で走らなければならないのですが、写真撮影したら楽しそう。
ランボルギーニ・ガヤルド乗ってみたいなぁ〜〜