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Amazon Musicでお勧めのクラシック(雰囲気で選択)

Chopin: Concerto No. 1 in E Minor (Remastered)
Arthur Rubinstein, Stanislaw Skrowaczewski, New Symphony Orchestra of London

ポーランド出身の名ピアニストであるアルトゥール・ルービンシュタインよりショパンのピアノ協奏曲第1番です。数多くのピアニストがこの協奏曲を演奏していますが、中でも名演と言えます。スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮するロンドン交響楽団が少し走り気味の演奏ですが、オーケストラがぴたりと息が合い調和しています。ルービンシュタインの演奏は、力強さよりは繊細さが出ていてタッチがとても優しく滑らかです。ピアノ協奏曲は感情の起伏が激しいような演奏をする人が多いのですが中央ヨーロッパのガラス細工のような繊細さを兼ね持ちます。

ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31の2《テンペスト》
第3楽章: Allegretto マウリツィオ・ポリーニ & Ludwig van Beethoven

ポリーニによる完璧な演奏、技工としか表現できないテンペストの一章です。
パソコンソフトで再生するよりも正確な演奏で、完璧としか言いようがありません。筆者はルービンシュタインのような少しムラのあるタッチが好きですが、ポリーニは清々しいほどに完璧で教科書のような演奏です。

Beethoven: Violin Concerto in D, Op. 61-1. Allegro Ma Non Toroppo
Miklós Szenthelyi,György Gyoriványi-Ráth, Hungarian State

ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、ミクローシュ・セントヘイVn.ジェルジ・ジョーリヴァーニ=ラート指揮するヴァイオリン協奏曲です。
本当はこちらの盤がお勧めですが、アマゾンミュージックにないので…。ヤッシャ・ハイフェッツと比べると慎重で音が細いですが、中々に良い演奏ですよ。

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第 2番 イ短調, BWV 1003: 4. Allegro
郷古廉/加藤洋之『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタNo. 2

魔術師のような独創的なバッハの世界観に連れ込まれます。”無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ”はバイオリンの独奏ですが、郷古廉氏の弾く演奏は一見乱暴な速弾きのように聞こえますが、全体を通すと”それで”バランスが取れてしまっている素晴らしい演奏です。古典的な奏法が好きなクラシック好きからすれば邪道かもしれませんが、花木から蝶がさっと消えてしまうような不思議な錯覚に陥ります。

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 – 第4楽章 クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)

王道の演奏が聞きたければ、こちらがお勧めで

愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3(リスト)
フジ子・ヘミング『カーネギー・ホール・ライヴフジ子・ヘミング

フランツ・リストの愛の夢、この収録ではフジコ・ヘミングの中でも「奇跡のカンパネラ」のものと比べるとゆっくりとした演奏です。タッチも柔らかく優しさを感じます。ミスがあるのはご愛嬌…!

巡礼の年 第1年 スイス/4. 泉のほとりで(S.160) 

本当はルービンシュタインの、泉のほとりでが好きなのですが収録なかったのでこちらを。奏者が分かりませんが、魚が飛び跳ねるような可愛らしい演奏です。
それともレールから落ちそうなおもちゃの列車でしょうか。

Ballade No. 2 in F Major, Op. 38 Artur Rubinstein
『Chopin: Ballades and Scherzi』より

最後にバラードの2番。曲の途中で”Presto con fuoco”突如荒れ狂う嵐のような第2主題がイ短調で現れますが、その息を呑む一瞬のタッチがルービンシュタインは見事に表現しきっています。プライムミュージックには多くのバラード2番がありますが、素晴らしい!と思えるのはルービンシュタインとポリーニくらいです。
他に10人ちょいしか居ないというのもありますが。編集部はっしーが適当に選んだクラシック、アマゾンプライム会員の方はぜひとも聞いてみてくださいね!

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