意外にも知られていない、ミックスナッツを劇的に美味しくする方法…。今回、大人になれる本読者に伝授します。
それは、フライパンで炒ること…!!
それだけって思ったでしょ!?!?
コレが実は非常に大切で、煎りたてナッツの香りが出てビールやウイスキーにピッタリなのです。
写真はIHクッキングヒーターですが、ガスコンロの方がうまくいきます。
油を引かずに一度高温にして、20秒〜1分位フライパンを煽りながら煎ります。
このとき素煎りの食塩・植物油不使用のもので、もし塩味が欲しい場合は、ミネラル感のある天然塩を指ひとつまみ入れてまんべんなく振ります。
イタリア塩や岩塩などの粒が大きいとナッツに塩がなじまないので美味しくありません。また伯方の塩など安すぎてミネラル感の無いしょっぱいだけの塩はだめです。直接なめて旨味のある塩をえらびます。藻塩などもお勧めです。
トリュフ塩は黒・白・産地によって相性が異なりますので、少量で先に試すといいですね。
他の裏ワザは、ずばりハチミツ!!
輸入食材店にありがたそうに、ナッツのハチミツ漬けが2千円近くで売られていますが、家庭で簡単に作れます。市販のミックスナッツをハチミツにつけて、小さなスプーンで食べたり、ロックフォールなどのブルーチーズに添えて食べます。
国産純粋 巣みつ(巣蜜・コムハニー)
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このときのハチミツは、なるべく良質なものを選びます。一概には言えませんが、巣のまま入ったものなどは良質な傾向にあります。また温度が低くなると白く固まってしまうものも良いものと言えます。逆に冷えても全く固まらないサラサラ液体のようなハチミツや、加糖・精製蜂蜜や異性化糖など添加や濃縮されたものは余りよくありません。
アカシア、レンゲ、タイム、ローズマリー、ラベンダーなど蜂が採取する前の花の種類によって味わいと香りが異なります。こればかりは国産が良い、フランスなど輸入品が良いとは言えません。どちらも一長一短で好みのもので漬け込むと良いです。
料理が好きな人であれば庭で採れたローズマリーなどを乾燥させて、ハーブと一緒にナッツをハチミツを漬け込めば本格的なおつまみが楽しめます。
しかしそこまでこだわるのであれば、ベースのナッツの産地・加工にもこだわると良いです。特にクルミ、アーモンドなんかは産地によって味と香りが全く異なります。品質が高く、焙煎してから時間がそれほど経ってない、もしくは真空してあるものを選ぶと完璧です。
ハチミツ以外では、上白糖とミックスナッツをフライパンで加熱してトロトロの状態にします。温度を常温に戻して包丁で丁寧に刻みます。それをハーゲンダッツのバニラアイスなどに乗せて、最後にガスバーナーグリルで軽くキャラメリゼすれば、なんちゃってデザートの完成です。ミックスナッツをスプーンで崩しながらアイスを食べれば、ブラン・ド・ノワールなど力強いシャンパーニュにも合うはずです。
ぜひ、市販のミックスナッツを本格的に楽しでみて下さいね!