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アルマン ジョフロワ ブルゴーニュ ルージュ 2011

とても繊細なブルゴーニュ アルマン ジョフロワ

HARMAND GEOFFROY BOURGOGNE ROUGE
フランス ブルゴーニュ地方 AOC(地区) ピノ・ノワール

1815年より続くドメーヌ。村名AOCと1級ワインはジュヴレ・シャンベルタンのみ、特級はマジ・シャンベルタンを造っています。

畑は0.25ヘクタール、平均樹齢は30年。新樽は10%で12ヶ月熟成。最新の技術に頼らず、伝統的な醸造方法とリュット・レゾネ(減農薬)でテロワールを表現することにこだわっています。若いうちからフルーティーで口あたりのよいブルゴーニュ・ルージュです。

所有畑は約6ha、認証は取得していないが、農法はビオロ ジックで、収穫されたブドウは100%除梗され約15℃の低 温で5日間マセラシオンが行われる。その後10-12間の主 発酵期間を経た後、ヴィラージュもので約3割、1級以上は 約5割の新樽比率で1年程度樽熟される。
(メーカーのPRコメントより抜粋)

このアルマン・ジョフロワはジュヴレ・シャンベルタンに位置して、今回テイスティングしたのは中でも一番価格帯の安い「ブルゴーニュ(ブレンド)」です。
4,500円と手頃な価格にしては美味しかったのでレビューを書き留めたいと思います。(いつものことながら、かなり抽象的なレビューですみません。)

テイスティング・レビュー

抜栓直後は梅、それも梅干しのシソと漬けてあるような香り。
そこから2分もせずに小粒のベリー、冷凍庫で冷やしたラズベリーを頬張る感じ。
時間が少し経つだけで、梅はすっと消えって、わずかに梅感を残しながらフルーツと花。

5分程度で冷えたラ・フランスの香り、まだ青っぽい熟れていないラ・フランス。
香りが揺れて、全体的に涼しく9月の鈴虫の声を聞きながら秋の風を感じるような。
このタイミングで急に甘みが出てくる、抜栓直後は甘みがほとんどなかったのに、ジワリと甘さが出てくる。
酸はほとんど無く、ロゼワインのようなニュアンス。グラスの中で空気に触れて10分程度で香りのピークを迎える、秋から冬に向かうようにベリーの香りが消えてゆき、残るのは枝葉のような、静かな森の中がでウサギを見つけるような雰囲気。

先ほどのショ糖のような押しつけのつよい糖は消えて甘さが減ってゆく。
15分程度でわずかにタンニンの渋さが表に出てくる。

最後は突然雑っぽい荒々しい大粒の酸が出てくる。ボディには厚みが無く、ささやくように静かに進む滋味の進行。

モレ・サン・ドニ(ジュヴレ・シャンベルタンのすぐ下)のジェラード・ラフェに比べてブーケ感はほとんどありません。ですが、静かに進む独特の梅のような香りはエレガントで感動を受けます。
まさに涼しい秋の夜長にぴったりの1本です。料理よりもフレッシュなチーズや桃などフルーツを頬張るのが合うと思います。

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