こんばんは、ライター田中です。
今日はどうしてこんな遅くになって記事を執筆し始めたのか。それはかの絢爛華麗な香りで人を記事執筆へと誘い込む、フォションのTEA FOR TWOを飲んだことに起因していると、私は思っているのです。
さて、今日は私を含む日々まじめに仕事をしているビジネスマンが、そのスタイルをぐんと格上げしたいときに選ぶべきシャツを3つ紹介しようと思います。
それでは、早速いきましょう。
Luigi Borrelli ルイジボレッリ
目新しくもなんともないシャツではありますが、世界最高峰のシャツであることに変わりはありません。
ルイジボレッリは、イタリアにカミチェリア(シャツ工房)が溢れかえった現在でも、間違いなく最も有名なハンドメイドシャツブランドとして名を馳せています。
ルイジボレッリのシャツの良さは、やはりその作りの良さです。少し前肩なシルエットで立体を作り上げたこのシャツは、大変着心地が良く、量産の既製服でありながら注文シャツのような快適さを得られます。
長時間のデスクワークを強いられるビジネスのシーンでは、セレブのパーティよりもむしろ高級シャツの恩恵に授かりやすいと言えますね。
ただ一つ避けて頂きたいのが、LUXURY VINTAGEとだけ入ったタグのボレッリ。こちらはカジュアルなブランドラインになりますので、ビジネスにはあらかた不相応です。
すでに定価4万円というプライスになっており、中々手の出しにくいシャツではありますが、オンラインでは1万5000円程度から手に入る場合もあります。ジャケットに比べサイズに関して比較的寛容なシャツは、ネットでの購入も前向きに検討しましょう。
BARBA バルバ
こちらもまた定番中の定番ですが、やはり欠かすことのできない選択肢でしょう。
もともと比較的お手頃な価格が魅力であったバルバは、少し高くなったとはいえ、フライのシャツが定価7万円を超えるこのご時世、手の届きやすい価格と素晴らしいクオリティで非常にバランスの良いシャツとして今でもおすすめです。
手縫いによる袖付けと、マシンメイドの巧みな組み合わせ、なんて紹介されるバルバですが、なんのことはない、マシンメイドのシャツの袖付けとガゼットの縫いを手縫いにした、とそういうことなのです。
しかしそんなかいつまんだ「手縫い」という言葉では表現できないのが、バルバのシャツの魅力です。
このシャツは、他のブランドにはない独自のパターンを持っています。スマートにしぼられたウエストラインはドレッシーな印象、しかし肩周りは決して窮屈にならず、長めの袖は人の動作を一切妨げない。考え抜かれた立体と、動作を計算したかのような「マージン」が、バルバのシャツの着心地を特別なものにしているのです。
個人的には、定価で買ってもっとも満足いくのはバルバのシャツではと思います。
Brioni ブリオーニ
定価5万円〜8万円のシャツをビジネス向けに買うのは現実的ではないかもしれませんが、どうしても紹介しておきたくなってしまうのが、このブランドです。
ブリオーニ、紳士既成服の頂点と言われるこのブランドのシャツは、またビジネスマンが憧れるのにふさわしい一着なのです。
ブリオーニといえば、ピアースブロスナン。私はいつもそう思っていました。映画007で彼が着こなすブリオーニは実にクラシックで、まるでロンドンの仕立てかと思われるほどの重厚感です。
ブリオーニのシャツは、フライのシャツを思わせる精巧さと、ブリオーニならではの極上の生地が魅力です。
極細のピッチでエッジすれすれを縫う手法はフライと同様ですが、さらにブリオーニはそれをオーセンティックなシルエットで仕上げる。堂々とした風格のあるシャツ、という点で考えればブリオーニに勝るものはありません。
もちろんブリオーニのシャツはミシン縫いを使って仕立てていますので、その点では他にも手のかかったシャツなどたくさんあります。
しかし憧れられるシャツは、やはりブリオーニ。一度は着てみたいと思わせるその精巧さとゴージャスさ、完璧な装いを手に入れられる美しさ。体験してみてください。
いかがでしたか?
今回はビジネスマンにおすすめの、スーツスタイルを格上げするブランドを3つ紹介してみました。是非チェックしてくださいね。