パーティでも同窓会でも、記念日のデートでも臆することなく着こなせるドレススタイルを習得したい!
なんて思ってしまったお洒落意識の高い人のために、今回はメンズのドレススタイルを簡単に紹介。
そもそもドレススタイルとは何なのか?何をどう着れば良いのか?基本的なことから学んでいきましょう。
男のドレスとは?
では早速メンズのドレススタイルについて考えていきますが、そもそもメンズの「ドレス」とは何でしょうか?
女性のドレスは実に様々です。ワンピースタイプを基本にはしていますが、完全にシンプルなワンピースからセパレートに見えるデザインもあり、色や素材、フリルやプリーツのデザインなどが非常に様々です。
しかしメンズのドレスは大変シンプル。「タキシード」と「スーツ」の二つなのです。
男はパーティでは、主役である女性達の引き立て役です。そもそもパーティは西洋の文化ですが、その西洋はレディファーストの地域ですよね。そういうことで、男性は黒のタキシードを着て、女性を引き立てることが最大のお洒落とされています。
だからメンズはタキシード、また略礼装としてタキシードの代わりに着るスーツがドレスなのです。
ドレススタイルの定義
しかし「ドレススタイル」という言葉が一般的に差しているのは、タキシードやスーツだけではありません。それらをベースとした、ちょっとフォーマルな雰囲気の漂う綺麗目な着こなしのことを便宜上ドレススタイルと呼んでいますね。
多分皆さんが知りたいのもそちらのドレススタイルではないでしょうか?
昨今タキシード着用のパーティというのはそれほど多くありません。レセプションパーティや、セレブな人達が一年に数回ずつ開催するようなパーティくらいでしょう。
むしろ同窓会や婚活パーティのようなちょっとした機会に使えるような、綺麗目だけどかっちりしすぎない着こなしを習得しておくのが、より実用的ですよね。
そういうわけでここではドレススタイルを「ドレッシーなスタイル」という意味で定義してしまい、その始め方やコツを紹介していきます。
ドレススタイルの始め方
ドレススタイルを着こなしたいのであれば、まずはダークスーツの着こなしを基準にし、そこから変化を加えていくのが一番です。
例えばそこそこフォーマルなパーティであったとしても、チャコールグレーやダークネイビーのスーツに白シャツとシルバー系のネクタイを合わせ、ベストとポケットチーフを入れて着こなせば、問題なく出席できます。一般的にダークスーツと呼ばれるものですね。
これが同窓会や婚活パーティ、デートになったときの服装を考えるべきか?
簡単です。そのフォーマルなパーティからどれほどカジュアルダウンしたイベントかを考え、それに合わせて服もカジュアルダウンしていけば良いのです。
ドレススタイル、カジュアルダウンのやり方
例えば同窓会の会場がかなり高級なホテルのイベント会場だったとしたら、おそらくはフォーマルなパーティに通用するダークスーツの装いで出席するのが良いでしょう。
婚活パーティがフレンチカジュアルのレストランだったなら、もうちょっとカジュアルダウンします。先ほどのダークスーツのベストを抜いて、柄物の華やかなネクタイやポケットチーフを用いても良いですね。
では、カフェでのランチミーティングは?これだったら、ジャケパンスタイルが良いですね。ちょっとしっかり目のテーラードジャケットをチノパンに合わせて、ドレスシャツとネクタイで決めましょう。
またちょっと派手目が求められるようなお洒落なイベントなら、ひねりをきかせたジャケパンで着こなすのも良いですね。
休日のデートならもっと、くだけてテーラードジャケットを一点合わせたカジュアルな着こなしにしてみましょう。カジュアルな中にしっかりとした雰囲気が出て、デートでは大変喜ばれます。
このように完璧なスーツの着こなしを習得しておき、状況に合わせてそれをカジュアルダウンしていく着こなしが良いですよね。
カジュアルダウンは以下のようにしましょう。(下に行くほどカジュアルになっていきます)
- タキシード
- ダークスーツ+ベスト+白シャツ+シルバー系ネクタイ+白ポケットチーフ
- ダークスーツ+白シャツ+柄ネクタイ(明るい色)+柄ポケットチーフ
- カジュアルなスーツ or スーツ生地スラックスでのジャケパン
- チノパンを使ったジャケパン
- カジュアルなアイテムを盛り込んだジャケパン
- テーラードジャケットを使ったカジュアル着こなし
相手からどう見えるかを考えよう
しかしこういった着こなしの具体的なこと以前に、もっと重要なことがドレススタイルには存在します。
それは「相手からどう見えるか」を意識して着こなすこと。
友人と遊ぶときの私服であれば、何を着たっても構いません。
しかしパーティや同窓会などでは、会場にいる一人一人がそのイベントを作り上げていると言っても過言ではありません。そこでは周りの人からどう見え、会場の雰囲気をどうやってよりよいものにするかを第一に考えるのが大事です。
また記念日デートにドレススタイルでちょっとかっちりとした着こなしでいこうと思うのであれば、決してそれは「ひとりよがり」になってはいけません。
例えば「今日は高級なレストランにも行くし、白パンに紺のジャケット。シャツはストライプで、ダンディなダブルのジレを入れて、ストールを雑誌LEONに載っていたテクニックでふんわりとじジレに差し込む。ネクタイは少しずらして、アクセントのペイズリーのチーフはイタリア式のクラッシュドで……」なんて。
これはファッション関係者としては優秀ですが、彼女の気持ちを丸無視です。彼女としては普段よりもちょっと大人っぽい服装で、高級レストランやバーの雰囲気にもとけ込んで、さらっとリードして欲しいのが、彼女のささやかな希望です。
ドレススタイルは決して「自分がこうしたい、これを着たい」が先立つスタイルではありません。それは現代のドレススタイルの原点があの真っ黒なタキシードにあることを考えても、理解できますよね。
まずは「相手からどう見えるか」を軸にすること。これがドレススタイルの基本です。
いかがでしたか?
今回はメンズのドレススタイルについて簡単に解説してみました。
ぜひ覚えておいてくださいね。またドレススタイルの考え方を普段のスーツや休日のカジュアルの着こなしに取り入れると、お洒落がグレードアップします。お試しあれ。