メンズ今年注目のチェスターコートはこれ!

メンズファッション

ここ数年で俄然ポピュラーになり、今年の秋冬にも一大トレンドが予想されるチェスターコート。テーラードジャケットのようで綺麗目な雰囲気と、ちょっとクラシカルな縦長のシルエットが美しいチェスターコートが流行るのは嬉しいことですね。しかし皆がチェスターコートを着始めるということは、センスの良いチェスターコートを選ぶことが大事です。

そういうわけで今回は、今年注目で絶対チェックしたいチェスターコートを4つ紹介します!

ベージュのチェスターコート

valditaro coat

昨年に引き続き、最も注目を浴びているチェスターコートが、ベージュや明るめキャメルのチェスターコート。

ちょっとリッチでヨーロッパ的な印象のあるこれらの色のコートを、タートルネックのニットと青デニムで着こなしたり、はたまた紺ジャケットのオーソドックスなジャケパン着こなしに合わせたり。

使い勝手が良いにも関わらず、一瞬でお洒落な印象を作ることのできるベージュ系のチェスターコートは、この流行だけにとどまらず、今後定番のアイテムになっていくことが予想されますね。

ただしこのベージュ系のチェスターコートは、品質の良し悪しが大変良く目立つコートです。明るい色の分、生地感がダイレクトに出るし、ステッチの精度などもよく目立ちます。またシルエットが良くないコートの場合、膨張色なのでスタイルが悪く見えてしまうかも。

予算の許す限りで良いので、できるだけ良いコートを買いましょう。個人的におすすめはグリーンレーベルリラクシング(ユナイテッドアローズ)の、ロロピアーナ製生地を使用したベージュコート。

去年かなりブームになったコートで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

アンコン×高級生地のチェスターコート

michelangelo01

結構前から流行っていてかなり定着し始めている、裏地や肩パットを無くして副資材を極力排して作るジャケット=アンコンジャケットですが、その流れはコートにも来ていますね。

裏地や内ポケット等まで省略し、出来るだけ軽く仕立てることをメインとしたこういうジャケットは、ジャケットを着ずに直接シャツに羽織る着こなしに向いています。

さてそんなアンコンな軽いチェスターコートの中でも、最近の注目は生地にこだわったもの。

ここ数年ではセレクトショップ等の廉価ブランドラインでもイタリア製など高級なブランド生地を採用していることもあり、イタリア製コートで人気なブランドなんかは結構頑張ることを余儀なくされています。

そこでブランド生地の中でもかなり高級な生地を使い、贅沢にもそれを軽やかに仕立てたチェスターコートが注目なわけです。

michelangelo02こちらはアンコンのコートで人気なミケランジェロのコート。イタリアのナポリという都市はスーツ仕立てで有名な場所ですが、そこの三大ブランドと言われるISAIA イザイアの兄弟ブランドです。

まあなんとも分かりにくいですが、このコートはピアチェンツァというイタリアの超一流カシミアブランドの生地を使っています。ふんわりとしていて軽やかな生地感、滑らかな肌触りなどが、仕立てのラフさと良い具合にマッチしています。

紺チェスターコート

coat

もはや超定番の紺チェスターコートですが、やっぱり引き続き押さえておきたいアイテムですね。

やはり今でも黒やグレーのチェスターコートが多い中、紺のチェスターコートは人気が高く、良い物を見つけるのはベージュの次に大変です。

しかしカラーコーディネートがしやすく、スーツでもカジュアルでも合わせやすい紺のチェスターコートは、永遠の定番と言っても過言ではない。できれば早いうちに、一生ものになるような素晴らしいコートを手に入れたいですね。

おすすめはスーツやジャケットで定評のあるブランド。

例えば日本の老舗スーツ&ジャケットブランドであるRing Jacket リングジャケットや、イタリアでマシンメイド最高峰(ミシンを用いた仕立てで最高峰)と言われるBELVEST ベルベストなどを探せば、ちょっと値段は張りますが、この先数十年の相棒になるコートが買えるでしょう。

コートは着用期間がスーツなどに比べると短いので、体型さえ変わらず、手入れや防虫をしっかりとすれば、本当に一生着ることができます。

男は黙って3分割で一生ものの外套を買おうじゃありませんか、アカーキイ・アカーキエウィッチ。

ヴィンテージ調ウールのチェスターコート

stile latino01

さて、以上の生地を読んで「もうそんなの知っているよ!俺が欲しいのはもっと最新のチェスターコートさ」と思った人のためのとっておきの一着。

ヴィンテージ感のあるウールを用いた、ダブルのチェスターコートです。しかもヴィンテージ調の色柄のダブルとは言え古くさくない、軽やかな肩パット無しの仕立てに、雨降らし袖。もうお分かりでしょう。これはナポリ仕立てのコートですね。

イタリア最高峰のサルトリア(仕立て屋)であるアットリーニのセカンドライン、Stile Latino スティレラティーノのコートです。今再注目を浴びているこういったヴィンテージ系ストライプの生地を使って軽やかに仕立てるコートは、これまでにない絶妙なバランス感で非常にお洒落です。

スティレラティーノのコートはそもそも殆ど出回っていないうえ、お値段も20〜30万円とかなりお高めです。

 

しかしお洒落を極めた人には是非着て頂きたいのが、このスティレラティーノのコートです。キートンや贅沢を極めた極上カシミア生地のコートとも、オーセンティックで堂々とした仕立てのブリオーニのコートとも違う魅力ですね。

スティレラティーノというブランド、及びそれに非常に似た位置づけにあるサルトリオというブランドは、イタリアの最新のファッションの指針となっているような2ブランドです。

これから多くのイタリアファッションが、この二つのブランドの後を追っていく。そのこと考えると、やっぱりヴィンテージ調ウールのチェスターコートは見逃せないアイテムですね。

タイトルとURLをコピーしました