顧客を既に持っている
フリーランスで成功する秘訣は、既に顧客を持っているケースです。
筆者のまわりに居る個人事業主で「会社をやめる時、自分の懇意な顧客を引き連れて独立した。」という人がいましたが、このように(自分に懇意な)顧客をかっさらってフリーランスになる人は、集客の心配もなく生活できます。
まあ、ただ勤め先だった会社からは睨まれ恨まれなので、相当な根性があり、切った張ったに慣れっこな人に向いています。
穏便な独立のケースでは、美容院のチーフがやめて自分のお店を出した人が居ます。
今までのお客さんには、退職するとだけ伝えて独立。
お客さんが風のうわさで聞きつけて、チーフのファンが独立先に戻って固定客になるケースです。
この場合は、露骨にお客さんを取るわけでないので、元の会社ともかなり穏便に離れることができています。
このように顧客を既に持っている場合はフリーランスでもうまくいくと言えますね。
コンスタントに収益を上げる必要
難しいのが、独立するとコンスタントに収益を上げなければならないことです。
安定収入源(固定収入)を確保してからの独立は比較的安全ですが、固定収入なしに独立は、止まったら死んでしまうマグロのようなものです。
独立1ヶ月目で100万円の収入があっても、残りの1年間の仕事が来なければ年収は100万円、月は8万円と少しです。
生涯稼いで行かなければならないので、フリーランスはとても厳しい現実を見ることになります。
固定収入がある人はまだ良いです。
例えば不動産を購入してあって、小さなアパートで賃貸収入がある場合。
毎月20万円が固定収入で入って、そこからプラスでフリーランスの収入があれば、万一最悪の自体でも生活はしていけます。
この固定収入が大きいほど独立が楽と言えます。
特に家族・所帯持ちの場合は、固定収入がない場合は相当な事情がない限り、安易にフリーランスにならない方が良いかもしれません。