こんにちは、はっしーです。
紅茶のマニアックな情報をひたすら配信していますが、一番ベーシックな「お茶の淹れ方」について、あまり話していなかったので今回は「急須」を紹介します。
紅茶でも煎茶でもOK!万能ガラス急須
煎茶だと赤茶色の急須、紅茶だとオシャレな白磁のポットをイメージする人が多いと思いますが、初心者の内はガラスがオススメです。
ガラスだと匂いが付かないというのと、漂白しなくても簡単に汚れが落ちて清潔に維持できます。
また価格も安く、誰でも美味しく淹れれるのが特徴です。
煎茶、紅茶や、ハーブティー、フルーツティー、フレッシュミントティーなど多岐に渡って使えるのが良いですね。
このように、ガラス蓋、内茶こし、ガラスポットの3つのパーツに分かれています。
茶こしはかなり目が細かいので、「深蒸し煎茶」や「粉っぽいアッサムティー」等にも使う事ができます。
ただ、できればこの茶こしはあまり使わない方が良いです。
ガラスポットで葉が開ききれなかったり、流動の妨げになってしまう事もあります。
またステンレスが常にお湯に浸っているのは味の劣化に繋がります。
何度も使っていると茶こしに染みこんだりもします。
そこで、茶こしは別で用意して、ガラスポットとして使うのがオススメです。
冬場は温度が下がりやすいので、茶葉を入れる前にお湯で軽く洗っておくと良いです。
これによって温度が下がらずにすみます。
初心者の内は茶葉の状態を良く観察する
なぜ透明のポット(急須)が良いのかというと、茶の状態を観察できるからです。
横からでも上からでも中が良く見えるので、抽出中にどれくらい葉が開いているか観察できます。
また色も判断できるので、そろそろ良いかな?とか薄いな、というのが分かるのです。
そして注ぎきった後は、茶殻を明るく見えるので
「良く開いている」「まだ何煎も飲める」という情報が読み取れるのです。
pot to pot ポット トゥー ポット と紅茶の本で紹介されている事があります。
紅茶のポットに直接茶葉を淹れて飲むのは英国本来のスタイルですが、1回で完全に注ぎきらない場合は中のお茶がどんどん濃くなってしまいます。
そこで英国人は「差し湯」という文化で、カップに注いだ”濃い”紅茶をお湯で割るのです。
お湯に浸ったままになるので、渋みやエグみがどんどん流れでてしまうのです。
そこで、透明のガラスポットから、陶器のポットに移し替えるのがオススメです!
編集部ではこの方法で紅茶を出しています。
味が均一になるので、何人分淹れても全て同一の味にできます。
また、ゆっくりと飲んでも味が変わらないので、最後の一滴まで美味しく頂けます。
茶殻が詰まらないので衛生的で、洗うのもとても楽です。
しばし、「茶葉抜きポット」なんて言われていますが、ゆっくり飲むときにはオススメですよ。
陶器のポットは熱湯を入れて温度を上げておくと、容器を移し替えても温度が殆ど下がらずに済みます。
2人分を1回で注ぎきれるのであれば、茶葉をポットに直接入れてストレーナーを用いる方法もありです。ただ、濃さにムラが出ないように煎茶のように何度かに分けていれましょう。
オシャレで本格的なので、気分によって使い分けるのが良いですね。