美しすぎてため息の出る造形
ついに…!購入する事ができました。
マイセンの波の戯れシリーズ、ティーポット!!
筆者が20歳の時から憧れて6年…。楽天市場で買ってしまいました。
マイセンの白磁は本当に美しく、滑らかな造形に青磁のようなニュアンスを含む青。
さらには波の戯れには表面に鱗のような美しい模様がはいっています。
ティーカップやコーヒーカップ、ポットには天使の羽のようなハンドルが授けられ、それはもう芸術品としか表現できない造形です。
こちらが、編集部のティータイム。
ティーカップとケーキプレート(17cm)、そしてティーポット。
憧れていたアフタヌーンティーを現実にした感じです。
マイセンというのは、そもそもドイツの「国立マイセン磁器製作所」を差し、時代を遡ると「王立ザクセン磁器工場」という王立の磁器工場でした。
しばし”強王”と呼ばれるザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世が、ペトガーにたいして白磁を作るように命じたのは有名な話ですね。
NHKの特集などでも放送されていますが、とても深い歴史があります。
17世紀のヨーロッパは中国や日本製の磁器が人気で貴族の間でコレクションが盛んでした。
富を費やしてまであまりに収集して国内の通貨が流出しすぎたのを危惧して、国内でも生産できればという事でマイセンが出来たのです。
さらにはヨーロッパ諸国に売ることができれば外資を獲得できるという目論見もあったようですね。
そういった歴史の流れからいうと、このマイセンの食器さえも日本人が影響していたと考えると不思議な感じです。
ちょっとした日曜日のティータイム。
歴史に思いを馳せてドイツの食器で過ごす時間は、忙しい日々の中で希少な安らげるひとときを与えてくれます。