シンプルなプレゼンテーション術

シンプルなプレゼンこそ美しい仕事術と言えます。

アップルのスティーブ・ジョブズが成功した理由は、シンプルなプレゼンテーションによるものです。

プレゼンがシンプルであると良い理由は2つあります。

・プレゼンが短いと要点を失わない。
・大事なフレーズを相手に残すことができる。

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話が長いと要点を失ってしまう。

以前こんなネタ記事を公開しました。
日本人のプレゼンテーションにありがちなこと

 記者「この資料には”ダイナミクスと高燃費性能を融合させた”と書いてありますが、矛盾はありませんか?」

 ドイツ人「矛盾はありません。EfficientDynamicsという希釈燃焼システムにより、高い次元でパワーと燃費を共存させています。過去最高の完成度と言っても良いでしょう。」

矛盾があるかどうか聞かれた場合は、先に答えを出します。
そして特徴をシンプルに説明しているため、理解しやすいです。
最後に製品への自信をアピールすることによって、いかに素晴らしいできか伝える事ができます。

 記者「この資料には”ダイナミクスと高燃費性能を融合させた”と書いてありますが、矛盾はありませんか?」

 日本人「え~。結論から言いますと、まず、このダイナミクスというのは~、車両のコンディションが最も状態が良い場合に、専用の計測機械で専門員が計測した数値でありまして、え〜、一概にどんな状態でも測定できる訳ではありませんが、つまり一定の条件で計測した場合につきましては、理論上最大値の燃費でパワーを計測できる訳であり、え〜、その前提で言いますと、カタログ上の最大値をマークする事が可能であるといいますか、まあ、もちろん、ユーザーの運転による個人差により結果が大きく異なる場合があり一概にそうとは言えませんが、一般的な使用環境であれば・・・」

 記者「つまり矛盾はありませんか?」

 日本人「確かに仰る通りシステムには改善の余地がありますが、その点では弊社の方で全力を持って対処することによって可能であるとも言えます。えー、つまり矛盾に関していうのであれば。そもそも矛盾というのが、えー、物事の辻褄があわないという意味をさすのでありますからして、私どもは常に、各方面の専門家の意見を取り入れ、全力で、えー、製品の改良に取り組んでいる次第でございます。」

これでは何が言いたいのか、さっぱり分かりませんね!
シンプルに説明する方が大切な事を伝える事ができるのです。

ですので、もし貴方が自社商品のプレゼンテーションを行うのであれば、特徴を2〜3個に絞り説明しましょう。
相手がそれ以上の事を聞きたい場合は尋ねて来るので、その時に詳しく説明すれば良いのです。

大事なフレーズを相手に残すことができる。

先ほどの自動車のプレゼンテーションを例に上げます。

「この新型車は、低燃費なのにパワフルな加速なんです!」
「とにかく低燃費、それでいてパワーがある!」
「山道でもパワーがあるのでラクラク、でも燃費が良いんです。」

このように、伝えたいことを絞ります。
顧客に対して、短いフレーズで繰り返す事によって大切な部分を相手に伝えられます。

帰る頃には、「パワーがあって低燃費」と繰り返し呟いてしまうはずです。

シンプルなプレゼンは誰でも理解ができる。

誰でも理解できるシンプルなプレゼン。
小学生でも覚えれるように分かりやすく説明できれば完璧です。

難しく複雑に伝えるのは簡単です。専門的な単語を羅列するのもプロならできます。
ですが、多くの人がスムーズに理解できるプレゼンというのは意外と難しく練習が必要です。

この2つのポイントを抑えて、シンプルなプレゼンテーションを目指してみて下さいね!

参考:日本人のプレゼンテーションにありがちなこと

 

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