SIMPSON シンプソンについて
重厚で存在感のあるブライドルレザーの光沢、手縫いの端正で堂々とした佇まい。もしもバッグや財布売り場でそんな強烈な存在感をもったアイテムに出会ったら、それは英国を代表するレザーアイテムのブランド、SIMPSON シンプソンかもしれません。
SIMPSONはタナークロールというかつてイギリスに存在したビスポークの紳士鞄メーカーの職人たちが、タナークロールが無くなるときにイギリスの伝統的なハンドメイドによる鞄作りを継続するために立ち上げたブランドです。
このブランドは先ほども書いたように、非常に重厚感のあるブライドルレザーを得意とし、ハンドメイドで丁寧に縫い上げるという丁寧さがありながらも、比較的良心的な値段で鞄やバッグを展開している、まさに職人的なブランドですね。
SIMPSON シンプソンの財布
すでにわりと使い込まれているこのSIMPSON シンプソンの財布ですが、伊勢丹の外商イベントで購入した私物です。購入してから数ヶ月使用していますが、ブライドルレザーならではの光沢が細かな傷や使用によるスレなどでより深みと立体感のあるものになってきています。
最初はコードバンのような光沢感があり、ちょっと派手だと感じていましたが、使っているうちにどんどん色が馴染んできて、今では非常に光沢の美しいカーフレザーのような絶妙な色合いになっていますね。
同じように人気のあるブランドとして、ホワイトハウスコックスなどがありますが、それよりもなんとなく形に愛嬌があるのがSIMPSON シンプソンですね。
革のネイビーカラーは他のレザーアイテムと合わせにくいからか、ブラウンや黒に比べるとマイナーな存在ですが、実際にはブルー系のバッグに合わせて使ったり、休日にデニムのポケットにすっと忍ばせるような使い方をしたときに映えるのがこういった紺のレザー小物ですね。
レザーアイテムは色の系統を例えばベルト、靴、バッグ、時計ベルトなどで揃えていくのがお洒落だと言われていますが、逆にこのような紺の財布をオレンジやライトブラウンのクラッチから出すというのもカラーの相性を上手く利用していてお洒落だと思います。
またこのSIMPSONの財布の良いところは革の色や質感だけではなく、小銭入れとも普通の財布ともつかぬこのサイズ感だと思います。小銭とお札、それからカードが1、2枚収納できるようになっているため、クレジットカードを一枚と免許証、お札を数枚と小銭なんていう使い方が非常にスマートで良いですね。
私もそんな感じで使っています。あまり厚みが出てしまうとファスナーが締まらなくなりますが、最高でカード4枚とお札と小銭がひと掴み程度であれば入りますね。
何も持ちたくない日は良くありますが、そういう日にはデニムの後ろのポケットに入れてさらっと持ち歩きます。そのときはそのまま座ってしまわないように注意です。財布は角が折れてしまうと、くたびれた感じが出てしまいますね。
いかがでしたか?
今回はSIMPSON シンプソンの財布をレビューしてみました。伊勢丹などの百貨店で扱いがあるブランドなので、是非チェックしてみてくださいね!