ちょっと本格的なアコギが欲しいけど、予算は10万円!
なかなか良いアコギを見つけにくい値段帯ではありますが、皆が気になっている10万円前後でおすすめのアコースティックギターのメーカーや機種をまとめてみました。
K. Yairi
K. Yairiは国産ギターメーカーの中でも、上質でコストパフォーマンスに優れたアコースティックギターを作るメーカーとして有名です。派手さはないけれど上質な木材を使い、丁寧に仕上げられたK. Yairiのギターは深みがあり、優しいサウンドのギターが多いですね。
また作りの良さゆえか、バランスが良いのか、左手の押さえが簡単だったり、力まずに大きな音が出せたりと非常に弾きやすいギターが多いですね。
デザイン的にはオーソドックスなものが多いK. Yairiですが、それゆえにしっかりと作りにこだわっている。アバロン装飾や独特なカッタウェイなどデザイン性を追求した海外製の〜10万円のギターも増えている中で、作りの良さで勝負しているK. Yairiは、真剣にアコギを練習したい人におすすめです。
EASTMAN イーストマン
もともとバイオリンのメーカーであったイーストマンのギターは、韓国製というところは少し気になるけれど、コストパフォーマンスに優れたモデルが多いのが特徴です。
特にイーストマンのギターの中でも10万円付近のモデルは、総単板のものが多く、国産やアメリカ製、カナダ製などでは流石に用いられないような価格のわりに贅沢な木材を使っているギターが多くおすすめです。
サウンド的にはやや硬め、音量が出るギターが多く、迫力のあるサウンドが欲しい人にはうってつけのメーカーだと思います。おすすめは良さの生かされているドレッドノート、AC320というモデルですね。
またデザインがオーソドックスなのも嬉しいポイントです。
安いイーストマンのギターは逆に、あえて選ぶ理由がないかなという印象です。
S. Yairi ヒストリックシリーズ
おなじヤイリでもK. Yairi とS. Yairi があり、それはもうややこしいですが、S. Yairiのギターのヒストリックシリーズは国産でありながら総単板のギターが10万円以下で買える非常にありがたいギターですね。
3〜4万円の廉価ギターでも中々良い音の出るギターを多く作っていて定評のあるS. Yairiのこの値段帯のモデルはやはり気合いが入っており、作りも非常に本格的。K. Yairiよりも煌びやかで迫力のあるサウンドのモデルが多いですね。
基本的に国産のギターはおすすめではありますが、その中でも特に試してみていただきたいのがこのS. yairiのヒストリックシリーズです。
AVIAN エビアン
島村楽器が展開するブランドであるAVIANのギターは、実売10万円前後でありながらも手工ギターの手法を取り込んだ非常に本格的な作りが特徴です。
製造は中国ですが、非常に質の良い木材を使い、アメリカの有名な手工ギター職人を招いて技術指導やデザインをしながら作られたエヴィアンのソングバードは、非常にバランスの良いサウンドと広い音量のダイナミクス、美しくまとまった外観など手工ギターのニュアンスを各所に感じます。
少ない力で音が前に出るので、フィンガーピッキングに適したギターです。アルペジオのさすティーン、タッピングハーモニクスの出方、ストロークの迫力など文句のつけようがありません。
フィンガースタイル向けのギターを10万円前後で探している人には、かなり良い選択肢になるのではないかと思います。
YAMAHA A3R
大御所YAMAHAの作るエレアコ、A3Rは10万円という値段でありながら総単板にさらには様々な調整が可能なSRTピックアップシステムという高性能なピックアップを搭載している非常にコストパフォーマンスに優れたモデルです。
生音だけで比べればK. Yairiのような繊細さや音の素直さはありませんが、ライブで使ったり、ストロークメインでバンドの中で使ったりする人には、むしろ繊細すぎず実用性に富んだYAMAHAのA3Rの方がおすすめですね。
外見はまんまTaylorといった感じですね。
いかがでしょうか?
今回は10万円前後でおすすめなアコースティックギターを紹介してみました。
是非お店で試奏してみてくださいね!