ポタアンの購入はハイエンド寄りのDAPの購入よりは安価です。
且つ音楽を聴かない時にはポタアンを外しておけば普通のスマホ等として使用できますので便利です。
デメリットとしては「スマホ+ポタアン」でDAPとして使用する際、どうしても大きくなってしまう事。
そしてスマホとポタアンの接続はUSBやLightningのケーブル類で行いますが、鞄やポケットの中で使う頻度が高くなりケーブルに負荷が掛かりやすく断線しやすい事ですね。
そういった物理的なデメリットはありますが、それでも「いつものスマホ」を「高品質DAP」にしてくれるDAC内蔵ポタアンのメリットは大いに魅力的です。
「音楽専用としてのDAPはまだちょっと…」という方は、まずはポタアンから「DAP音質」に触れてみるのもアリですね。
というか、私の周囲では「スマホ単体」→「スマホ+ポタアン」→「単体DAP」という順序でハマって行く人が多いですね。
(まあ、その先に「単体DAP+ポタアン」という謎いものの更に魅力的な世界も広がっているのですが)
(筆者使用のポタアンのご紹介)
筆者が最初に購入したDAC内蔵ポタアンがこちらのAstell&Kern AK-10です。
http://www.iriver.jp/products/product_96.php
iPhoneと接続する事で、iPhoneを「ただのデータアウトプット元」として、変換と増幅はAK10のDACとアンプ回路にて行います。
こんな小さなポタアンですが、そこから再生される音は正に「iPhone単体とは別物」の素晴らしさです。
Dual DACのAK120には見劣りしますが、Single DACのAK100に匹敵するサウンドです。
私はショップでAK100と比較試聴したのですが、正直大きな違いを体感する事ができませんでした。
価格も手頃ですので、iPhoneをお持ちの方には「最初のポタアン」として自信をもってお薦めできます。
今はAK10は使っていません。AK120を購入してからiPhoneで音楽を聴く事がなくなりましたので。ですが、2台目のポタアンを購入いたしました。それがGlove Audio A-1です。
http://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_1493.php
このポタアンはAK100/120の専用ポタアンでして、AK100/120が備える光出力端子から音楽デジタルデータを取り出し、変換と増幅をA1のDACとアンプ回路で行うものです。
もうお分かりかと思いますが、贅沢にも「AK100/120を単なるデータのアウトプット元」として使います。