今年から社会人になる皆様が覚えておいた方が良い応用ビジネスマナーを11個紹介します!
どれも実践的なものばかりでマナー本の内容とは少し異なるかもしれません。
1.まずは連絡、事後連絡はNG
上司や取引先など仕事の関係の人との連絡は、こまめに行いましょう。
「明日は◯◯打ち合わせ宜しくお願いします。」「こんにちは、今日は午後2時に伺います。」
などと、約束がある場合でも予めメールをしておくと好印象ですし、ミスがありません。
編集長も相手から「明日13時宜しくお願いします。」とメールが来た事で約束を思い出して慌てる事がありました。
自分が悪くなくても、相手がスケジュール帳に書き漏らしている可能性もありますので、こまめな連絡は大切です。
また、万一約束の時間に遅れる場合は、必ず約束の時間前に報告しましょう。
「申し訳ありません、9時の打ち合わせですが、15分ほど遅れてしまいそうです。」などなど
8時の時点で相手に連絡できれば、相手はその分遅く行動できて時間を調整できるのでストレスが最小限ですみます。
ところが、9時に着いてみると来ておらず、9時の時点で「15分遅れます」と来ると、その間ストレスフルです。
打ち合わせがいや〜な状況からスタートしてしまいます。
2.超、先詰め仕事法
これは某百貨店の精鋭ビジネスマンが実践していた戦法です。
私が「◯◯◯ってどう進行していますか?」とパソコンのメールで聞くと、ほんの数十分後には
「◯◯でございます。◯◯は✕✕で、資料は既に先方に渡しております。確認後すぐに連絡いたします。」
と、ひじょーーに早く短時間でレスポンスが来ます。
さらに数時間後、先方から状況を聞き出し、こちらに電話でフィードバックしてくれます。
彼の仕事方法は、いついかなる時でも、最短先詰め仕事です。
三流ビジネスマンは「会社に帰ったら確認しまーす」と言って、すぐに出来る仕事を翌日に遅らせたりすることもあります。(挙句に連絡を忘れたり…)
この先詰め仕事をしていれば、「◯◯は使える!仕事ができる!」と、大きな仕事を任されたり昇進が最短になります。
また取引先など先方の会社にも気に入ってもらえるので有利に進みます。
3.お礼のメールを必ず
「本日は、ご挨拶に来て頂きありがとうございました!貴重な業界のお話を聞くことができて有意義な時間を…」
といったようなお礼のメールを書く癖を付けましょう。
特に初めて合った取引先の相手や、自分よりも偉い役職の人には必ず送るようにしましょう。
返事が来なくても、相手は高い確率で読んでいます。そして、いつかそのメールによって差が出る事もあります。
iPhoneのカレンダーに、相手とその日に話した内容、雑談やプライベートの話でもメモしておくと良いです。
次回会った時に前回の話の続きができるので、ビジネス上でも有利に進みます。
人によっては紅茶やお菓子など手土産を持って、わざわざ挨拶に来る人も居ます。
他にも年配の人だと、和紙に筆で手紙を書いて会社まで送付してくれる人も居ました。
このような、お礼や文章による挨拶の文化というのは今でも根強く残っていますし、大切です。
例えば、あなたが1日遊園地でデートして、帰って自宅に着いたときに相手から丁寧なお礼のメールが届いていたらどうでしょうか?悪い気はしませんね。
4.下座・上座を知っておく
知ってる、知らない。で大きな差がでるのが下座・上座です。
若い人の間では殆ど関係のない文化ですが、40代以上では未だに重んじている人も多いです。
例えば会議室での座る座席、居酒屋や飲み屋、会席料理の座る席、エレベーター内の立ち位置、タクシーの乗る席などなど様々な場所で上司と部下、またはゲストの「立ち位置」「座り位置」が重要になります。
これは検索すればいくらでも出てくるので、一度読んで頭に叩き込んでいると良いですね。
縦割りの強い会社だと上司のカバンを部下(女性)が持つケースもあるようです。
会社から近いタクシーの電話番号を下調べして携帯に登録したり、時刻表を予め調べたり、移動がスムーズに行えるようにバックアップすることも出来るビジネスの一歩です。
挨拶の順番も非常に重要な項目の一つです。
例えば自社の取締役と、相手の会社の社長が居たら必ず偉い方が先に挨拶します。
「偉い人と偉い方が基本」とおぼえて置けばOKです。
そして、自分の会社の上司から、「こちらは、◯◯営業部の鈴木です。」などと、”フリ”が入ったら、お偉い方に名刺を持って挨拶します。
それまでは上司の少し後ろに経ち、黙る・もしくはこんにちは程度にすましておくと良いです。
5.名刺交換
名刺は必ず大量に持ち歩いて下さい!!!
イベント会場などで名刺交換する時に若い女性の担当者が、「只今名刺を切らしておりまして…。」と言った事がありますが、「あらあらー・・」と思いました。
大切なお客様やゲストがいつ来るか分からないので、必ず名刺は大量に用意しておく必要があります。
「名刺を切らしておりまして」と言って良い相手は、「二度と会いたくない・もしくは会わない相手」です。
一度だけ、この用法で使われた事があります。
こちらがある雑誌のチームで動いていた時、相手の広報部に「名刺を切らしておりまして」と高圧的に言われました。
その名刺交換の場所は相手のオフィスでした…。
つまり、この意味は「お前らはとっとと帰れ」です。
ちなみに余談ですが、社会人になったら仕事の場で「絶対に腕を組んではいけません」。
これも否定の合図です、ムカつく相手や、とっとと帰らせたいひつこい悪徳商法営業マンを追っ払う時だけにしましょう。
そうそう、名刺交換ですが同時に交換する場合は自分の名刺を必ず下になるように渡しましょう。
どんな人であれ自分の名刺は下とおぼえて置けば良いです。
6.食事と乾杯
わたくしの上司(仮名Y)がとある、こわ〜〜〜い団体に努めていた時に起きた出来事…。
上司は当時、組織の地方でナンバー2の存在で、その会食の時は上から8人目位の階級でした。
そこで、50人以上いる会席料理の会食で、「カンパーイ!」と祝杯をして、食事が始まったのですが…。
Y氏は手元の会席料理に一切手を付けずに、携帯をいじるフリをしていたそうです。
乾杯してから10分経過してから、団体のボスが恐ろしい声を上げました。
「この中で私より先に手を付けたものがいる」
ボスは手元の料理に一切手を付けて居なかったそうです。
つまり、「その会食の一番ボスが料理に手を付けていない=下の身分は先に食べてはいけない。」という重要なルールを知っていたのです。
ところが知らずに、ボスより先にビールを飲み料理を食べて居た人達は凍りつきました。
話によると、一切料理に手を付けなかった部下は10人程いたそうです。残りの全員は残念ながら…。
その先はどうなったかは教えてもらえませんでしたが、怖い団体だとこのように組織への忠誠心を試すようです。
ここまで恐ろしいケースは少ないですが、一般的な会社でも上司や取引先、お客様より先に「飲み物」「食べ物」に手を付けてはいけません。これは必ず覚えておきましょう。
その時に、「どうぞ、どうぞ食べてください。(飲んで下さい)」と言われたのならば、「ありがとうございます」だとか、「お先に失礼致します」だとか言って手を付けるのはOKです。
勧められたら食べる(飲む)、言われなければ待つ。を鉄則にしましょう。
身内の会社でも、レストランで上司よりも先に料理が出たときは「お先に失礼致します」と少し断ってから食べると良いです。
7.安くても良いので腕時計を付ける
これはですねー。会議やお客様と接客している時など、時間を確認する時にスマートフォンだと良くないからです。
何が良くないかと言うと、スマートフォンで時間を確認すると
「あー、まだ終わらないのかなぁ」「あーだるい、メール来てないかな?」「つまんねー」といったニュアンスを相手に与えてしまう可能性があるからです。
例えばデート中に相手が、スマートフォンをチラチラ確認していると「楽しくないのかなぁ・・・」と不安になってしまいますよね?同じような心理です。
そこで腕時計ならば、バレないようにさり気なく目線を落として時間を確認する事ができます。
会議の時にスマートフォンを出せば目立ちますが、腕時計のチラ見ならそこまで目立つ事はありません。
腕時計はどんな物でも好きなものでかまいません。
ですが、もしあなたがお客様に何かを買ってもらう立場の人間(営業マン)であるならば、セイコーやオリエントなどのビジネス向けフォーマルな腕時計にしましょう。
私なら蛍光色でバットマンがモチーフになった腕時計をしている人から商品を買うのは躊躇します。
もし高い商品(高級輸入車)などを売るのであれば、IWCやオメガなど中堅な有名ブランドを付けているのが理想です。
高くて良い商品を売る人間というのは、あまりに安い時計を付けていてはいけません。
また、契約を結ぶときに使うボールペンも、クロスやパーカー、モンブランなど立派な文具にしておきましょう。
富裕層はそういった細かい道具に敏感で、すぐに分かります。
8.会話を遮らない
相手の話は最後までゆっくりと聞きましょう。
聞くことが大切です。
相手の話を注意深く聞く、「何を言って欲しいか」「何を求めているか」をしっかりと考えましょう。
返答に少し時間が掛かっても大丈夫です。見当外れな事を言うよりよほど良いです。
「肯定して欲しいのか」「謝って欲しいのか」「代替案を出して欲しいのか」
相手の話を最後まで遮らずに注意深く聞くことによって、求めているものが何か分かります。
そして次に、自分が話す時は分かりやすく短く話しましょう。
話が長くなると、相手は大切な部分がどこか見失いやすくなります。
非常に頭が良い人同士であれば、長文の会話であっても重要な部分を的確に見分けられますが、普通の人と話す時は短く完結的に重要な部分だけ伝えましょう。
9.上司の話は肯定する
「◯◯で行こうと思うけど、どう思う?」
「無理ですよ!時間が絶対に間に合わないです!」
このように、「無理ですよ」「無駄です」などネガティブな意見は直接言わないようにしましょう。
「いい案ですね!ただ、時間が間に合うか少し不安が残りますね。」
といった用に、否定する場合でも、一度肯定してからやんわりと意見を言いましょう。
自分が好きな人に「好きです付き合って下さい」と告白したときに
「無理無理、まず顔が受け付けないし、話し方がキモい」と言われるのと
「気持ちは嬉しいです、ただ実は今遠距離で好きな人が居て…ごめんね」と言われるのでは違いますよね。
10.余計な事は言わない
言葉は少ない方が有利です。仕事でもプライベートでもそうなっています。
基本的には「喋れば喋るほど不利になります」これは基本です。
なぜなら手持ちのカードを見せてしまうからです。
手持ちのカードを無駄に相手に見せること無く、必要なものだけ見せるようにしましょう。
街頭テレビなどでニュースが写った時に…。
上司「また福島かー」
自分「ほんと、福島酷いですよね。原発とか直ぐに廃止すべきですよ。セシウムだって漏れ続けてるのに…」
などと、思っていても言わないようにしましょう。
それが仮に正しい事だとしても、上司は全く真逆の意見を持っているかもしれません。
上司「また福島かー」
自分「そうですねー…最近ニュース多いですね。」
といったように、抽象的な話題や論点をずらしましょう。
11.人の名前を覚える
これはビジネスではとても重要です。
取引先や、お客様の名前は必ず覚えましょう。
例えば、ある取引先で新しい人に会った時に
自分「初めまして◯◯商事 営業戦略部の鈴木と申します。企画準備室の山本田中さんには、いつもお世話になっております。」
というように関係者の名前を出す事は、初対面時の緊張感を解くのには有利です。
相手「ああー企画の山本田中さんがね、いえいえ、宜しくお願いします。」
自分「山本田中さん、いつも面白い話をしてくれて、この前は(御社)営業の◯◯◯さんと3人でずっと立ち話(ry」
といったように、初対面の相手が既に知っている名前を出すというのは打ち解けるのに有利です。
また他にも2回めに会ったときに、相手の名前を覚えているのは10000%良いです。
自分「あ!鈴木さん、こんにちは〜。先日はありがとうございました!」
といったように名前を覚えて、とっさにでるのはビジネスマンとして重要な事ですね。
まとめ
この11個を覚えて、社会で頑張って下さいねー!
スーツの着こなしも沢山紹介しているので、バシッと決めてカッコイイ社会人を目指そう!