【洋食器】コーヒーカップとティーカップの種類

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コーヒーカップ&ティーカップの種類と見分け方

百貨店や食器専門店に行くと、どれが何用か分からない事もあります。
今回はそんなカップの選び方と種類の基本を紹介したいと思います。

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そもそも洋食器の種類とは?

洋食器にはディッシュプレート類、サラダボウル、スープボウル、ティーポットなど様々な種類があります。
また高級な輸入食器専門店に行くと、六角形になっているデミタスカップやサンドウィッチトレイ、オープンシュガー、クッキーボックスなど
一般人にはどれが、何に使うかさっぱり想像もつかない食器もあります。

まずはプレートと並んで基本とも言える、カップ&ソーサーの見分け方について説明します。
カップ&ソーサーとは、上下がペアになった物をさして、高級なメーカーになると上下別々で値段が付いている事が多いです。
またネット上などではC/Sと略す場合もあります。他にも、トリオ=プレート+カップ+ソーサーで3点になるので
慣れていないとトリオでなくペアでは?と間違えてしまう事もあるので注意が必要です。

ティーカップ&ソーサー

王道のティーカップ。これは主に紅茶やハーブティーを楽しむ時に使うカップです。

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カップの名前は、左からヘレンドのウィーンのバラ、ミントンのハドンホールブルー、ノリタケの花更紗、ウェッジウッドのジャスパーウェアです。
ヘレンドとノリタケは縁がごく薄く作られていて完全に紅茶やハーブティー専用と言えます。
ですが、ミントンとウェッジウッドのジャスパーは、かなり厚手になっているので、ティーカップですがコーヒーと兼用できるものです。

縁の部分が水平に近い角度なのが特徴で、ハンドル(取っ手)の高さもカップの高さと同じです。
ハンドルの高さが、カップよりも高いものをハイハンドルと呼びミルクティーなどを、ゆっくりと楽しむ時に使えます。
もちろんハイハンドルでティーを楽しむのもOKです。

また、カップのサイズも直径が8センチから9センチ位のものが主流です。
薄さによっても分かれていて、「寸胴で薄手のものは紅茶用」と覚えるのがオススメです。
カップの縁が厚手で寸胴な物は、ティー&コーヒー兼用型と言って、どちらでも使えるカップになります。

ホテルなどに泊まってコーヒーを頼むと兼用カップで出てくる事がありますが、どれも厚みがある程度あるのはそういった理由からです。
もう一つの見分け方は、「背が低いカップ」背が低く、高さがあまりないカップは紅茶用が多いです。

コーヒーカップ&ソーサー

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つぎにそのままコーヒーカップの説明に入ります。
さっきのティーカップに似てない!?って思う人もいると思います。

先ほど薄いものがティーカップ専用である、と説明しましたがコーヒーカップのシェイプであれば、
逆に「コーヒー専用のカップ」と言えます。
ここに並んでいる3つのカップは全て紅茶に向いていません。

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横から見てみるとこんな感じです。
カップの底が絞ってあります。これがコーヒーカップの特徴です。

左からヘレンドのウィーンのバラ、ロイヤルコペンハーゲン、マイセン 波の戯れです。

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ロイヤルコペンハーゲンのカップを兼用と比べてみると、コーヒーカップ専用の特徴が少しわかると思います。
こういったように、底に向けてのラウンドが急に絞られていくのがコーヒー専用の特徴です。
また、ソーサー側も傾斜が付けられています。これも見分けるのに役立つ箇所です。

卵のような形をしたものは基本的にコーヒー専用と言えます。

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↑これは、”ヴィクトリアンシェイプ”と言って、1800年代にイギリスで流行した形状です。完全な紅茶専用です。ケーキ皿とトリオになっています。

メーカーは、ロイヤル・アルバートというイギリスブランドです。

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左 紅茶カップ  右 コーヒー(デミタスカップ)

また、ヘレンドの見分け方が分からない。と思う人も居ると思います。
これは実はコーヒー用の中でも、モカカップやデミタスカップと言います。
ティーカップと比べるとミニチュアの様な可愛いデザインのもので、エスプレッソを飲む専用のカップなのです。
フランス語でdemi(デミ)は半分、tasse(タス)はカップを指します。

つまり、あまりエスプレッソをショットで飲む週間が無い日本では使われる事が少ないカップなのです。
どちらかと言えばティーカップのミニチュアといった意味でコレクションする人が多いと思います。

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マイセン ブルーオニオン、マイセンVIP、ヘレンド カンパニュール、などなど高級カップでもデミタスサイズが用意されています。
どれも100cc~120ccなど小さな容量の物です。

つまり、こういった明らかに小さなカップは、コーヒーカップの中の、デミタスカップと覚えて置くと良いはずです。

コーヒー用カップ(タンブラー・マグカップ)

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カップソーサーではありませんが、コーヒーに使えるカップです。
マグカップは、スターバックスなどシアトル系コーヒーでお馴染みのコーヒーカップ。
容量がたいへん大きいのが特徴です。また、右のカップは何か分かりますか?

これは、タンブラーと言います。またリチャードジノリだと、フリーカップと呼んでいます。
これは何でも自由に使えるカップで、紅茶でもコーヒーでもスープでも、はたまたビールでもOKな優れものです。

たっぷり飲んで、何でも入れたい人にはこのタンブラーがオススメです。
見分け方は取っ手がないものがフリーカップ(タンブラー)で、取っ手があるものがマグカップです。
また他にもビーカーといった種類もあります。これもタンブラーやマグと同じ分類です。

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番外編です。これは何だと思いますか?
何となくイメージが付くかと思いますが、日本茶用です!
ロイヤルコペンハーゲンのブルーパルメッテ ティー。

緑茶を飲む時にぴったりの洋食器なのです。ちょっと珍しいカップですね。

という訳で洋食器の種類と見分け方の特集でした。

 

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