読書

一人暮らしの教科書

書評『つけびの村』

普段はノンフィクションやルポルタージュを読むことはあまりないのですが、著者である高橋ユキがnoteに無料公開している「ルポ『つけびの村』01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜」を読み、興味深かったため単行本を購入してみました。 こ...
ライフスタイル

読書にはオリーブオイルの灯りを

眠れない真夜中にふと小説を読むとき、もしくは繊細な心理描写を持つ映画を楽しむとき、人類の叡知とも言える発光ダイオードのまばゆく人工的な光は消すことにして、オリーブオイルの生み出す柔らかで温もりを感じる灯りにその役割を担ってもらってはどうか。...
一人暮らしの教科書

休日の読み物にも最適な「食品加工貯蔵学」

「買ってはいけない」などのトンデモ本を読む前に、基礎知識として覚えておきたいのがこの『食品加工貯蔵学』です。 本間 清一 (編集)、村田 容常 (編集)『食品加工貯蔵学(新スタンダード栄養・食物シリーズ7)』、東京化学同人、2016年。 元...
一人暮らしの教科書

『古代ローマ旅行ガイド』の現代との比較

フィリップ・マティザック『古代ローマ旅行ガイド:一日5デナリで行く』(安原和見訳、筑摩書房、ちくま学芸文庫、2018年)を読んでみました。 人口も規模も世界最大の、古代都市ローマ。タイムスリップしてそこを訪れるとしたら?そんな想定で作られた...
一人暮らしの教科書

北大路魯山人に学ぶ料理の精神性

現代では真剣に料理をする機会が減っています。原因は様々でコンビニ弁当やレトルトの一般化、加工食品、共働きや外食チェーン、デリバリーの普及など、例をあげればキリはありません。 魯山人が存命の明治から昭和中期という時代、高度経済成長の少し前は食...