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ヴィンテージ感のある写真を オールドレンズで撮る方法

最新のカメラは高感度でもノイズなくキレイに写り、レンズの性能も上がっていて一昔前の中判カメラのような美しい写真を撮ることができます。仕事で使うのには高画質に越したことはないのですが、遊びでカメラを持つ身としては昔のような楽しさが減っているような気がしてなりません。必ずしも最新+超高画質=写真の楽しさとは限らないのです。
クルマやバイクもそうですが、高性能になりすぎるとユーザーが工夫したり遊べる部分が減って、余白や遊びが減っていってしまうように思えます。

今日は大昔の一眼レフカメラを使って、ちょっとレトロな写真を撮影してみます。
iPhoneアプリのフィルターとも一味違うオールドレンズの魅力を味わってみましょう。

ZEISS Planar T* 50mm f/1.4 ZE×Canon EOS 5D

2005年8月に発売されたキヤノンEOS 5Dは当時デジタルカメラ一眼レフのシェアが確立されていない頃の初期の一眼レフです。カールツァイスとの相性が良く、今でも遊びとしては最高のパートナーになります。
いささか操作性や反応、処理速度は遅さを感じますが、それでも現在の一眼レフとフィルムカメラの中間のようなクラシックな楽しさがあります。

下の作例では絞りをf/1.4、ISO400、シャッター速度を1/125で撮影しています。
開放が明るいレンズなので夜間に手持ちで撮影してもブレがありません。また当時のニコンD200と比べてもキヤノンの方がノイズ耐性が強く、幻想的なタッチに仕上がっています。
手前のグラスの縁が水彩画のように滲み、ありがちなボケの丸と異なる独自の世界観が魅力です。

後ろボケのにじみ方はこんな感じです。
これはレンズの特性ですが、f/1.4の開放で撮影すると焦点距離がぴったり合っていてジャスピンでもぼやけて見えることがあります。一段絞って1.6~1.8にすると像もシャープになります。周辺減光も強く四方が暗くなるのが特徴です。

自然光での香炉
陰影が滑らかで鮮明な部分と溶けている部分の堺が曖昧で、今どきの一眼レフとは違う印象がある。
カッっと撮りたいのであれば現行のカメラ、フワフワが好きであれば昔のボディがあっていますね。

ニュートラルな色調でハイライトがやや飛びます。
ちょうどいい被写体がいないのでオジサンの腕ですみません。柔らかい感じが伝わりますでしょうか。
これポートレートで使ったら結構いい感じだと思います。

ニコンD100×AF-S×NIKKOR 50mm f/1.4Dとの比較

1995年に発売したといわれるNIKKOR 50mm f/1.4DをニコンD100に合わせて撮影してみます。
D100はCMOSではなくCCDタイプの画像素子を採用していて、この表現が当時のトイカメラや低価格のチープな表現を再現できて面白いです。防犯カメラっぽさといえば伝わると思いますが、白飛びや黒の部分、ノイズや階調性、ハレーションやモアレ、擬色など特徴があります。

ニコンD100とオールドレンズの組み合わせですが、油絵などの暗い色合い、ゴールドの質感はヴィンテージ感があって良い感じです。
筆のタッチの凹凸もあり雰囲気が良いですね。

逆にこの一枚を見て何で撮影したか?と問われると答えを導き出すのが難しい気がします。
ホワイトバランスをオートにしているのですが、色温度がやや暖色にコケる傾向にあります。
ニコンらしい色味といえばそうなのですが。
香炉の例では中央の細工がシャープに写っているのが分かります。ボケ方が単調でややつまらないかな?と思えますが、まあアリといえばアリですね。

カーテン越しに腕を撮影したのですが、当時のレンズと思えないほどに透明感のある絵に仕上がりました。
今どきのニコンD5やD6とは違ったレトロな雰囲気があります。さすがにライカほどではないのですが、ヴィンテージ感という意味では合格ですね。
そして信じられないことに、このニコンのボディは今では中古品が1万円、レンズが2万円弱とわずか5万円以下ですべて揃えることができるのです!

ヴィンテージ感のある写真を オールドレンズで撮る方法

インスタグラムの写真をスマホで撮るのに飽きてきた人、プロ機材で写真がつまらない人、そんな人には古い機材をお勧めします!とっても楽しいですよ。

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