なんとなくシャツ着ているけど、もっとお洒落に着こなしたい!
これからどんなシャツを買えば良いかしりたい!
そんなメンズのためにシャツの特徴や選び方、着こなし方などを解説します。
ドレスシャツかカジュアルシャツか
シャツを選ぶうえで一番重要なのは、それがドレスシャツかカジュアルシャツかです。
ドレスシャツはジーンズなどと合わせて使うこともできますが、カジュアルシャツはスーツに合わせて使うことができません。
カジュアルシャツは分かると思います。ネルシャツのような秋冬素材ものや、麻や綿で出来たものなど色や柄はさまざま。
このシャツなんかはエルボーパッチも付いており、アウターとしても使えるカジュアルシャツです。
前ボタンを閉めず、まさにこういったコーディネートで着るのにぴったりなのがカジュアルシャツです。
メンズのカジュアルシャツの場合、具体的には襟が細目のアイテムが多く、着丈が短めのシャツが多いです。
では逆にメンズのドレスシャツとは何か。
それはスーツの下に合わせるシャツのことで、昔ワイシャツと呼ばれていたものことです。スーツのお店に言ってシャツを選べばそれはきっとドレスシャツ。
セレクトショップのBEAMS ビームスやUNITED ARROWS ユナイテッドアローズに行っても、スーツが置いてある区間から直径4メートル以内でシャツを選べばだいたいドレスシャツです。
ドレスシャツの具体的なディティール、特徴は主に生地感と襟にあります。
カジュアルが柔らかくやや厚手な生地であることが多いのに対し、ドレスシャツは薄手でさらさらとした生地であることが多いです。またドレスシャツの場合は襟の裏にカラーキーパーと呼ばれる透明の芯が入っていることが多いのも特徴。
もちろんカジュアルシャツとドレスシャツの境界線はあいまいで、上の見分け方では見分けがつかないものも多数。
例えばこちらのシャツ。
生地はドレスシャツ系の薄手の綿100%ですが、柄や襟のシェイプなどはカジュアルシャツ風。
これがドレスシャツかカジュアルか、と言われると困ってしまうかも。
超厳密に分類する場合には、スーツに合わせてネクタイをすることができ、国際的な場を含めてフォーマルなシーンで使え、白シャツと薄いブルーなど当たり障りのない色をしているものだけがドレスシャツと言われます。
あまり呼び方に執着してはいけないってことですね。
ドレスシャツの選び方
ドレスシャツを選ぶ場合はその用途を考えましょう。
例えばスーツに合わせてビジネスで使うのであれば、ネクタイをすることができ、手持ちのスーツと難なく組み合わせられる色や柄で、できればボタンダウンではないシャツを選ぶことが重要になります。
ですから基本的には白や薄いブルーをメインに、一般的な襟の形であるレギュラーカラーやワイドスプレッドカラー、ホリゾンタルカラーなどのシャツを選ぶことになると思います。
逆に綺麗目ファッションが好きで、カジュアルにしか使わない場合。
そう言った場合はボタンダウンでも構いませんし、派手な柄でも構わない。もっと言えば、第一ボタンが無いデザインのイタリアンカラーと呼ばれる襟を持ったシャツでも良いし、襟がないバンドカラーと呼ばれるようなシャツでもまったく問題ないわけです。
他には生地のツヤ感なんかもカジュアルさ、フォーマルさに関係します。
例えば下のようなパステル色でツヤのないシャツはカジュアルに使いやすく、スーツには使いにくいドレスシャツ。
逆に下のシャツは光沢感があり、スーツ生地に近い性格を持っているドレスシャツなので、カジュアルにはやや使いにくくスーツに合わせやすいと言えるでしょう。
胸ポケット無しのシャツが良い!
多くのシャツについている胸ポケットですが、実は日本以外の国ではあまりメジャーではありません。
日本の大手ドレスシャツメーカーである鎌倉シャツがアメリカに進出したところ「胸ポケットがついている」ということから売れなくて、一部のシャツから胸ポケットを廃止したというニュースは有名ですね。
そんなわけで、胸ポケットがついているシャツと胸ポケットがついていないシャツ、どちらが良いのか??
編集部のおすすめは胸ポケット無しです。
胸ポケットは「機能的」という理由でついているものですが、ドレスシャツの胸ポケットに物を入れるのはかなり野暮ったくなってしまう。ですからお洒落にこだわるようになると、結局ポケットを使わないようになります。
だったらポケットが無いシャツの方がシルエットが綺麗ということで、胸ポケット無しがおすすめなのです。
本当にポケットが無いほうがかっこいいの?? とまあ、カッコいいかどうかは人それぞれですが、一般的にはスマートで凛々しい姿になると言われています。
確かにすっきりしています。
また、カジュアルに使うには胸ポケットが無い方が断然ビジネス臭さがなくておすすめです。
まずは白のドレスシャツを1枚
どんなジャケパンをするにも、というか白いジャケットを着こなそうとしない限りは使える超万能シャツが白シャツ。
特にボタンダウンやレギュラーカラー(普通のシャツ襟)ではない襟の白いドレスシャツなら、スタンダードで万能ながらもちょっとお洒落にジャケパンを決めることができます。
「でも、ただの白シャツなんてセンスがないような……」
いえいえ、ジャケパンの場合は白シャツだからこそできることがたくさんあるんです。
ストライプやチェックの入ったシャツは別の柄との相性で非常に気を使いますが、白シャツであれば派手なジャケットも自由に合わせられるし、スカーフなどの柄も自由。
逆に白シャツこそ、一番センス良くジャケパンで着こなしやすいシャツと言っても過言ではありません。
まずは一着、キッチリとした素材とシェイプの白シャツを準備しましょう。
おすすめはポリエステルの入っていない、綿100%のドレスシャツ。綿シャツ特有のざっくりとした自然な風合いが、ジャケパン着こなしには似合います。
おすすめはもちろん、1万円以下で買えるのにも関わらず、3万円のインポートに比べても褐色の無いクオリティのイセタンメンズのシャツ。
またサイズはピッタリのものを選びましょう。大きいシャツは野暮ったく見えてしまいます。
ロイヤルオックスフォード地のシャツを知りたい
ドレスシャツを語っていると、ときどき話題にのぼるのがオックスフォード地。
もちろん普段着ている綿100%のドレスシャツも良いのですが、特に春夏の暑い時期になると季節感があるオックスフォード地のシャツが非常におすすめになります。
中でもロイヤルオックスフォードは上質なスーツに合わせるシャツの生地として定番。
オックスフォードとロイヤルオックスフォードの違いは明確ではありませんが、一般的に綿100%で細い糸を使ったものをロイヤルオックスフォードと呼ぶのだとか。
普通のオックスフォード地に比べてシワには弱くなりますが、上品な光沢感があり、着心地が滑らかなのが特徴です。
え?? じゃあ普通のオックスフォード地で良いよ!って??
あのジェームズボンドがロイヤルオックスフォード地が良いっていうんだから、間違いないのさ。
こちらのシャツがロイヤルオックスフォード地です。たしかにややシワになりやすいですね。
また、このシャツは第一ボタンがなく襟が一枚でつながったイタリアンカラーでもあります。
普通ノーネクタイでドレスシャツを着こなすときには第二ボタンまで開けることがルールとなっていますが、意外にもシルエットが決まらないことが多いもの。
しかし第一ボタンがなく完全にノーネクタイに合わせてデザインされたシャツは、非常に美しく立体的なシルエットになります。
そういうわけでイタリアンカラーのシャツが人気なのです。
特にイタリアンカラーのドレスシャツは、ドレスシャツであるにも関わらずネクタイが閉められないことなど、汎用性が低いことからあまり見かけないアイテム。
見かけたら是非チェックしましょう。
リッチな大人のバンドカラーシャツ
上で紹介したイタリアンカラーに並んで、カジュアル&ワーカーな印象のあるシャツ襟がバンドカラー。
これは例のドクターが着ているシャツですが、下手に色付きを選ばずに白シャツでさらっと着ると意外にもかっこよく決まるんです。
なぜタイトルが「リッチな大人の」バンドカラーなのかと言いますと、これはちょいワルおやじのファッション雑誌LEONの受け売りなんです。LEONにはこんなようなことが書いてあります。
「バンドカラー →ネクタイをしない前提 → 余裕 →リッチ感」
確かにそうだな〜と納得しました。
ぜひシャツスタイルに活用してみてください。
以上でシャツの選び方の記事は終わりです。
ぜひ参考にしてください!