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軽度なブショネワインを救う方法

「ヴォルネイを見せてやろうと」、ドミニク・ローランのNo.1 (ヌメロアンACブルゴーニュ)を抜栓したのですが、2014年はなんとジュヴレ・シャンベルタンが入っていました。買い付けブドウで作ることで有名なドミニク・ローランは同じACブルゴーニュでも、年によって畑の位置が全然違うということに驚きました。

そして、数日後ちゃんとヴォルネイをお見せしようと2015年を抜栓したのですが、開口一番「あれ?なにこれ?」一緒に飲む相手も全く同じタイミングで「ヨーグルト」「青カビチーズ」の香りが出ている!と意見しました。その数秒後に「これブショってない?」とハモってしまったのです。

軽度のブショネでワインを捨ててはいけない!

ワインの劣化というのは何種類もパターンがあります。熱劣化や紫外線の影響で傷んでいるパターン。これは絶対に助けることができません。例えるなら直射日光の当たるキャビネットに10年以上も常温保存していたワイン。こんなワインは熱劣化で死んでいる可能性が高いです。

他にもブショネの影響でワインの香気成分が完全に死んでいるワイン。
抜栓するとホコリや濡れたダンボールのニオイしかしないようなものは復活できません。

今回のケースは、ヨーグルトや青カビチーズを思わせるようなブショネで、ちゃんとブルゴーニュ本来の香りも残っていました。余計なニオイがついてしまっているようなイメージです。

このようなときはワインボトルの中で放置しているだけでも軽減することもあります。
しかし劇的に改善する方法があります、それが家庭用サランラップを用いる方法です!
原材料のポリエチレンにブショネの原因となる化合物TCA(トリクロロアニゾール)が結合してブショネが軽減されるらしいです。

ポリエチレン以外にもポリ塩化ビニリデン(PVDC)や塩化ビニル樹脂(PVC) 、ポリメチルペンテン(PMP) 、フォーラップ ポリエチン(PE)など存在します。
私は高分子材料に詳しくないので違いが分からないのですが、ポリエチレンが最適だそうです。

ワイングラスにくしゃくしゃにまるめたラップを10~20分ほど放置して取り出します、それで軽減しなければ再び新しいラップを投下してを繰り返します。

健康なワインがブショネ度0だとして、体感的にブショネワインの100が20ほどまで軽減します!
そしたら一気に飲んでしまいましょう。翌日になるともっと改善するかも…と思ったのですが、ネガティブな要素が出てきてそれどころで無かったです。

みなさんも夏休みの自由研究にどうぞ。

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「軽度なブショネワインを救う方法」への1件のフィードバック

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