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美味しい紅茶の入れ方 ~ティーバッグ編~

美味しい紅茶の入れ方について「ティーバッグ」と「リーフティー」の両方を紹介したいと思います。
リーフティーの美味しい入れ方はこちら

簡単に美味しい紅茶を入れる方法 〜ティーバッグ編〜

用意するもの

  • 電気ケトルなど湯沸し
  • ティーバッグ
  • マグカップ、ティーカップなど食器
  • お好みで砂糖と牛乳

これがあれば、ばっちりです。

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1.お湯を沸かす
カップを温めるのに使うので、多めにお湯を沸かしましょう。
ただし、急いでいる場合は、カップに水を入れて、そのままケトルに入れれば1杯分の湯を最短時間で準備できます。

2.カップを温める
特に冬場はカップが冷たくなって、紅茶の温度を下げてしまうので、お湯でカップを温めておきましょう。20秒程度でOKです。

3.カップにティーバッグを入れる
ティーカップの場合は1個、大きなマグカップの場合は2個入れると良いです。

4.お湯を入れる
カップに入ったティーバッグに向けて、お湯を注ぎましょう。
もしミルクたっぷりで飲みたい場合は、容器の半分を目安に注ぎましょう。
そうすると濃く出て、ミルクのスペースも確保できます。
カップ&ソーサーの場合は、ソーサーで蓋をすると温度が逃げずに良いですね。

5.ティーバッグを取り出す
紅茶の箱に書いてある時間で入れます。
種類によって1分〜3分ほどの抽出時間です。
ぱっと見で色が薄く、うまく抽出できてなさそうな場合は、そっと2〜3回上下に揺らします。
あまり揺らしすぎると、苦くなってしまいます。

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これで美味しい紅茶の完成!
ポイントは「カップを温める」「取り出す寸前に優しく揺らす」です。

逆に、まずい入れ方は「お湯を入れた後にティーバッグを付けて、即ジャブジャブして取り出す」方法です。
ホテルビュッフェのドリンクバーで、女子大生5人がこの方法をやっていて驚きました。
お湯を入れて2〜3秒でジャブジャブして取り出すと、渋み成分だけが溶け出すので「渋くて苦い水溶液」になってしまいます。

ドリンクバーで紅茶を飲む時は、5人ともティーバッグとお湯の状態で席まで行って、1分位したら予備のソーサーに出すとスマートですね。

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「このティーバッグ苦い!選ぶの失敗した!」という時は…

スーパーで買ってきて、いざ飲んだ時に「苦い!」と思ったことありませんか。
勿体無いけど、飲みたくない、と思って引き出しの奥にしまわれる事もしばし。
そんな時に、なるべくティーバッグを苦くしない方法。

1.絶対に揺らさない
2.抽出する時間を短くする
3.お湯の量を増やす
4.お湯の温度を下げる
5.煮出しミルクティーにする

この5つの方法がオススメです。

1.絶対に揺らさない
渋みや苦味を出さないのに有効な方法です。
紅茶には種類がありますが、「アッサム」は色が濃く出ますが、「ダージリン」はあまり色濃く出ません。
ですので、色が薄いからといって揺らしまくるのは渋くなる原因となります。

2.抽出する時間を短くする 3.お湯の量を増やす
ティーバッグの中には、粉のような状態で茶葉が入っている事がほとんどです。
日本は軟水の水なので、輸入のティーバッグなど規定の時間だと濃くなりすぎる事もあります。
またイギリスの茶葉などはミルクティー前提なので、ストレートで飲む場合は時間を短くすると良いですね。
また、お湯の量を増やすのも、同じような効果が得られます。

4.お湯の温度を下げる
日本茶を飲む人はご存知だと思いますが、温度が高い方がエピガロカテキンガレート(EGCG)という苦味成分が出やすく、テアニンなどのアミノ酸旨味成分が出にくくなります。
温度が低いと香りは開きにくいのですが、渋みは減るので、飲みにくい時には良い方法です。
沸騰後にひとおきした90~95度で試してみて下さい。

5.煮出しミルクティーにする
渋いことを開き直って煮出しミルクティーにするのもオススメ。
ロイヤルミルクティーといって、お湯を使わずに牛乳で煮出すレシピがあります。
この方法だと、渋みの成分が牛乳のタンパク質(カゼイン)と結合して、渋さが和らぎます。甜菜糖や三温糖などの優しい砂糖を入れれば、渋いティーバッグが美味しいミルクティーに変身しますよ!

ティーバッグの種類

お店に売っているティーバッグの種類は、数多くあるので説明はできませんが、レストランなどのドリンクバーには5種類程のティーバッグが用意されている事が多いですね。
そんなドリンクバーや、ちょっとしたシチュエーションで選べるようにティーバッグの種類について説明します。

ダージリンティー すっきりとした香りの紅茶 ストレートがオススメ
アッサムティー 濃い口のコクのある紅茶 ミルク追加がオススメ
セイロンティー ミントのような清涼感のある紅茶 ストレートがオススメ
アールグレイティー 柑橘系果実の香りの紅茶 レモン追加がオススメ

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ティーバッグは何回使えるか

こんなキーワードで検索する人が多いですが、1回しか使うことができません!
何回も抽出できるのは、特殊な烏龍茶のティーバッグだけです。

何故かと言うと、ティーバッグは袋の中に「細かく刻まれた葉っぱ」が入っていて、一回で全ての「美味しい成分」と「香り」がお湯に出るように作られているからです。
ですので2回以上は、香りや味のほとんどない薄い水になってしまいます。

珍しいですが、お湯を入れると膨らむようなティーバッグは、中に刻んでいない大きなリーフが入っているので、2〜3回飲む事ができたりします。
写真は台湾産の烏龍茶のティーバッグです。

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というわけで、手軽に美味しい紅茶ティーバッグを楽しんで下さいね!
ポイントは、「熱湯で1分蒸らす」「揺らさない」「2回使わない」でオッケー。

「美味しい紅茶の入れ方 ~ティーバッグ編~」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 美味しい紅茶の入れ方 ~リーフ編~ – 大人になれる本

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