エグリ・ウーリエ(EGLY OURIET)VPグラン・クリュ

エグリ・ウーリエ エクストラ・ブリュット ヴィエイユスマン・プロロンジュ グラン・クリュ NV

エグリはRM(レコルタン・マニピュラン)で知る人ぞ知るというブランドです。
RMはシャンパーニュの小規模自家栽培をして瓶詰めして販売も行う”一貫している”生産者です。

例えば生産地の近いボランジェのブラン・ド・ノワールと比べると、少し果実感が強く”甘め”です。
葡萄畑はリュット・レゾネといって減農薬栽培で作られています。中でも10ヘクタールが特級(アンボネ、ブジー、ヴェルズネ)、残り2ヘクタールが1級(ヴリニー)です。全体ではおよそ2/3がピノノワール、残りがシャルドネとピノ・ムニエという栽培比率になっています。
特級(グラン・クリュ)とはブドウ畑の格付けの中で最も高い格付けで、シャンパーニュ地方の場合、324のブドウ畑のなか17の畑のみがグラン・クリュ(特級畑)として指定を受けています。

エグリ・ウーリエ(EGLY OURIET)VPグラン・クリュの葡萄の比率はピノ・ノワール 60% シャルドネ40%で、ピノ・ノワールの濃厚な香りのなかにもシャルドネの濃さと軽快さが感じられます。

ヴィエイユスマン・プロロンジュの味わいは

抜栓直後は「あれ、ミスったなか?」と思えるほど単調であっさりとした味わい。
ドライでなく少々甘みを感じますが、ボディの厚みはありません。

しかしクープグラスに10分程度注いでおくと、ぐっと香りが引き立ってきて果実感や厚みがぶわっと出てきます。
料理に合わせてゴクゴク飲んでしまったのですが、ボトルの3分の1くらいの残量になってから急に香りが強くなって味わいも濃厚になりました。

シャンパーニュの中には時間が経つと嫌な酸味が強く出て飲めないものもあります。ブラン・ド・ブランなどでは時間の経過に弱いものも多くありますが、このエグリは30分程度経ってからでも十分に美味しいです。
むしろ逆に抜栓直後は余り美味しくないので、少し時間が経った方が良いです。

20分〜30分経つと、徐々にグレープフルーツ。それもピンクグレープフルーツを素手で割ったときのようなフレッシュな香りが立ち上がります。
しかし、それでもシャンパーニュのビンテージが若すぎるため、香りの調和が取れていません。日本橋 三越地下で購入したものですが、まだまだ熟成させた方が美味しくいただけそうです。

2017とラベルに書いてあるロットですが、筆者の感覚だと5~8年位セラーで寝かせた方が香りのバランスが良いのではと思います。
もしもこのエグリ・ウーリエを購入したり譲り受けて、まだ抜栓していないのであれば購入年月を確認して、少し飲むことを忘れて居たほうが懸命と言えそうです。

VPではない方の通常のノンビンテージ・エグリ・ウーリエは1〜2年でも抜栓して美味しいので、すぐに飲みたい人は「エグリ・ウーリエ グラン・クリュ トラディシオン・ブリュット NV」がお勧めです。