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イタリアの外食事情【レストランでの頼み方etc…】

イタリアは美味しいものだらけ??

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皆さんの中では、イタリアは美味しいものだらけ!というイメージが強いのではないでしょうか。確かに、日本にはイタリア料理屋がたくさんあり、ピザやパスタはすでに、定番として食べられています。

そんなピザやパスタを本場で食べたら、さぞ美味しいに違いない……。

編集部もそんなイメージを漠然と持ちながら、イタリアへと出発しました。今回はそういうわけで、イタリアの食事を、外食事情をメインにしながら書いていきます!

イタリアの外食は高い!

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イタリアに限らず、ヨーロッパのどの国にも共通して言えることですが、外食は日本に比べると非常に高いです。例えばパスタ。日本では相当な高級店に行かなければパスタは1000円から1400円程度ですが、イタリアでは1600円から2000円が一般的。

そのため、例えばイタリアのレストランで厳密に、

・前菜(生ハムの盛り合わせ)8ユーロ

・ファースト(パスタ)12ユーロ

・セカンド(牛肉)15ユーロ

・デザート(パンナコッタ)6ユーロ

・スパークリングウォーター 1ユーロ

・グラスワイン 4ユーロ

合計46ユーロ

と頼んだとすると、一人あたりの金額はサービス料3ユーロ込みだと、7000円近くになってしまうでしょう。もちろん厳密にこれほどの量をフルコースで食べる人はそれほど多くありませんから、厳密には前菜+主菜一品+飲み物といった組み合わせになるかとは思いますが、それでもユーロが高いこともあり、少し割高感があります。

イタリアに行くときには、「日本よりも美味しいものが安い値段でたくさん食べ放題!」と思ってしまいがちですが、実際にはそれほどリーズナブルではなく、かなり高額になってしまうのです。

イタリアのパスタは美味しい??

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それでは、高いんだったらせめて美味しくないと!と思うところ。実際にパスタを頼もうとすると……レストランで意外とパスタのバリエーションが少ない。

特に日本のようにスパゲッティやリングイーネといった麺系のパスタでバリエーションが10種類近くある、といったレストランは非常に少なく、ほとんどのレストランの場合パスタは4種類ほど。

それもスパゲッティ1種、ラビオリ1種、ラザニア1種、タリアテッレ1種などと、麺類が実質一種類しかなかったりも。日本のイタリアンのパスタになれていると、あまりの少なさに驚いてしまいます。

そう、パスタはファーストのため、イタリアのレストランでは主食の肉などよりも立場が弱いんですね。逆にメイン料理はどの店もかなり豊富です。

ではそのパスタは果たして美味しいのか。

これはお店により。確かにはっとさせられるような美味しい味付け、日本ではなかなか食べられない組み合わせのソースのパスタなどにも出会います。しかし、日本の美味しいパスタ屋で食べるようなパスタはあまりない。特にイタリアのパスタは、味がさっぱりとしていて、割と質素な場合が多いです。

つまるところ、ちょうど中国から伝わって日本で発展したラーメンのように、日本のパスタは日本人の味覚に合わせて進化していると言えるでしょう。

そのため、あまり期待しすぎると肩すかしを食らうかもしれません。ただしパスタ自体については文句なく美味しい場合が多い。特にタリアテッレなどのパスタは自家製生パスタであることが殆どで、もちもちの食感がたまりません。

むしろピザが日本人を救う

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逆に、イタリア人が夜食として食べるというピザは、日本人に非常にありがたい食事。というのはイタリアのピザは日本で食べるよりも小麦の香りや、本格的な素材のおかげで美味しく、そのうえ安いからですね。

例えばレストランでお腹いっぱい食べようとすれば、少なくとも一人2500円〜3000円は必要になるでしょう。しかしそれほどお金を使って食べたい気分ではないとき。

そんなときはピッツェリアに行って、ピザをテイクアウトしましょう。どんなピザもだいたい一枚800円〜1000円程度で、大きさはかなり大きめです。これをテイクアウトにして、途中で冷えたレモネードやイタリアビールを買ってホテルの部屋で食べれば、比較的安く、お腹いっぱい美味しいものが食べられます。

また一番安いマルゲリータを頼んで、途中のスーパーでプロシュート(生ハム)を買って帰るのもおすすめ。こちらは3、400円ほどで100g買えます。プロシュートをマルゲリータにのせて食べれば、ちょっとゴージャスな気分にもなれます。

ちなみにスーパーでサイドメニューを買うのも良いでしょう。例えばチーズ、アンチョビのマリネ、ドライトマトのオリーブ漬け、どれもこれも非常に美味しく、しかも安いです。

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特にそれほど美味しくないのに金額ばかり高いレストランが多いローマなどを観光するとき、食事にそれほどお金をかけたくない人、どのレストランに入れば良いか分からないとき。とりあえず美味しいものでお腹を満たしたいだけのとき。そんなときにはこの方法がおすすめです。

もちろん、レストランで食べたい日はそうするのが良いでしょう。

これは別の楽しみですからね。

あまり食べれない人の頼み方

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さて、先ほどイタリアのレストランでの食事例を挙げてみましたが、実際には量的に食べれない人も多いでしょう。しかしフルコースで食べるのが正式なレストランでは、なかなか一品だけ頼むのもしにくいもの。

そんな人におすすめなのは、以下のような頼み方。

水もしくは炭酸水(二人で一本)

前菜(二人で一皿)

主菜(肉やパスタ)

食後にエスプレッソ

前菜を半々にすると、量的には日本のレストランで食べるのと同じような感覚で食べられます。また、食後にデザートを勧められることが非常に多いですが、そのときにエスプレッソを頼めば、ちょうどデザートの代わりのように飲むことができます。

イタリアのエスプレッソは香り高く非常に濃厚なので、砂糖を入れて軽くかき混ぜて飲めば、まるでティラミスを食べているかのような風味です。量も多くなく、すっと飲めて経済的(最も高くて2.5ユーロほど)なので、おすすめです。

いかがでしたか??
今回はイタリアの外食事情と料理について紹介しました。イタリア旅行に行くときには是非参考にして、経済状況や食べたい量に合わせた注文をできるようにしてくださいね。
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「イタリアの外食事情【レストランでの頼み方etc…】」への1件のフィードバック

  1. 大変よくわかりました。夕食としてテイクアウトするのは参考になりました。

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