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”黙っている”というのが大人になる一歩

頭の良い人は、知っている事を黙っています。
隣で自分の専門分野のことを話して居ても、さも知らない振りをして聞き流しています。尋ねられて初めて、分かりやすく説明します。

たまに、聞いても居ないのに話に割り込んできて、専門用語を並べて自分の知っている事が100%正しいように話す人、威圧感のある人が居ますが”大人”とは言えません。話を振られて、意見を求められてから、その人に分かりやすく説明できるのが大人です。

 

沈黙は金、雄弁は銀

「沈黙は金なり」ということわざがあります。
解釈は様々ですが、「黙って状況を判断する方が懸命」という事につきます。
余計な事をベラベラ喋っては、何が言いたいのか分かりませんし、まるで主婦のお喋りのようです。自分のバカさ加減が露呈してしまいます。

初対面の人とのコミュニケーション、プライベートでも仕事でも、”言葉を慎重に選ぶ”というのが重要です。
自分が”良い”と思っている事でも、相手にとって”悪”かもしれません。

雄弁(ゆうべん)とは?

沈黙は金の後に、雄弁は銀という言葉が続きます。
雄弁とは辞書で検索すると以下の通りです。

人を感銘させるような、堂々たる弁舌。弁舌が力強くてすぐれていること。 「沈黙は金、―は銀」(沈黙の方が雄弁より価値がある)

多弁、能弁、雄弁、詭弁、様々な”弁”が付く言葉がありますが。
共通するのは「よく喋る」事です。
言葉巧みに相手を丸め込む、という意味合いもあります。

「持論で相手を捻じ伏せる」そんな人、職場の上司や、家族・親戚にも一人は居るのではないでしょうか?
まるで自分の意見が100%正論で、お前は悔い改めよ、といった具合で丸め込もうとしてきます。こういった雄弁の人には何を言っても無駄です。

黙ってた方が得だという事を知っている

喋れば喋るほど状況が悪化する、もしくは意味を成さない。そう感じ取った場合は「黙っている」のが最も懸命です。相手が意見を絶対に変えない、聞く耳を持たない場合、こちらが何を言っても、どんなに正論であっても意味がありません。

適度に頷いて黙っているのが良いでしょう。
もしくは相手の理屈を復唱して、気分を良くしてあげましょう。これが状況を解決する最善の方法です。

”すぐに折れる”というのが大人になった証拠です。若い人ほど熱心に自分の意見を伝えてぶつかり合い、相手に分からせようとします。
雄弁、詭弁な人間に対しては「なるほど、分かりました!」と言い、会話を録音して別の所に持っていったり、後日に裏から手を回したりとクレバーに対応します。

後日「あの時分かったと言ったろ!」と怒られたら「分かったとは言ったが、やるとは言ってない」と断固とした態度を取りましょう。他に話す必要はないのです。

とにかく口論などは言葉が少ない方が有利です。言った言わない、脅迫だ、とならないのです。

角を立つのを嫌がる

国会答弁ではないので、相手の揚げ足を取ったり嫌な気持ちにさせても日常生活では意味がありません。頭の良い人は角を立つのを嫌がり、静かに事態の終息を図ります。例えば道で相手にぶつかられても、「あゝ、失礼」とこちらが謝ります。

もちろん物を盗られたら怒りますが、ぶつかられた程度で一々怒っていては意味が無いことを知っています。
このように喫茶店で給仕が多少の失礼をしても、コンビニ店員がレジを間違えても怒る事はないのです。些細な事で怒るのは、自分の怒りを他者にぶつけて悦に浸りたい程度の低い人だけです。

”黙っている”というのが大人になる一歩

今の世の中、口論で問題解決できるケースが少ないです。
事なかれ主義になれという訳でなく、黙って問題解決の糸口を探すのです。

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