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飲む石鹸と消えるインク Bowmore Darkest & Glen Grant

リモートワークを大義名分にして外出をしない生活を送っているのですが、やはり刺激が少ないものです。他人と向かい合って会話をするというのが人間としていかに大切か実感させられます。先週は久しぶりに馴染みのバーに足を伸ばしたので印象的だったウイスキ...
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夏だからって薄いビールを飲んでいていいのか (アムステルダムの醸造所 Oedlipus)――オランダビール三昧 5

オイディプス(Oedipus)はアムステルダムに拠点のある、ビール醸造所だ。アムステルダムの北岸にある。 公式サイトによると四人の友人たちによって創業されたらしい。この会社のビールのラベルや公式サイトのデザインを見ていて、まず伝わってくるの...
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「希望」(Hoop)という名の醸造所――オランダビール三昧 4

オランダは日本よりビールは安い。水なみに安いビールもありますが、私がこの連載で今のところお届けしているオランダのクラフトビールは残念ながらそれほど安くはない。どれも33clで2~3ユーロ(240~360円)といったところ。それでも水なみに安...
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両義性のビール、ヨーペン(Jopen)――オランダビール三昧 3

みなさま、相変わらずビールを飲みまくっている筆者、まだらの牛です。オランダはしばらく前からかなり暑くなっており、カフェのテラスでビールを飲むにはもってこいの季節です。緯度が高いため、日の入りが今は十時過ぎで、遅くまで外で飲んでいても明るくて...
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IPAの雄ヨーペン(Jopen)――オランダビール三昧 2

スーパーで簡単に手に入るオランダのビールを飲み尽くすというこの企画の第二弾、私の中の本命であるヨーペン(Jopen)の登場です。 ヨーペンはハールレム(Haarlem; ハーレムとも)にあるクラフトビールの醸造所です。1994年、ハールレム...
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グロールシュ(Grolsch)スペシャルビール飲み比べ――オランダビール三昧 1

ある日、近所のスーパーのビール売り場を眺めていて、一つの考えが頭に浮かびました。この棚にある全種類を飲み尽くそう。そしてリナシメントにレビューを書こうと。この決心はとりあえず、もっと控えめに、スーパーにあるオランダのビールをすべて飲み比べし...
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自宅で木を楽しむ――天然木突板と白樺ビート

数年前の話ですが、ある漁業で財を成した家に招かれて驚いた経験があります。 その家は伝統的な日本家屋だったのですが、玄関から廊下、階段、居間まで全て削り出しの無垢材で作られていて圧巻でした。私達が木目調プリントやMDF(中密度繊維板)にいかに...
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君はビターバレン(Bitterballen)を知ってるか――ホランドB級グルメ

なんだか月並みで恥ずかしいタイトルですけれども、キャッチ―であればいいなと願った結果です。副題が「ホランドB級グルメ」というのも嫌らしい。まず「B級グルメ」という言葉が人の注目を集めようという魂胆が透けていて鼻につくでしょう。そして「ホラン...
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新幹線の駅弁はどこで買うべきか?

はっしーです、こんばんは。 昨日のまだらの牛氏による絵画解説から一転して、俗っぽい記事になってしまいすみません。 昨夜は寝室で『はじめてのラテン語』(大西英文、講談社現代新書、1997年。)を読んでいました。50ページほど順調に進み「もしや...
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【500円贅沢】朝食にストレートジュースを飲む

今から10年ほど前のことですが、初めてイギリスを訪れたときに「なんて飲み物が美味しいんだ!」と感動した覚えがあります。朝食に出てくるオレンジジュースやグレープフルーツジュースは格別の味で、どのB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)に宿泊...
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フルール・ド・セル (Fleur de sel) で作る塩レモン

ちょっと調べる、ということの大切さを今まさに実感しました。 初めて知ったのですが、このパッケージに書いてある「フルール・ド・セル」は実はメーカー名でもブランド名でもなく、「美味しい塩」程度の意味しかないのです。 危うく誰かに「美味しい塩ない...
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【500円贅沢】今から旬の実山椒を佃煮にしよう!

500円の贅沢第二弾は「実山椒の佃煮」 え?渋すぎ?やっぱり30代にもなると、ジジイになる準備が必要なのですよ。 フキノトウからタラの芽、少し経ちウド、菜の花、コゴミ、ジュンサイ、そして実山椒。冬から春を迎え、そこから順々に出てくる旬の野菜...
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【500円贅沢】国産の唐辛子(鷹の爪)は美味しいのか?

リナシメントでは輸入車やガラスなど高額な物を紹介することが多いですが、もっと身近な物で何か無いか、考えてみました。500円で実現できる贅沢が有るのか、シリーズ連載してみたいと思います。 1回目は「国産の唐辛子」。私は国内を車で旅行するのが好...
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黒文字とアイラ島のジンTHE BOTANISTの出会い

森の中で自生している樹木で漬け込むジンの香り 最近初めて知ったのですが、静岡県の山奥で出会った樹木(写真下)は「黒文字(クロモジ)」という名前だそうで、高級な爪楊枝などに用いられて有名だそうです。爪楊枝だけでなく枝葉から良い香りがするという...
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独裁者の航跡 ディクタドール ラム

History and Myth In the late 18th century, Severo Arango y Ferro arrived in Cartagena de Indias in Nueva Granada (presen...
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ラムとシガリロのマリアージュ、その完璧な相補性

こなすべきタスクを消化中に集中が切れてどうしようもなくなったときに、はたまた精神的に追い詰められて心のゆとりがなくなったときに、ちょっと外に出て、軽く夜風にでもあたりながらラムとシガリロを楽しんで気分転換なんていかがだろう。 きっちりと並べ...
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ディプロマティコで「#オトナダルゴナ」を作ってみました

今回リナシメントで、株式会社ウィスク・イーが企画するキャンペーン「#オトナダルゴナ」に参加してみました。 参加は簡単で、ラム酒を追加した大人向けのダルゴナを作り、「#オトナダルゴナ」というハッシュタグを付けてSNSに投稿するだけです。 実は...
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アランモルトArran Malt 4種類を比較 Whisky Review#1

突然ですがチェーザレ・パヴェーゼはご存知でしょうか。 彼はイタリアの物書きであり、彼は日記をつけていました。 その日記のつけ方は少し特殊で、書いた日記を読み直し、新たに記述を書き加えていたそうです。つまり、自己に関する情報をただ保存するだけ...
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ベランダ&バルコニーで燻製料理とワインを楽しむ

「今日のおうち時間」はベランダ&バルコニーでの燻製料理とワインです。心地よい外の風に当たりながら、料理とワインを楽しんでみました。 必要なのは「Zwillingツヴィリングプラス スモーカーセット 28cm 」と「ウッドチップ」「燻製したい...
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シルバーカトラリーの選び方

以前、大人になれる本に投稿した「シルバーカトラリーの選び方」の続編を書いてみたいと思います。 食卓で使われるナイフやフォーク、スプーンなどはカトラリー(Cutlery)と呼ばれ、現代はどの家庭でも使われています。歴史を辿ると日本・中国といっ...
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アランモルト10年と21年の旧ボトル比較

先日の「アランモルト10年〜旧ラベルと新ボトルを比較」に引き続き、世界で9000本限定のアラン21年(旧ボトル)をテイスティングしてみましたので書き留めてみます。 アランモルト 21年(オフィシャルボトル) ウイスキー界隈では、蒸溜所が直接...
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デンマーク製リキュールグラスHolmegaard Ballet

今まで数多くのグラスを見たつもりでしたが、このHolmegaard(ホルムガード)というデンマーク製ガラスは、初めて手にしました。スウェーデン製のOrrefors(オレフォス)は何種類か愛用しているのですが、一口に北欧デザインといっても趣向...
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料理の幅が広がる!自宅のベランダで燻製する方法

料理の幅が広がる”ベランダ燻製”する方法を紹介します。ダンボールボックスを使ったものや、キッチンでフライパンで簡単に作る方法もありますが、安全で部屋が臭わないベランダ燻製がオススメ。 ベランダ燻製の準備・必要なもの ・燻製する食材(お肉、魚...
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鰹節は使い切りパックを買った方が良い

インターネットの料理研究家が味の素を多用していて炎上しているのを見て、私も歳を取ったなと実感しました。少なくとも20年前は料理人が味の素を使うのなんて恥ずかしい事で、忙しい人がこっそりと味の素を使っていたものです。当時の料理本の中に味の素や...
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リーデルのシングルモルト専用グラス『ヴィノム 』は使いやすい?

さすがのリナシメント読者もインドア記事に飽きてきた頃とお思いでしょうが、まだまだ続きます。セルフ籠城は2ヶ月目に突入し、昨日は久しぶりにお天道様の元を散歩したのですが、極度の体力低下によって緩やかな坂を上っただけで息切れ動悸を起こしました。...
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Copeland(コープランド)Tiffany&Co.のアンティークカップ&ソーサー

貴重なカップ&ソーサーが出土しました。サイズからしてコーヒーカップ、薄手で光にかざすと透明感のある白磁に、手彩色と金彩絵付け。 高台がやや高く一見ではリモージュのようなシェイプに見えます。高台とハンドルには贅沢に24金が筆で厚塗りされていま...
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子供が作る「大人の透明まる氷」

籠城生活2週間以上で、何が現実なのか分からなくなって来た今日この頃。 「もう一月以上バーに行ってないなぁ〜」「バー行きたいなぁ〜」という気持ちで通販を眺めているとこんな商品が! 「おお〜!もうこれ完全にバーじゃん!おうち時間じゃん!」と早速...
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男なら黙ってサンルイを使え

神楽坂に”オカマ”なバーが多いのは以前もお話した通りで、ウイスキーを飲んでいると、これ見よがしにバカラのアルクールのショットグラスで出してきます。2~3杯飲んで次の店に行くと再びバカラのアルクールが並び、隣には金に輝くバカラのエンパイア・ロ...
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少し古い食器を楽しむ – Minton Ancestral Gold

普段使いにぴったりのカップ&ソーサー 最近になってカップ&ソーサーの熱心な収集は落ち着いてきましたが、一時は数百客以上もの紅茶・コーヒーカップを棚に並べて、溢れた食器を実家にも置く始末でした。ハンドペイントや19世紀アンティークなど様々な古...
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色の対比で春を楽しむ食器

美濃焼のうつわ 作山窯 白い食器というのは料理の基本として非常に便利です。例えばリチャードジノリのベッキオホワイト、マイセンの波の戯れ、ニッコーのエクスクイジットなど窯元によって白の色合いが違い、それぞれ似合う料理が異なります。 田舎っぽい...