こう応募すればデモテープ審査のオーディションは受かる!

みなさん、デモテープ募集やデモテープオーディションに音源を送っているでしょうか。
デモテープをメジャーレーベルに送ってデビューを目指すというのは古典的な方法ですが、そうでありながらチャンスを掴むためには外せないアプローチです。

「まだそんなレベルじゃない…」

と考える人もいるかもしれませんが、何も一回しか音源を送ってはいけない、という決まりは無いのです。
是非自信作ができるたびに送りつけてやりましょう笑
今回はそんなデモテープオーディションで受かるためのコツを説明します。

【審査員はどんなデモテープを聴きたい??】

ところで、デモテープを聴くのは誰でしょうか?? これはもちろんオーディションの審査員が聴きますが、この審査員というのは可能性のありそうな人材をピックアップする専門の人です。

そんな彼が「おっ」と思うデモテープはどんなものでしょうか。

以前「こんなデモテープは最後まで聴いてもらえない」という話から説明しましたが、もっと基本的なところから。

まず審査員は「デモテープ」を聴きたいわけではなく、あなたの能力とセンスを聴きたがっているのだということを覚えておきましょう。

あなたの能力とは、「歌の上手さ」「バンドのレベル」「売れるソングライティング力」「リズム感」などのことです。

それとは別にあなたのセンスですが、このセンスとは「音楽感=耳の良さ」とも呼べるちょっと抽象的な才能のことです。

この「音楽感」という考え方と、耳を良くする方法についてはこちらの記事で説明しています。

デモテープならバンドのレベルをより高くできる!

こんな経験はありませんか。大好きなアーティストのライブに言ったら、なんかいつもより歌が上手くないような気がする。ギターの音が迫力ない。リズムがけっこう適当。

実は多いにありえることです。なぜなら彼らの音楽は録音した後、プロのサウンドエンジニアの手によって加工編集されています。その際ミスを消したり、音程を整えたりといろんなことができるのです。

幸い同じことがデモテープにも言えます。

ライブともなればバンドの実力は筒抜けですが、デモテープのオーディションであれば録音した音源の編集ができ、実力のいたらない部分をある程度ごまかしたり、よりよく聴かせたりすることができるのです。

そのためには以下のことを意識すると良いです。

・どういう演奏がデモテープ録音に向いているのか。

本当は普段から気をつけるべきですが、デモテープ録音では特にリズム感や音程がシビアに問われてしまいます。ですからライブのとき以上に意識しましょう。

・編集しやすいレコーディングをする。

バンドの録音方法はいろいろなものがありますが、プロの間では一つ一つのパートを別々に録音し、ミキシングと呼ばれる編集作業をして混ぜ合わせることが多いです。

デモテープを作る際も、バンドでいっせいに演奏してそれを録音するのではなく、別々に演奏して一つ一つ録音し、それをパソコン上で混ぜ合わせた方が編集がしやすくなります。

 

・編集の仕方を学ぶ。

録音したものを編集するのをミキシングと言います。

ミキシングという単語で検索すると、たくさん記事が出てきますから、いろいろなWEBページを参考にしながらミキシングについて学んでみましょう。

これらのことを実践することで、バンドの実力以上のデモテープを作ることができます。

是非試してみてください。

オーディションの自己紹介の書き方

デモテープを送るようなオーディションには必ず「自己紹介」という欄があります。

ここにバンドの紹介を書くのですが、正直何を書いたら良いか分からない!

そこで、オーディション審査員に読んでもらいやすい自己紹介の書き方を考えましょう。

・意味のないことは書かない

「知り合いのなんとかが紹介してくれた誰々をバンドメンバーに迎え、ベースはこれこれこういう人で云々」なんていう書いても意味のないことは、書かないようにしましょう。まったく意味がないどころか、それが自己紹介欄の始まりだったら絶対最後まで読んでもらえないこと請け負いです。

・謙遜はしない

「まだバンド歴何ヶ月で、あまり練習が…」「ちょっとライブには慣れていないのですが…」なんていう謙遜は絶対にいけません。謙遜は美徳ではないのです。

レーベルの人はすぐに売れるバンドを探しています。ですから「まだライブはあまり上手くなくて…」なんて書いてあったら「そうか、じゃあこのバンドは即戦力じゃないから駄目だ」となるでしょう。

コツは、バンドの欠点や都合の悪いことは書かないことです。絶対に書いてはいけません。

・個人のプロフィールもあまり関係ない

「ギターはなんとギター歴15年で、10歳からやってる!」「ドラムはこんなに上手い!」彼らは聴けば個人の演奏のレベルなどすぐに分かってしまいます。ですからあまりたくさん書いてもしょうがないです。

・何がすごくてどれだけ実績があるかを書く

書くべきなのは、バンドの何が「売り」で、どんな実績を残しているか。例えば「Facebook上で1000人のファンを作った」とか「実力で500枚CDを売り上げた」あるいは「バンドグッズをいくら売った」とかそういうことを書くのが一番効果的です。

まだ実績のないバンドは非常に不利です。レーベルは即戦力を探しているので、実績のないバンドは声をかけられにくいのです。

【デモテープに添付するプロフィール画像はどうする??】

プロフィール画像に関してはバストアップと全身の2枚を求められることが多いです。

どういう写真を心がけるべきか。以下のようなことに気をつけましょう。

・表情がしっかりと見えるもの

オーディションの審査員は顔が見えない写真を嫌がります。それにおそらくどのデモテープ募集ページでも、表情が見えるものをというふうに書いてあるでしょう。決まりごとを守れないバンドは採用したくない、彼らは思うでしょう。

・自信のある表情

表情の見える写真が良いと書きましたが、どうせ表情の分かる写真を撮るなら自信のある、はきはきとした表情で撮りましょう。なんでもいいじゃん、と思うかもしれないですが、実際のところ「話が通じる人」が採用されやすいのは確かです。

ですから、自信があって、さっくりと物事を決められ、ビジネスライクな印象のある表情を心がけると良いです。

・ライブ写真は観客が多い場合だけ

ライブの写真を送るのも悪くない選択ですが、観客が多くしっかりと盛り上がっている場合のみ使いましょう。観客が少なく閑古鳥が鳴いていたり、盛り上がらずにしーんとした画像を見たら、審査員は「人気ないんだ」と感じるでしょう。

 

以上で今回の記事は終わりです。

是非積極的にデモテープを送って、チャンスを掴みましょう。

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