金曜の夜10時に眠れずテレビを見てると、親父が珍しく夜食を作ってくれた思い出はありませんか?普段、夜中まで起きていると怒られる日常ですが、たまの休み前の夜に作ってくれる父が格好良く見えた人もいるはずです。
次はあなたが子供に、「早く寝ろ〜」と叱り、それでいて金曜日の夜には、心暖まる夜食を作る番なのです。
そんな時に、子供が「親父の味」と思えるような、大人の夜食を作れるように、こっそり練習する必要があります。
出汁茶漬け
これは、とてもシンプルに見えて、簡単にできる本格的な夜食のレシピです。
子供にとってはお茶をご飯にぶっかけただけに見えますが、その旨い香りをずっと覚えているかもしれません。
まずは、出汁を取ります。主に、かつお節の”花かつお”を使うと良いです。
他にも煮干と混ぜる茶漬けも良いです。
煮干しを10本程度の頭を取り、水で20分位漬けておきます。
そして煮干しがふやけだしたら、火を掛けて沸騰寸前で止めます。
次にそのまま、花かつお(お好み焼きとかに掛けるタイプ)をひとつかみ、お湯に入れます。
そのまま弱火で1分程したら火を止めて、ざるやキッチンペーパーなどで漉します。
そして、残りの出汁を再び鍋に戻して、みりんと、砂糖、塩を加えて、ひと煮立ちさせます。
後は温かいご飯を盛り、だしを小さな器に入れます。(これは食べる直前に掛けた方が美味しいからです。)
あとは刻んだ、しば漬けなどをのせて、食べる直前にだしを掛ければ完成です。
お米は少なめに持ったほうが、美味しく食べれるので、少し物足りないくらいがベストです。
もし、めんどくさい場合は、煮干しを無しにして、花かつおだけにすれば、10分〜15分程で調理できるのでお手軽です。
親父の醤油ラーメン
煮干しをがっつり使った、親父の本格ラーメンレシピです。
これには、良くスーパーで売っている袋ラーメンを用います。
選ぶときのコツは、細めの麺を選ぶと良いでしょう。パッケージが美味しそうな物で。
ラーメンはお店で食べたら800円なので、ケチらず豪華な袋ラーメンを買いましょう!
もちろん冷蔵コーナーにある、”生麺”ですよ!!賞味期限が1週間程のものです。
間違っても、インスタントや冷凍を買わないようにしましょう。
まずは、お湯にがっさり(片手でつまむ位)の煮干しを入れます。
この時に、より本格的にだしを取りたいのであれば、厚削りかつお節とともに、
煮干しを水の状態で30分程度浸しておきましょう。
また、煮干しの頭を取っておくと、エグみが少なくなってより美味しいです。
同時にだし用の太ネギの白い部分もだしと一緒に煮込みます。そうすると、ネギの甘味が出ます。
本格的にやりたいのであれば、予めフライパンでネギ油とラー油少量とともに、
ネギに醤油を掛けてほんのりと焦がしましょう。
それによって、「焦がしネギの魚介醤油ラーメン」ができます。
後は、もし家ににんにくがあれば、一欠片すりおろしてだしに追加して煮立てます。
こういった工夫によって、ただの袋ラーメンが、お店で出るような本格なラーメンに化けていきます。
これで醤油ラーメンのベースが完成しました。
次に熱湯のお湯で麺をゆでます。ここの時点で、子供に夜食を作ったことを伝えておきましょう。
ラーメンは茹で揚げたてが一番美味しいので、すでに呼んでおきます。
また、茹で上げるお湯はたくさん沸かしておきます。
お湯が多ければ多いほど、冷えた麺を入れた時の温度の低下が少なく、再沸騰までが短くなるので美味しく仕上がります。
火力は最大にしておきましょう。
そして、ちょっと速いかな?といった時に、麺をあげます。
トッピングや、盛り付けに多少時間がかかるので、その分早くあげておきます。
あとは、ナルトや味付玉子(半分に切る)、メンマなどトッピングをのせます。
塩が入っていない、黒胡椒などもオススメです。
他にもネギを縦に細く刻み、具入りラー油を混ぜると、お店のような仕上がりになります。
もし夕食の余りで、水菜などが余っていれば、少量飾り付けるのもアリです。
とても大人で美味しラーメンが手軽に完成します!
あとは、子供に食べさせて、たまにはテレビゲームに付き合うのもよいでしょう。
普段黙っているパパこそ、こうした夜食は子供が嬉しく思うものです。
大人になって、ふとした時に親父の味を思い出せるように、本当に美味しい夜食とは何か食べさせてあげましょう。
ハタチを超えて、お酒を飲むようになっても、インスタントでは物足りなくなって、もしかしたら親父と同じようにキッチンで簡単な調理を始めるかもしれません。
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