過去に購入して最も不要だった「アンティークカトラリー」は?

ライフスタイル

アンティークの食器やカトラリーには、どこか心惹かれる魅力があります。まるで過去の時代の優雅な食卓へタイムスリップするような感覚。私もその魅力に抗えず、イギリス製のアンティークカトラリーを数々購入してきました。しかし、長年にわたり、使う機会がほとんどなかったアイテムがいくつか…いや、正直に言えば、かなりたくさんあります。

使用頻度が低いランキングNo.1 「シュガーシフタースプーン(Sugar Sifter Spoon)」

例えば、写真でもご覧いただけるこのシュガースプーン。
美しいデザインで、ティータイムにぴったりだと思って購入しましたが、実際のところ、何度使ったかは記憶にありません。貝殻の形をしたデザインはエレガントそのもので、振りかけられるような穴も開いている。しかし、現実的には、砂糖はスプーンでそのまま取った方が早いのです。

シュガーシフタースプーンは、紅茶に砂糖を入れるという使い方もあるのですが、もう一つ重要だったのが、果物に砂糖をかけていたそうです。

日本の果物は世界でも最も美味しいと言われるほど品質が高いですが、海外の果物は今でも糖度が低く酸っぱいものや甘さがほとんどしないものも存在します。 こうした甘さがほとんどしないフルーツに対して、このスプーンを使って砂糖をかけて食べていたそうです。

使用頻度が低いランキングNo.2 「フィッシュナイフ(Fish Knife)」

そして、もう一つのアイテムがフィッシュナイフ。おそらく、最も使っていないカトラリーの一つでしょう。これを買った当時、「次に魚料理を出す時にはぜひ使おう」とワクワクしていました。ところが、魚を出す場面になっても、結局は普通のナイフとフォークで済ませてしまい、フィッシュナイフは一度も出番がなかったのです。

なぜ使わないのか、と問われると、答えは簡単です「使いにくいから」。
アンティークのカトラリーは、そのデザインの美しさが何よりも重要視されていますが、現代のライフスタイルに合った実用性は期待できません。

フィッシュ・ナイフは、ハンドルと実際の刃の部分がずれていて、力を入れにくいのです。 グラツキが生じてしまい、普通のナイフを使った方がはるかに安定します。

使用頻度が高いカトラリーは?

最も使用頻度が高いカトラリーはフォークです。 そして次にスプーンです。 ナイフはお肉を食べるときに使うときもありますが、それでも使用頻度は高くありません。年に何回か使うのがバターナイフです。 特にお客さんが来てパンとバターナイフを出すと、何人かでシェアするときに便利です。

次にアンティークを購入する時は、その美しさだけでなく、「本当に使うかどうか」をしっかり考えたいと思います。

どれもとてもかわいらしいですが、 全く使わなくなってしまうのももったいないので、皆さんは購入する際に慎重に考えてみてください。

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