最近のiPhoneはバッテリー交換しても意味がない

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iPhone 12やiPhone 15を使っていて、急激にバッテリーの持ちが悪くなったと感じたことはありませんか?私は「iPhone 12 Pro MAXを1年使って気になったデメリット・不具合」という記事で、以下のような体験を書きました。

バッテリーの持ちがとても悪い

iPhoneにはバッテリーが新品時からどの程度劣化しているかを表示する機能があります。最大容量という項目を見ると、新品時と比べて何%劣化しているか分かるのですが、これが信じられないことに、インチキされているような気がします。

購入してから毎月1~2%ずつ減少していき、10か月後には85%まで低下しました。しかし、それ以降の4か月間、85%からまったく変動しなくなったのです。ここ数か月間、テザリングで毎月100GB以上を転送し、わざと「バッテリーの充電最適化」をオフにして高負荷をかけても、最大容量は変わりませんでした。

AppleCareの保証では、最大容量が80%を下回ると無料でバッテリー交換をしてもらえるため、Appleがソフトウェア上で80%を切らないように調整しているのではないかと疑っています。購入から10か月で15%減少し、その後まったく減らないというのは、理論的にはありえないはずです。

iPhone 12 Pro MAXを1年使って気になったデメリット・不具合
「共有」が頻繁にバグる Safariや画像転送の共有が頻繁にバグります。 LINEに送信できないだけでなく、TwitterやInstagramにさえ送信できなくなります。特定のアプリケーションだけ転送できないわけではないので、おそらくこれは...

バッテリー交換しても改善しない

その後、バッテリーの持ちにうんざりし、自費でApple Storeに行き、バッテリー交換を依頼しました。AppleCareに入っていたため、80%を切れば無料で交換できるのですが、どれだけ負荷をかけても80%を切ることはありませんでした。

バッテリー最大容量に関するこの「インチキ」には不満がありましたが、結論として、バッテリーを新品に交換しても、消耗が改善されることはありませんでした。どうやら、問題はバッテリーそのものではなく、ソフトウェアのアップデートに伴う消費速度の急激な増加に起因しているようです。

つまり、無料で新品のバッテリーに交換しても、バッテリーの持ちが改善するとは限りません。実際、iPhone 12を使っていた際に、iOSのアップデート後に電池の持ちが極端に悪化したという声を多く見かけました。Appleが意図的に新機種への乗り換えを促すためにそうしているのかは分かりませんが、明らかにバッテリー消耗が急激に進むという現象が発生しています。

代替機種に交換しても改善せず

その後、バッテリーを新品に交換したものの、今度はiPhone本体を破損してしまうという事故が起こりました。結果的に、「新品購入」→「バッテリー新品交換」→「本体新品交換」という流れになったのですが、結局、バッテリーの持ちは新品購入時のようには戻りませんでした。

これ以上の検証は個人では難しいため、これ以上試していませんが、推測するに、初期のiOSではバッテリーへの負荷が少なく、長持ちしていたものが、アップデート後にはどの状態のiPhoneでもバッテリー消耗が激しくなったのではないかと考えています。

iPhone15 Pro Maxも同症状が発生

その後、iPhoneのバッテリーにうんざりして、iPhone 15 Pro Maxを購入しました。新しい機種なので大丈夫だろうと期待していたものの、やはり時間が経つにつれてバッテリーの持ちが悪くなり、10か月も経たないうちに、1日中バッテリーが持つかどうか怪しくなりました。

私はゲームはまったくせず、写真撮影や短い動画の撮影が主な利用ですが、それでも朝のフル充電から夜にはバッテリー残量が赤ランプになるまで消耗してしまいます。これは、さすがにバッテリー消耗が早すぎると感じました。

結果として、最新のiPhone 16 Proを購入することに至りました。

iPhoneとの付き合い方

私は初期のiPod Touchから始まり、iPhone 4を購入して以来、長年にわたってApple製品を使い続けてきました。初期のiPhoneは、星型のドライバー1本あればバッテリーを自分で交換でき、Amazonでバッテリーパックと工具がセットで1500円程度で販売されていました。

iPhone 4の時代、最高機種でも6万円程度、安価な機種であれば4万円台で購入でき、バッテリー交換も手軽でした。しかも当時は動画視聴が今ほど一般的ではなく、LINEや音楽、ブラウジング程度であれば2日間充電せずに使えたものです。

しかし、現在のiPhoneは性能が大幅に向上した反面、消費電力も増加しており、簡単な作業でも1日でバッテリーが半分以下になることがあります。バッテリー交換の費用も、iPhone 16 Proではついに19,400円と2万円近くまで高騰しました。

そして、バッテリーを新品にしても、購入当初のような快適さが取り戻せないのは非常に残念です。多くの人が物を大切にし、長く使いたいと考えているでしょうが、iPhoneでは頻繁なiOSのアップデートが必要で、それを怠るとアプリが使えなくなるなどの不便が生じます。

そのため、私の結論としては、バッテリー交換が必要になった時点で新しい端末に乗り換え、古いものは売却するというサイクルを繰り返すのが、現状では最も正しいAppleユーザーの選択肢ではないかと思っています。

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