暇つぶしに池袋を散歩していると、少し隠れた通りで「鮮肉月餅」という看板を見つけました。
月餅といえば、あんこを使った甘いお菓子というイメージが強かったのですが、肉入りの月餅もあることは知っていました。しかし、実物を見るのはこれが初めてでした。
一度食べてみたかったので、さっそく購入することに。2種類あって迷ったので、店員さんに相談すると、「どちらも人気ですよ」と笑われてしまいました。
左が通常のタイプで、右が「蛋黄鲜肉月餅 现烤现发」と書かれた、アヒルの卵が入った肉月餅だそうです。初めてなので、プレーンなタイプを選んでみました。
注文後に気づいたのですが、このお店は上海名物の焼き小籠包専門店のようで、周りでは女性グループが焼き小籠包を楽しんでいました。
確かに焼き小籠包も美味しそうでしたが、どちらかと言うと、ちょっと変わった中華名物を食べたい気分だったので、お肉の月餅を選んで正解だったかもしれません。他にも自家製の肉ちまきや椎茸入りの野菜まんじゅうなど、手作りのお惣菜が販売されていて、とても興味をそそられました。
お店のメニューは限られているように見えたのですが、店内に入ると、大根餅や肉野菜ワンタン、牛カレースープ、さらにはよくわからない種類のお肉まで、さまざまな料理があるようです。
さっそく、温かいうちに月餅を食べようと開けてみると、思ったよりサイズが小さくて驚きました。写真では大きな肉まんのように見えましたが、実際には500円玉より少し大きいくらいで、成人男性なら二口、三口で食べられるサイズです。
また、焼き小籠包のように熱々で肉汁たっぷりなものだと勝手に想像していましたが、今回はぬるくて、コンビニの肉まんよりも10度くらい低い微妙な温度でした。
一口食べてみると、外側のパイ生地はサクサクで、香ばしい風味が広がります。食べ進めるうちにしっとり感もあり、クセになる味です。中身の肉は、小籠包と肉まんを足して割ったような感じで、少しドライな仕上がりです。香辛料も強くなく、日本人の口にも合いそうな優しい味わいでした。
サクサクしてとても美味しいのですが、値段は少し高いと感じました。このサイズで4個入りなら、800円くらいが妥当かなと思います。ネットで調べてみると、2020年頃までは4個入りで1000円だったようです。
最近のレビューを見ると、「サイズが小さくなり、味が落ちた」と書いている人もいました。もしかすると、以前はもう少し大きくてお得感があったのかもしれません。
焼き小籠包は熱々の肉汁を楽しみたいですが、この肉月餅は冷めても美味しいので、ちょっとした差し入れや手土産にも喜ばれそうです。
リピートするかはまだわかりませんが、興味があれば一度試してみる価値はあると思います。
店舗情報
店舗名: 永祥生煎館
住所: 〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目29−1 北口前・サンシティホテル西側1F
営業時間: 11:00〜23:30
電話番号: 0369141566
支払い方法: 現金、PayPayほか
アクセス: 池袋駅、西口北から徒歩すぐ
公式サイト: http://ei-show.com/