見逃すと危険、「糖質制限ダイエット」で起きた低血糖症状

健康

35歳になり、20代より急激に痩せにくくなったので「あすけんダイエット」を利用して糖質制限ダイエットを始めました。このダイエットは、炭水化物の摂取を減らし、脂肪やタンパク質を主なエネルギー源として利用することで、体脂肪を燃焼させることを目指すものです。

急激に断食するのではなく、朝昼晩でしっかりとご飯を食べて、その食べたカロリー量をアプリに入力していくことにより、一日の摂取容量を算出するというものです。年齢と身長・体重などを入力して、その1日の接種目標からマイナス400カロリー程度を目安にして生活していました。

ご飯を食べているので無理がないなと思っていたのですが、ある日突然低血糖の症状が出て、かなり怖い思いをしました。

突然の低血糖症状

一昨日、朝7時頃に「カフェラテとフルーツグラノーラ」をしっかり食べていたのに、11時半頃になると突然、体調に異変を感じました。空腹感は少なく、発汗、震え、疲労感、脱力感、思考力の低下などの症状が現れ、次第に頭がぼんやりしてきました。

※朝食には左の「素材丸ごとグラノーラ脂質ハーフ」と右の「オーガニックジャンボオーツ」をブレンドして牛乳を足して食べています。左のケロッグだけだと甘すぎてしまうので、右のシンプルな無糖のオーツを足すことによって食べやすくなりますし、糖質もさらに抑えることができます。

特に発汗と震えが顕著で、エアコンが効いているにもかかわらず、体が熱く感じ、手や頭など体のさまざまな部位が突然震えだし、恐怖に包まれました。

すぐに低血糖だと気づき、急いでヨーグルトに砂糖をたっぷりかけて食べました。少しずつ症状が和らいだものの、手足の震えや心臓の動悸はしばらく続いていました。15分ほど経った後にやっと症状が軽減し始めましたが、完全に回復するまでには1~2時間ほどかかりました。

なぜ低血糖が起こったのか?

なぜ低血糖が発生したのかを考えてみました。
糖質制限ダイエットでは、炭水化物の摂取が減ることで、通常のエネルギー供給が不足しがちです。特に、体が脂肪をエネルギーとして効果的に利用するまでには時間がかかります。

脂肪を分解してエネルギーに変える過程はすぐに進まないため、エネルギー不足が起こりやすく、その結果、血糖値が急激に下がってしまったのです。

体は炭水化物が不足すると、肝臓で糖新生と呼ばれるプロセスを通じて、脂肪やタンパク質からグルコースを生成します。しかし、このプロセスには時間がかかり、特に脳や赤血球など、グルコースを唯一のエネルギー源としている組織に十分なエネルギーを供給できません。そのため、糖質制限ダイエット中に低血糖症状が出ることがあるのです。

高校生物でATPによる代謝や解糖系を学んでいたため、脂肪がすぐにエネルギーとして利用できないことは知っていましたが、自分の体で実際に体験するとは思いもしませんでした。

突然に来るので気をつけた方が良い

極端な糖質制限ダイエットをしていたわけではなく、朝もしっかり食べていたにもかかわらず、突発的に低血糖の症状が発生しました。

調べてみると、特に体がまだ糖新生や脂肪代謝に慣れていない初期段階では、こうした症状が現れやすいことがわかりました。これからは、体調の変化に細心の注意を払い、必要に応じて適度に炭水化物を摂取するよう心がけるつもりです。また、急な低血糖に備え、すぐに摂取できる糖分を手元に用意しておくことも大切だと感じました。

糖質制限ダイエットは、適切に行えば健康的な減量が期待できる方法ですが、無理をせず、体のサインを見逃さないことが重要だと改めて実感しました。

BMIとはBMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。子供には別の指数が存在しますが、成人ではBMIが国際的な指標として用いられています。健康を維持するためは日頃からBMIを把握することが重要です。計算式
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2  適正体重 = (身長m)2 ×22

私は30代の男性で、ある程度脂肪がついているため、こうした糖質制限ダイエットに取り組んでいますが、特に若い女性は、標準体型にもかかわらず、無理な糖質制限ダイエットを行っている人が多いように思います。

そのような場合、さらに急激に低血糖の症状が発生し、最悪の場合、倒れてしまう危険性もあります。「自分には関係ない」と思わず、慎重に注意を払いながらダイエットを行うことが大切です。特に朝食と昼食はしっかりと食べることをお勧めします。

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