35歳になってわかったのは、少しでも気を抜くと、あっという間にお腹に脂肪がついてしまうということです。20歳の頃と変わらない生活をしているつもりでも、基礎代謝は落ち、お腹周りにはぷっくりと立派な「浮き輪」が装着されてしまいます。
次回、詳しくダイエットについて書こうと思いますが、今回はビール腹を解消するためのレシピをご紹介します。
過酷な筋トレはダイエットに効果がない？
私は美味しいものを食べるのが好きなので、「食べながら痩せたい」と思っていました。
最初に挑戦したのは、食べる量を全く変えずに過酷な筋肉トレーニングを行う方法です。10kgのウェイトトレーニングをみっちり行う方法で、これは半分成功し、半分失敗しました。トレーニングをするほど筋肉がどんどん成長し、ウェイトを上げるのが簡単になり、胸やお腹の筋肉もついてきました。しかし、残念ながらお腹周りの「浮き輪」はそれでも減りませんでした。
やけにガタイの良いデブの誕生です。ダイエットには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が必要で、瞬発的な無酸素運動では脂肪が減りにくいというのは本当のようです。
摂取カロリーを減らす方向に変更
次に試したのは、摂取カロリーを減らす方法です。一度激痩せした経験がありますが、その理由は、コロナに感染し、2週間ほど倒れていてほとんど食事をとれなかったからです。
その結果、お腹の脂肪が信じられないほど落ち、ベルトも1つ分縮まり、スタイルが良くなりました。しかし、健康が回復すると食欲も復活し、再び太ってしまいました。これが「リバウンド」というものだと身をもって実感しました。
食べる量を極端に減らすダイエットは、一時的には効果があるかもしれませんが、食べることが好きな人には長く続けるのが難しいでしょう。
そこで現在試しているのが、脳を騙すダイエット食です。人間の脳はよくできていて、低カロリーなものだけだと物足りなさを感じますが、味が濃くてボリュームのあるものを食べると、満足感を得ることができます。
また、ビール腹に対して、ビールをやめずにカロリーを減らす方向でチャレンジしています。お酒を完全にやめ、カロリーの高いものをシャットアウトするのは不可能なので、サスティナブル(持続可能)な方法を考えています。
“ビールおつまみモヤシ”のレシピ
名前は何でも良いのですが、まずメンマやザーサイなどを用意します。
普通のスーパーで買うと高いので、業務スーパーを利用するとお得です。調理は簡単で、塩抜きして鶏ガラ顆粒だし、唐辛子、ごま油などで和えると、お店の味を再現できます。
これだけでは物足りない方は、鶏のハムなどカロリーが低く、タンパク質のあるものをスライスして添えると一食分になります。
次にもやしを用意して軽く茹でます。もやしはカロリーが低いため、2袋食べても問題なく、体への悪影響もありません。
最後に刻んだネギを乗せて、具入りラー油をかければ完成です。(風味鶏油辣椒 鶏肉入りが特にウマイ)
カロリーを計算したところ、このレシピはたっぷり2人前で約100カロリーに収まります。脂を増やしたり、お肉を増やすと150〜200カロリー程度になるかもしれませんが、それでも満足感が得られます。500mlのビールを足しても、合計400カロリー程度に抑えることができます。
最後にラーメンが食べたくなるかもしれませんが、それは我慢してください。どうしても食欲が抑えられない時は、お腹の浮き輪をつまむか、昆布をしゃぶるのがおすすめです。塩分とアミノ酸が含まれているので脳が満足します。塩分摂取が多すぎるのは良くないですが、カップラーメンや炭水化物を大量に食べるよりはマシです。
35歳前後でビール腹が気になっている男性は、この方法で「食べながら痩せる」ことができるかもしれないので、ぜひチャレンジしてみてください。
