「自宅ワインパーティー」のコツと準備

一人暮らしの教科書

ちょうど一年前の今日、自宅でワインパーティーをしていた写真を発見したので、 今日はワインパーティーのコツについて書いてみます。

事前の準備が大切

好きなワインを持ち込んでゆっくりくつろぐとなると、お店よりもホームパーティーの方が向いています。

人数や日程などを調整して問題がなさそうであれば企画してみましょう。
平日か休日かは集まる人たちの仕事などによりますが 大体スタート時間は18時か19時くらいが良いかと思います

色々と料理を用意したり部屋を片付けていると時間がかかるもので 簡単な料理を出すだけであれば15時くらいからスタートしても間に合いますが、本格的に料理を仕込むとなると 朝から丸一日かかることもあります。
パンやローストビーフなど用意するとなると、前日から作ることもあります。

メニューの決定と食器の準備

20代の頃は頻繁にパーティーをしていたのですが、 集まる人や趣旨によって料理や食器などが変わってきます。

部屋から花火を見る会なんかは、とにかく後片付けを楽にしたかったので、すべて紙の食器とプラカップで夏っぽい焼きそばやフライドポテトなどを用意しました。食器の準備と片付けが意外にも大変なので、とにかく簡単に片付けを済ましたいのであれば、すべて使い捨てで揃えても良いかもしれません。

最近では可愛らしいプラのワイン、グラスなども存在します。

メニューは当日来る人の好みや、ワインに合わせて料理を決定するのが良いです。

冷たい料理も活用する

パーティに自分も参加するとなると、あまり温かい料理を増やしてしまうと、 自分が着席することができず、料理人となってしまいます。

例えば一例ですが、前菜プレートとして大きなお皿に 5種類くらいの冷えている料理を乗せて冷蔵庫に入れておきます。次にラタトゥーユのような鍋で簡単に温めることのできる料理を一つ用意します。

パンは事前に焼いておき、 最後にゲストが来た時にお肉だけ焼けば簡易的なコース料理の完成です。
このように 作り置きできるものを増やしておくと、人が来てから15分程度キッチンに立つだけで全部揃うので 大変スムーズです。

ちなみに、料理の予算が余りなくても、 上記の写真のようにポテトサラダや キャロットラペ、ピクルスなどを事前に作っておくと、低コストでもそれなりのものができます。

クラッカーの上にチーズやカルパッチョを乗せた簡易的なカナッペもおすすめです。

例えばブルーチーズにハチミツ、ミント、 もう一つはマダイをスライスしてオリーブオイルで軽く和えて、 塩、そこにオレガノなどのハーブを添えれば完成です。

時間短縮できますし、ワインにもとても合います。

ベーコンは意外と価格も高く、味も美味しいものが少ないです。
写真のような豚の塊肉が売っていたら活用すると良いです。 とても簡単で、購入してきたら塩とハーブ、もしくは胡椒などをまぶして、冷蔵庫で1週間ほど保管します。

厳密にはキッチンペーパーなどでくるんでおき、 水分が出たら新品のキッチンペーパーに交換するというのを繰り返し、 時々揉んであげると良いです。

中にはフォークで穴を開けると良いという人もいますが、細菌が表面だけでなく肉の中身まで浸透しやすいので、穴を開けないほうがうまくできる気がします。それよりも塩分の濃度を上げておくことと 冷蔵温度を低くすることによって肉が何週間も痛みにくいです。

高級なお肉を出したい場合は、前夜のスーパーを狙う

厚切りの国産和牛ステーキを出したり、 料亭で持てるほどのローストビーフを提供したりする場合は、 お肉の費用が大きくなってしまいます。

そんなに会費をかけれるパーティーばかりではないと思います。そんなとき、前日の夜にスーパーに行くと半額引きになった高級なお肉が並んでいることもあり、 こうしたものを冷蔵庫で保管しておくと、低コストで美味しいお肉が選べます。

ローストビーフなんかは、ちゃんと殺菌しておくと、2日目、3日目の方が美味しいこともあるので、事前に作っておくというのも一つです。テリーヌは1週間以上冷蔵保存することによって味が良くなるものもあります。

切って提供するだけなので時間もすぐですし 人数に変更があっても簡単に調整できるので重宝します。

ワインは冷やしておき、氷を大量につくる

また、白ワインやシャンパーニュを飲むのであれば、前日までに冷蔵庫で冷やしておくと良いです。

夏場はどんどん暖かくなるので、多少冷えているくらいでも大丈夫ですし、飲むまでに時間がかかったりするので、冷蔵庫でもぴったりです。

見落としがちなのが氷です。 ソフトドリンクやカクテルウイスキーなどに使えますし、 他にもゲストが急に持ってきたワインを冷やしたいといったシチュエーションもよくあります。

わざわざ高級な氷を買わなくても大丈夫です。 ジップロックに水道水を入れて、冷凍庫で2日ほど保管すれば大きな氷が収穫できます。 あとはアイスピックなどで割り、使いやすいサイズにすれば完了です。

スイーツはお願いするか、焼き菓子

よほど料理が得意であれば、事前にスイーツなどを作っておいてもよいですが、 料理をいろいろ用意するとなると、甘いものを作っておくのが難しいです。

昔はマカロンやティラミスなどを作っていましたが、コストもかかりますし、時間も結構かかります。そのため、何人か来るのであれば、そのうち1人か2人にスイーツの手土産をお願いするのもおすすめです。

特に来るまでの過程での駅には、ケーキ屋さんが併設されていることも多いので、差し入れしやすいという理由もあります。何か用意するのであれば、スコーンなんかはとっても簡単で、 下準備は10分程度でできるのでおすすめです。

小麦粉にベーキングパウダーと砂糖、塩を入れて、バターを手で溶かしてボロボロ状にします。 そこに牛乳と卵を入れて焼き上げれば完成です。慣れると無意識のうちに一瞬で作れるので楽です。

パーティーの後は

だいたい、ホームパーティーは例外なく盛り上がってしまい、終電間際まで居残りするようなお客さんも多いです。2人きりでやる場合は、「あとは片付けときます」と言って解散するのですが、 3人以上の場合は片付けを手伝ってくれる人も出始めます。

ワイングラスは酔っ払っていると割りやすいので、先に料理のお皿を下げ始めます。大きいお皿から流し台で軽く汚れを落としておき、重ねていくと後で一気に洗いやすいです。軽く中に水を注いでおくと、汚れがこびりつかずに済みます。

優しい人が多いとタオルで拭くのを手伝ってくれるので、こちらはお皿を黙々と洗っていけばあっという間に洗い物が完了してしまいます。

20代のときは暴力的に量を出したので、オーブンの受け皿いっぱいにイベリコ豚、じゃがいも、季節の野菜、鳥肉など色々乗せてオリーブオイルで焼いたのを出したりしていました。それだけでなく最後に〆の自家製鶏ガララーメンなんかを出して大盛りあがりした気がします。

アラサー以降、現在ミドサーだと同年代はそんなに量を食べないですし、高級なものをちょっと。そして最後にドライフルーツと中国茶なんかをすると大変喜ばれます。
もはや翌日の胃のことしか考えられないので、ワイン会の後半は中国茶会になることばかりです。

体力があるときは、高級チョコレートと葉巻きとウイスキーやラムなんかを楽しんだりします。

そんなわけで、一度慣れるととても楽しくて、外飲みよりも盛り上がってしまうので、 ぜひ、自宅でのワインホームパーティー挑戦してみてください。

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