古い「キヤノン」や「ニコン」の一眼レフカメラが故障?簡易修理と対処方法

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カールツァイスのレンズが好きで持ち歩いているのですが、このレンズは古い一眼レフカメラとの相性がとても良くレトロな雰囲気が出るので撮影していて楽しくなります。
最新のミラーレスカメラがPlayStation5だとしたら、私が使っているNikonやCanonはスーパーファミコンのようなものです。初代EOS 5DやNikon D2Xは2005年頃に製造されましたが、当時のカメラの画像処理エンジンはフィルムカメラのようにコントラストが強く、今見ると一周回って新しささえ感じます。

最新のEOS R3やEOS-1D X Mark III、NikonのD6は実機をヨドバシカメラで試しましたが、まるで目で見ているようにリアリティーの高い写真で、仕事に使う分には本当に便利なのですが、遊びで雰囲気のある写真を撮ると言うのは少し難しいように思いました。 プロ用のカメラはレンズ収差やフレアゴースト、ノイズなど極限まで除去しているので美しい写真は撮れますが、レトロにはならないのです。

ただ、10年以上前の一眼レフカメラを使うとなると、やはり故障がつきものです。 たとえプロフェッショナルモデルであっても、生産終了から7年以上経つと完全にパーツ供給がなくなってしまいます。 そうなるとヤフオクで部品を拾ってこなければなりませんが、状態の良いカメラどころかジャンク品でも流通量が少なくなっています。 また、故障だと思ったら実は壊れていなかったと言うケースもあるので、最初に試してみるべきことを紹介します。

開放だと、どこにもピントが合わない謎レンズもあります

バッテリーを新品にする

もっとも「あるある」のトラブルですが、純正バッテリーが古くなり電圧が少し低くなると、動作が正常に行われない時があります。 完全に電源がつかないのであれば簡単に判断がつくのですが、使うことができたり使うことができなかったりと繰り返すのが紛らわしいですね。

中古の一眼レフを買ったり、10年ぶりに使うカメラは新品のバッテリーに変更するべきです。中国製の格安バッテリーも、最近は性能が高くなってきましたが、ROWA・JAPANロワジャパンの国内製造セル(東芝・松下等)のものは純正品と同等に安定します。

予備内蔵バッテリーも新品にする

メインのバッテリーが新品でも、本体に付属しているボタン電池が古いと毎回日付がリセットされてしまい、設定したデータも初期化されてしまいます。
内蔵のボタン電池は、独立して時計や設定だけ保存していると言われていますが、 何が原因でトラブルが起きるか分からないので、百均でいいので内蔵バッテリーも更新しておきましょう。

コンパクトフラッシュやSDカードを新品にする

体験談として「どうせ2005年の古いカメラだからこんなんでいいでしょ」と余っているCFカード 133倍速の32GBなんかを刺して使っていたのですが、なぜかシャッターを切ると10回に1回位エラーを吐いて原因に悩まされたことがあります。 いろいろ試した結果、最新のサンディスク Extreme PROに変更した途端に一度もエラーが出なくなりました。

コンパクトフラッシュメモリーの劣化か、もしくは転送速度が遅いために起こるエラーかは判断できませんが、古いカメラだからといって古いメモリーカードを使うと、このようにトラブルが起きることもあります

設定を全て初期化して、カードも初期化する

もし何か動作が不安定になった場合は、まず最初に行うのがこの初期化です。コンパクトフラッシュをパソコン側ではなく、カメラに挿入した状態で、カメラの操作で初期化することによって相性が良くなります。
また内蔵の設定も全て初期化することにより、出荷状態に戻すことができうまく動作することがあります。

このバッテリー類の新品入れ替えと完全初期化を行うと、たいていのトラブルが解決すると思います。
それでもエラーが出る場合は、レンズ側のICチップに問題があったり、接点が不具合があったりすることもあります。無水エタノールで接点をクリーニングしてみたり、 別のレンズをつけても同じ症状が出るかなどを確認すると良いですね。

カメラのボディーによっても色合いが異なるので、みなさんもぜひヴィンテージの一眼レフにチャレンジしてみてくださいね!

 

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