筆者は熱心なニコン党で18歳の時にNikon D2Xを買ってから、D700,D800,D4とニコン一筋で来ました。
しかしキヤノンの修理の相談をされて、「ニコンプラザ新宿サービスセンター」のようにキヤノンにも、その場で修理受付やメンテナンスをしてくれる場所があるのでは?と思い検索すると「キヤノンサービスセンター銀座」がそれに相当するようで、さっそく実機を持って行ってきました。
故障してしまったのは、キヤノンの「EOS 5D Mark2」。エラー表示で00番が出ます。レンズが「EF24-105mm F4L IS USM」しかなかったので、エラーがレンズに起因するのかボディに起因するのか判断が付きませんでした。
サービスセンター銀座 東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング2F
場所は銀座の3丁目で、メトロの東銀座駅や松屋銀座から徒歩で数分。
立地は良いのですが通りは空いているという便利な場所です。
駐車場も一応ある!?
ビルの駐車場は無いのですが、前の通りにパーキング・メーターが設置されていて、60分300円という破格で駐車できます。ちょうど佐川急便が停まっているところですが、空いていない場合は一周すると後ろの方にも3〜4台分あります。
路駐は厳しいので例え5分であってもお勧めしません。
右のビルの1階がキヤノンのショールーム。左に入り口があってエレベーターで2階に行くとサービスセンターがあります。
予約をせずに来店できるのが便利です。銀行と同じように依頼内容別にチケットを発券してもらいます。この日は金曜日の15時でしたが、4人ほど居てチケットは2番目です。待ち時間は10分程度でした。
修理は諦めることに
早速相談して、レンズの接点を清掃してもらいましたがボディに問題があり起動せず…。今度はエラー03番というのが出てしまいました。2008年製なだけあって古くシャッター機構やユニットが故障している可能性があるそうです。
オーバーホールの基本料金は6万円、そこからパーツ代が掛かるので、推定でも10~15万円。現在の中古価格が6~10万円ということを考慮すると修理せずにジャンク品で売却したほうが懸命という結論に達して、修理はせずに退店しました。
スタッフの方も「修理代も掛かりますし新しい物を買うのもひとつの選択では」といった流れで対応していただけました。有料見積もりかと思いましたが、修理の見積もり料金は無料という良心的なサービスです。
自動車なのでは修理の見積もりだけで何千円〜何万円と掛かるところもあります。そのまま修理すると相当額が差し引かれたりと、まあ時間がかかっているので当然といえますが。
一階では最新モデルが見れて触れます
そのまま一階で新型のEOS 5D Mark IV を見ましたが中々快適そうです。
NikonのD5に相当するフラッグシップモデルのEOS-1D X Mark IIも触ってみましたが、合成も高くホールド性も良好です。シャッタースピードや絞りのダイヤルはニコンと全く違うので操作が迷いますが体感的には余り違いがありません。
描写された書き出しのJPEGではニコンと比べてコントラストが高く、彩度も高めに発色重視に感じました。ニコンの少し前のフラッグシップモデルは標準設定ではかなり眠たい色合いをしているので、やはり違うな…という感想でした。
最新のD5では発色も良いので、大判印刷したりナナオのモニターで見ない限りニコンD5もキヤノン1DXも違いが少ないのでは?というイメージです。
サービスセンターの話に戻りますが、一人当たりの相談時間が長い傾向にありますので、休日や混雑する時間帯であれば20分〜1時間は待つと思って居たほうが良いと思います。文庫でも持ち込んで時間をつぶしましょう。
初心者はサービスセンターに来てはならない
待っている時に前で相談していた大学生位の男の子は、どうやら10年以上前の入門機を友人から譲り受け、使い方が一切分からないので相談に来たようです。
レンズも所有しておらず古いボディだけを持参して、色々と噛み付いて聞いています。人が少なく話が聞こえてくるのですが、説明書が無いので教えてもらいに来たようです。
サービスセンターのオジサマは嫌な顔ひとつせずに「説明書はとても厚くイチから全てこの場でお教えするのは現実的ではないのですが、どちらから説明いたしましょうか。」とやんわり対応していました。
「初心者はサービスセンターに来てはならない」と言いましたが、一ミリも勉強せずに全てサービスセンターで聞くなんてのは間違っています。
説明書は無料で公式サイトで見れますし、一眼レフの入門書は本屋にいくらでも有ります。自分で少し勉強してみて、それでも分からないことがあれば聞くのは良いですが、小学校ではないのだから全て教わろうなんて検討違いですね。
調べて分からなかったり、謎のエラーが出てググっても分からなかったり、困ったときはすぐに駆けつけてOKだと思います。取扱説明書に書いてない範囲は聞いてみないと分かりません。
というわけで、キヤノンサービスセンター、困ったら行ってみて下さい。