【実体験】猫の知能は本当に高いのか?

一人暮らしの教科書

猫の知能はいかほどなのか、一度は考えた事のあるテーマですね。語られることの少ない猫の知能、実際にとある猫の実体験を元に検証してみます。

今回の実体験はニュッコという猫のケースですので、猫によって個体差が生じることを予め承知おき下さい。

ニュッコと触れ合って分かったこと

・自宅を認識している
・旅行先を認識している
・人の顔は認識していない(おそらく)
・エサは臭いによって分かる
・箱状のダンボールをトイレと認識する
・旅行カバンの存在を認識していない
・空間認識能力は高くジャンブ先を的確に判断できる

自宅を認識している

これはまず確実なことで、猫は自宅を認識しています。テリトリーとして判断しているか分かりませんが、旅行から帰ってきても数秒で自宅と分かるようです。
例えば7日程経ってから自宅に帰ったとしても見回りや警戒をすることは余りありません。

一方の旅行先ですが、初めて訪れた場所に対しては非常に警戒をします。ニュッコの例では初めての場所では、まず安全確認のために身を隠します。
しばらく部屋のカドの机などに隠れて10分ほど周囲を良く観察します、問題ないことを確認すると探索隊のように新しい場所の探索を始めます。

ニュッコは室内の形状を隅々まで確認するようです。3LDKの部屋では1~2時間ほど観察に時間をかけて頭の中でマップを作っているようでした。
徐々に警戒心がとけて翌日にはリラックスして遊び回ったり、部屋と部屋をドタバタと運動会のように走ります。
つまり旅行先は自宅ではないけれど安全な場所として判断するようです。

ここからは面白い結果ですが、自宅から旅行先に出て1週間過ごして帰宅するとします。再び同じ旅行先に行くと、ものの10秒で「ここ知ってるとこやんけ!」となるようです。恐らく部屋の臭いと風景によって判断しているようで、2回目以降は自宅と同じようにリラックスして過ごします。

人の顔は認識していない(?)

声や臭いによって認識しているかもしれませんが、顔では余り判断していません。
3〜4人など複数の人間が居ても、特定の人物にだけつきまとったりはしませんでした。個体差があるかもしれませんが、ニュッコは複数の人間が居ても1人としてカウントしているのかもしれません。

必要があって呼び出す時はニューン!ニャァーン!と声を上げて要求します。だいたい喉が乾いた時かエサが欲しい時、冷蔵庫の上に乗ってしまい自力で降りれなくなった時です。声を出せば誰かが解決してくれるということは分かっているようです。

エサは臭いによって判断している

大好きなちゅ〜るは開封した途端に、うぉ〜〜!!と発狂して袋にしゃぶりつきます。形状は一切見ていないと言っても過言ではありません。
稀にちゅ〜るの袋を見ただけで、お?と反応する事がありますが、基本的には袋の形状ではエサと思っていないようです。でなければ、ちゅ〜るの袋を咥えてニャァーン!!(はよ開けんかおっらーん)と言うはずです。

箱状のダンボールをトイレと認識している

今までの予想では自分(猫)の臭いによってトイレを判断していると思いました。
しかし、新品の猫の砂を入れすぎてしまい別の段ボール箱に移した時に、トイレ2個に増えたやんけ!と別の段ボール箱でし始めたので、つまり自分の体臭云々ではなく箱状のダンボールをトイレと認識している可能性があります。

旅行カバンを認識していない

旅行カバンとはどの猫に対しても恐怖の存在です。狭いゲージや袋の中に何十分からひどいと1時間以上も詰め込まれるわけです。人間で言えば車のトランクケースに詰め込まれて、いつ出れるか分からない状態なのです。
ニュッコももちろん旅行カバンは嫌いでストレスの根源です。しかしカバンを見ても、そこに自分が詰め込まれるというのは覚えないようで、ンッフーと余裕綽々の表情で居ます。詰め込まれてからやっと、これやばいやつやんけ…!と暴れだすのです。つまり旅行カバンで恐怖を感じたとしても、別に旅行カバンを見ただけではなんとも思わないようです。

空間認識能力は高くジャンブ先を的確に判断できる

これは猫の知能というより運動能力を表していますが、空間認識能力は非常に高いです。飛び乗れるかを一瞬で計算できますし、例えば高い所に置き去りにされても、最も近い到着地点を予想できます。形から素材の固さや特製などを理解しているようです。しかしお風呂では水面の危険性などは予知できずに、手を水につけようとして落ちて溺れかけてしまう事もあります。何れにせよ空間認識能力は高いです。

これにより猫の知能は余り高くないものの、自分の都合の良いことはまあまあ覚えていると言えます。
しかし最大の問題点は飼い主の知能が低下しやすい事にあります。

飼い主の知能が低下しやすい

いずれの猫にも共通して言えることですが、猫を飼うと面倒を見たり世話をします。これらは面倒ではありますが、さして時間が掛かることではありません。
しかし、暇があれば猫に対して何か申し上げてみたり、撫でてみたり、猫マッサージをしてみたり、猫が落とした事に対して怒ってみたり、猫の手が濡れてることに怒ってみたり、猫の可愛さのあまり何百枚も写真を撮ってみたり、猫インスタグラムや猫ツイッターを作ってみたりなど1日の内、実に2時間から最大10時間を猫に費やしていることがあります。

これらは猫が可愛いことに起因する問題ですが、一部ではこの失われた時間によって飼い主の知能が低下するとの指摘があります。つまり本を読んだり勉強をしていた時間が猫に費やされるわけです。そして猫語の上達と反比例するようにして日本語の語彙が低下する傾向にあります。観測される主な症例が次のようなものです。

 

 

んニュウ〜〜〜ン!!カワイイよ〜〜!!

ん〜〜〜かわいい〜〜〜〜

んん〜〜〜にゅ〜〜〜ん      ねこ!

ん、んん〜〜〜

ニヤぁ〜〜〜ん!!んん〜〜〜

(日本語の語彙が失われてしまった飼い主の一例)

写真をご覧にあれば、飼い主のIQが低下してしまった原因が分かるはずです。

あ!   ニューンいた!

にゅう?

ん、ん〜〜〜ニューン?

ニューン?ん、ニューーン!!

う?ミャ〜〜ン!

ん?ねこ?

ニュッコちゃんですよ〜〜?

んん〜〜かわいい〜〜

 

ン、ニヤぁ〜〜〜ん!

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