こんばんは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。
突然ですが、当店はこのSpacca Neapolis Ties スパッカ・ネアポリスというナポリのハンドメイドネクタイブランドを、日本で初めて取扱い始めたセレクトショップです。
カリスマファッションブロガーでもあり、3.2万人のフォロワーを抱えるニコラ・ラダーノが展開するこのネクタイブランドは、ビンテージのモチーフを素晴らしい色彩で復刻し、ナポリならではのハンドメイドで一本一本を作り出しています。
きっとこの後、この注目のブランドは日本中の数多くのセレクトショップで展開されるようになることでしょう。
ついには有名になりきって、誰もが知るブランドになる日も遠くありません。
ですが、ここに私は私は約束いたしましょう。
このビンテージ柄のコレクションは当店以外に、きっと扱う店はない。ニコラ・ラダーノと特別な信頼関係があるから?まあそれもそうでしょう。
しかし本当の理由は別にある。それは、こんな売りにくい柄は誰も仕入れないから。
だって縄文時代からクラシックな柄を愛してきた日本人には、このようなビンテージ柄はちょっと癖が強すぎるのです。
ですが、だからと言って私はこのブランドのビンテージ柄を仕入れるのをやめることなど、考えたことはないのです。
「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」
売れないから、難しいから、といってそういうスタイルを全部の店がやめて、売れる定番のものばかりを仕入れるようになったら、ブランドも売れるものばかりを作るようになり、スタイルは画一化されてしまう。
しかしある店が、売れ行きを別として、これからどこにもないものを作ろうとしている若手のブランドのものを積極的に仕入れていけば、きっとスタイルは成長することをやめないでしょう。
あまりにも全てが画一化されたときにそういった強烈な個性は、目印やひらめき、出口となってくれるのです。
自分だけのスタイルへと踏み出す一本
Spacca Neapolis Ties スパッカ・ネアポリスのネクタイは、定番の色柄でもなければ、誰もが必ずしも「お洒落だね!」と絶賛してくれるものではありません。
しかしそこにはまだ20代前半でありながらナポリのファッションを情熱で世界へ広めようとしているニコラ・ラダーノの熱意と、強烈な個性があります。
ニコラ・ラダーノは(私の思うところでは)達筆でもなければ、日本の洋服マニアのようにありとあらゆる専門用語を知っているわけではありません。
ですが彼にはスタイルがある。
好きなものははっきりと好きと言い、そうでないものは「Not for me」と断る。自分の着たいものを着て、それを何万人にも発信し、その部分には誰の指図も受けない。
その彼だけのスタイルに、人々は感銘を受けて彼をフォローするのです。
そしてこのSpacca Neapolis Ties スパッカ・ネアポリスのネクタイは、そんな彼の情熱とスタイルのかけらであり、あなた自身のスタイルへの一歩でもあります。
もしSpacca Neapolis Ties スパッカ・ネアポリスのコレクションの中に、気になる柄があったとしたら。
是非その柄に挑戦してみてください。誰がなんと言おうと、それを好きなように着こなしてみましょう。Spacca Neapolis Ties スパッカ・ネアポリスのネクタイが、自分の一部になったかのようにしっくりとくるはずです。
そしてその時あなたはニコラ・ラダーノと同じように、自分のスタイルを持つ人間となっているのです。