【ニコン】レンズを買うオススメの順番

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「レンズって何を使えばいい?」

なんてことを写真を始めた人に良く聞かれます。
そこで今回は独断でオススメの「レンズを買う順番」を紹介したいと思います。
(D5,D810,D750,D610などのFXフォーマットのボディ向けです。)

 

1.AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

初めてのレンズには、50mmの単焦点レンズがオススメです。
何しろ非常に美しい描写にもかかわらず2万円で購入できます。
ニコンの純正の単焦点レンズは価格が高く、5万円~15万円が中心価格帯です。

なので入門に良い価格と、使いやすい画角になっています。
実は筆者も5年前の2011年発売日にこのレンズを購入したのですが、未だに一番使用頻度の高い一本です。
20万円以上する高級ズームレンズ(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)よりも画質が良いです。

食べ物、アイテム撮り、人物撮影に向いています。

 

2.AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED

24mmの広角レンズです。開放がf/1.8からなのでボケが美しく、接写でも面白い絵が撮れます。
室内で広く撮るのに便利で、外では風景を広く撮るにも良いです。

iPhone6が35mm換算で29mmなので、それよりもひと周り広く撮れる感じです。
例えば夜の街中で、三脚を使って長時間露光すれば幻想的な写真が簡単に撮れます。
価格は少し高く、7万円程度しますが50mmと24mmがあれば色々な写真が撮れます。

これの兄弟レンズに20mmがありますが、20mmになると樽型の歪曲収差が強く出て写真のハジが大幅にゆがんでしまいます。
ですので、広角レンズは24~27mm程度が使いやすいです。

風景写真、室内写真、集合写真に向いています。

 

3.AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

とても使いやすい焦点距離のレンズで、1番の50mmと悩めるほどです。
ただ、何かをクローズで撮るのには難しく、意外にもカメラに慣れてきた中級者、上級者向けの画角だと思います。

なんとなく撮ると、ダラっとした、構図のない写真になりがちなので意識的に良いフレーミングをする必要があります。
35mmというと、使い捨てカメラが32mmなので似たような雰囲気の画角です。
レンズの特性が良く、歪曲収差や色収差などが少ないニュートラルな写真が撮れます。

例えば、神社など建造物を撮影する場合は、中央で水平に左右対称にして撮れば、歪みのない雑誌の表紙のような美しい写真が撮れます。
資金に余裕があれば、35mm,50mm両方オススメですが、予算があまり無いのであれば、どちらか一本持っていれば足りると思います。

 

4.AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G ED

特に人物を撮る人には必須と言えるレンズです。

中望遠でありながら、開放がf/1.8なので人物の背景をキラキラにぼかす事ができます。
接写はできないレンズです。

使い勝手はあまり良くなく、人物や何かをクローズアップする以外に使いみちが少ないです。
150mm~300mm程ある超望遠レンズであれば、月や野鳥など撮れますが、85mmは人物か抽象的な物の写真がメインになります。
圧縮効果で背景を狭くできるので、限られたローケーションでも背景を緑いっぱいにしたりできます。

 

5.AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

プロからも人気の高いズームレンズです。
最近リニューアルして、VR(手ぶれ補正)が搭載されました。

価格が20万円と高級ですが、24~70mmをカバーするf/2.8の通しは便利です。
これ一本で済んでしまうという利点はありますが、意外にも背景がボケません。
あまり綺麗にボケないので、1番の50mm f/1.8と比べても劣ります。

ただし、積極的に絞ってクッキリした写真を撮るとシャープな美しい絵が撮れます。
絞ってしまうと単焦点レンズ並に綺麗なので、f/3~5位を多用すると良いかもしれません。

ということで、真面目なレンズ選びでした!

作例 24mm

24mm

作例 50mm

50mm

作例 75mm

75mm

作例 85mm

85MM

作例 85mm

85mm1

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