料理と食材の冷凍保存。
これは自宅で包丁を持つ人に取っては大きな悩みのひとつです。
美味しい料理に共通して言える事は、「旬の材料を新鮮なうちに使う」どんな料理人でもこれに勝るものはありません。
今は12月ですがスーパーに行けば新鮮な生の寒ブリが安い価格で並んでいます。
醤油を付けるだけで安くて最高の料理になりますし、薄切りにしてバルサミコビネガーとイタリア産のオリーブオイルを掛けるだけでも料理になります。
ですが年中手に入るわけではないのです。
そこで冷凍が思いつきますね。
魚の冷凍
スーパーマーケットでも冷凍してあった魚を解凍してお店に並べるのは普通な事で、ラベルに「解凍」と書いてあります。
一旦冷凍してあったものなので、自宅で冷凍に入れると再冷凍になってしまい、一気に品質の劣化が進みます。
冷凍するごとに細胞が壊れるので、臭みや痛みに繋がるのです。
ですので、解凍したものはそのまま使い切ってしまうしかありません。
半冷凍の状態だと、自宅に帰ってそのまま冷凍に入れれば品質があまり下がらずに美味しく冷凍できる場合もあります。
紅鮭などは特にそうで、バッキバキの冷凍を解凍しつつ販売しているスーパーもありますね。
逆に冷凍に向いているのは”生”の魚です。
旬の時期にはとても安い価格で店頭に並びます。
業務用の急速冷凍機能がついた冷凍庫であれば、例え生マグロでさえも美味しく冷凍できます。
ただ、一般家庭用の冷凍庫は温度がマイナス18度前後なので生魚の冷凍にはあまり向いていません。鮮度を維持して冷凍するのであれば、マイナス25度〜30度程の冷凍庫が理想的です。
マグロに至ってはマイナス35〜40度が理想的とされています。
ただ、一般家庭用の冷凍庫で生魚などの冷凍はできないかと聞かれれば、そうではありません。
すでに冷凍に食材が入っている場合は、その下の奥、一番庫内で温度が低いと思う部分に生の食材を入れて、凍ってるもので囲えば一番良いコンディションで保存できます。
夜のスーパーで半額引きになっている生魚を冷凍しておけば、買い物が面倒な夜に活躍しますし、鮭など1匹ずつ冷凍すれば友達達が何人か急に泊まりにきても、翌日に美味しい朝食を用意する事もできます。
お肉の冷凍
魚だけでなくお肉も冷凍できます。
編集部ではオーストラリア産のステーキ用牛肉などセールにまとめ買いして、冷凍してあります。
味はもちろん生より劣りますが、深夜に無性にステーキが食べたくなった時や、突然のゲストのお祝いなどで活躍します。
今年の夏には、友達の友達の女の子が深夜に遊びに来て「誕生日だけど今日は仕事だったー」といって少し疲れた感じで訪れた事があります。
その時に、冷蔵庫で常に冷やしてあるシャンパンとステーキを焼いて、簡単なお祝いをしましたが、冷凍のステーキは本当に便利です。
牛肉の細切れや豚肉も100gや200g単位で冷凍しておけば、一食分の料理にも手軽に使えて良いですね。
料理が面倒な時は、余ったご飯に冷凍してあった豚肉をレンジで強制解凍して、日持ちする玉ねぎをザクザクと切って全て炒めれば簡単にチャーハンが完成します。
料理の冷凍
難しいようで、なんとかなるのが料理の冷凍です。
セブン-イレブンにいけば、美味しい冷凍食品がいっぱいありますね。
個人でも冷凍のために作るのではなく、余った時には料理冷凍はオススメできます。
とくにスープやパスタソースなど、水分が多いものでも以外に美味しく冷凍できたりします。
作りすぎて捨ててしまうのではなく、冷凍すれば小腹が空いた時にパスタの麺だけ茹でて、ソースを作り置きの冷凍にすれば本当に手軽に一食作れてしまいます。
本当は業務用の冷凍庫があると、色々な物がスムーズに冷凍できて便利なので
家族が多い人には大型の冷凍庫もオススメです。
色々試してみて下さいね。