ギターやピアノに合わせてオリジナル曲を作ってみたけれど、なんだが物足りない。と思ったらドラムやベースが入っていないからじゃん!
でもドラムとかベースのパートなんかどうやって作ったら良いか全然分からない。今回はそんな人のために、特に難しいドラムパートの作り方を紹介します。
基本的なリズムで叩いてみる
もし一番手軽に、とりあえず仮のドラムを自分の曲に付けてみたいと思うのであれば、自分でリハーサルスタジオに入ってドラムを叩いてみましょう。
ドラムというのは、綺麗に上手く叩こうとすればしっかりとそれ専門で練習している人しかできない楽器です。というか全ての楽器がそうですが、ドラムは一見すると誰でも出来てしまう楽器に見えますよね。ここは注意です。
なのでもし本気で綺麗なドラムのパートを録音して曲につけたければこの方法はおすすめできませんが、仮の音源を作りたい人ならば、一番おすすめ。
手順はシンプルです。まずは8ビートなど基本的な叩き方を、YOUTUBEなどで調べながら練習してみます。好きな曲の中で簡単な曲のドラムをかるーくコピーしてみるのもありですね。
その後、メトロノームに合わせて録音した自分の自作曲をスタジオのスピーカーで流しながら、それに合わせてドラムを叩いてみましょう。この際、曲はかなり大きな音で流さないとドラムにかき消されてしまい聞こえないので注意。
これをレコーダーやiPhoneで録音しましょう。iPhoneは音が大き過ぎて録音すると音割れしてしまいますが、服などで包んであげると、音割れせずに録音できます。これで仮のドラムパートができますね。
ドラムの打ち込みソフトを使う
個人的なおすすめは、打ち込み音源と呼ばれるものを作って、ドラムパートを作ること。これはLogic XやPro toolsなどのDAWソフト、つまり音楽制作ソフトの中で使うプラグインやアプリのようなものですが、これを使うことによって、一音一音を入力して非常にリアルなサウンドを、自分が考えた通りに作ることができます。
もちろん打ち込みなので、本物のドラムとは少し違います。例えばシンバルの音の伸び方や、スネアドラムのスナッピーの音の残り方など、特にサスティン関係は弱いので、完全にリアルに作るには少しコツがいります。
それでもやはりテンポ通りに完璧に、しかも自分の打ち込んだフレーズを演奏してくれるリアルな音源は、非常に手軽です。
そして、上の音源のようなものを聞いてみると分かりますが、音楽に詳しい人でない限り、このドラムが打ち込みだということも分からないはずです。
またこのようなソフトには、リズムのパターンも入っていて、それをもとにテンポを変えたりフレーズを編集したりということも可能なので、まるでドラマーに手伝ってもらっているような簡単さ、そしてゲームのような楽しさで曲のドラムパートを作れます。
ドラムができる人に作ってもらう
ドラムパートを作るうえで、一長一短な作り方が、ドラムの出来る人に任せて作ってもらうことです。このやり方にはメリットとデメリットがあります。
まずはメリットですが、やはりずっとドラムをやっている人はドラムのパートがどのように出来ているかをしっているので、非常にリアリティのあるドラムパートを作ってくれます。音もやはり実際に叩いて録音するので一番良いですよね。
しかしデメリットが二つあります。まずは自分の思っているようなドラムパートができない場合があること。ドラマーというのは一癖ある人たちで、その人の普段やっているジャンルや目指すドラマーによって、ずいぶんと手癖や雰囲気が変わります。
なのでエモな曲のドラムをファンクが専門な人に作ってもらおうとしても上手くいかない場合があります。
また、せっかくドラムをいい感じで叩いてもらっても、ドラムパートは録音が難しく、慣れていないとあまりうまく録音できないこともデメリットです。
いかがでしたか?
今回はオリジナル曲のドラムパートの作り方を紹介してみました。