GUCCI グッチについて
グッチは世界的に有名なラグジュアリーブランドの一つ。バッグや財布を中心に人気を博すイタリアのいわくつきブランドです(詳しくはWiki参照)。
今はボッテガ・ヴェネタ、セルジオ・ロッシ、バレンシアガ、サン・ローランなどと同じケリング社の参加に入っていますね。
日本ではルイヴィトンやプラダなどと並んで、多くの人が憧れるブランドとなっており、グッチのサングラスに関しても若い女性を中心に多くの人が欲しいと思っているアイテムです。
ちなみにサングラスはメイドインイタリーですが、Safilo社のOEM品となっていますね。
これは悪い意味ではありません。大手ファッションブランドが製造の及ばないアクセサリー類をOEMで行うのは当然のことですし、このサフィーロに関してはGucci、Dior、Bottega Veneta、Marc Jacobs、Marc by Marc Jacobs、Emporio Armaniのアイウェアを手がける超大手OEMメーカーです。
また、同じOEMもとが作っているからと言って同じものでもありません。
ちょうどこのグッチのサングラスをエンポリオアルマーニのサングラスと比較しましたが、やはり品質やデザインを含めた全て、すなわち「目指しているもの」自体が違うサングラスだと感じました。
グッチ サングラスの特徴
グッチのサングラスはバタフライ形などのレディース向けのアイテムが多いですが、今回はユニセックスのティアドロップ形を例に紹介します。
このサングラスには特別な名称はありませんが、GG2207という型番がついているモデルです。ティアドロップを現代的にアレンジしてようなデザインが特徴となっています。
グラスはプラスチックですが、綺麗なグラデーションがかかっており、また視認性も良いためプラスチックとはいえ工夫がされているようです。
わりと特殊な形状のフレームとなっており、グラスについても同じく個性的な形にはなっていますが、そこにオーソドックスでスマートな印象の細みテンプルが組み合わさり、意外にもバランスよくまとまっています。
コレクションを発表しているファッションブランドだからこそデザインできた、個性のあるモデルです。
機能性や値段の手頃さでこそレイバンやポリスなどにはかないませんが、こういった一癖も二癖もあるモデルが欲しい人はやはり、ファッションブランドのサングラスをチェックすべきでしょう。
グッチ サングラスの品質はどうか
グッチのようなファッションブランドのサングラスというのは往々にして「品質が良くない」と言われてしまうことが多いです。
確かに同等か、もしくは場合によってはそれ以上の機能性のものをレイバンやポリスは半分以下の定価で販売していますので、それに比べてしまうとちょっと値段不相応な印象もあるかもしれません。
しかしファッションブランドのサングラスがあくまで「ファッション性」のためにあると考えれば、グッチのサングラスの品質は良いと言えるでしょう。
まずは造形と仕上げ。
安いサングラスというのは基本的に造形があまく、角が立っていなくてシャープさが足りなかったり、刻印がにぶかったり、あるいは安っぽく光ったりしてしまいます。
そういったディティールの悪さが、全体的にインパクトが足りなかったり、安っぽく見えて説得力に欠けてしまったりということにつながってしまうわけですね。
しかしグッチのサングラスに関しては、アイウェア専門メーカーであるSafiloが作っていることもあり、特にそういったファッション性に関わる部分においては定番のサングラスブランド以上のものがあります。
例えばグラスのカッティング。グラスの機能性に関してはレイバンやポリスに適いませんが、デザインの良さに直接関わるグラスのカッティングに関しては一流。しっかりと角が立ち、一切のゆがみもなく造形されています。
またテンプルやフレームの金属パーツはしっかりと立体的に作られているだけでなく、つや消し加工がされており高級感があります。
こういったところが高級なサングラスの良さであり、一見しただけでも分かる大きな存在感を生んでいるわけです。
さらに機能においても、動きにがたつき等はいっさいなく、しっかりとした作りになっています。
グッチか、レイバンか
グッチのサングラスを選ぶ人の多くは、グッチというブランドに憧れてのことだと思います。しかしブランドイメージを抜きにして、ただサングラスとしてデザインや作りで選ぶのも、もちろんあり。
そういう人のために、恐らくサングラスの候補として挙っているであろう定番ブランドであるレイバンと比較してみましょう。
まずグッチのサングラスとレイバンのサングラスの値段の差。これは定価にしてほとんど二倍となっています。グッチのサングラスは4万円ほど、レイバンは2万円強ですね。
作りの差に関しては、先ほども書いたように機能性に関してはレイバンに勝るものはありません。ガラス製レンズの美しいグラデーションといい、視認性といい、実際にかけたときの見え方でレイバンほどドラマチックなサングラスというのはあまりないのではないでしょうか。
また繊細なテンプルやレンズに刻まれた極小のロゴなど、精巧さも素晴らしいのがレイバンのサングラスですね。
しかしレイバンに比べても、グッチのサングラスのカッティングや造形の美しさは特筆すべき点。
そこに二倍にもなる値段の差の価値を見いだせるか、という問題にもなりますが、こういった繊細で工芸品的なものが好きな人にはやはりグッチのサングラスはおすすめです。
あとはデザイン性。最初にも書いたように、こういった個性的でありながら破綻していない絶妙なデザインというのはファッションブランドだからこそのもの。個性的なものが好きであれば、そこに+2万円払うのも悪くはないと言えるでしょう。
グッチのサングラスはおすすめ??
幾分のブランド料が乗っているにしても(+1万円分ほど)、グッチのサングラスにはイタリア的な魅力があります。それは繊細で美しいカッティングであり、個性的で唯一無二のデザインでもあります。
その外見や印象に惚れ込んだのであれば、グッチのサングラスを買って損はしないでしょう。ただグッチという響きが好きな人もまた、後悔しないはず。
ただし高機能なサングラスが欲しい人であれば、他にも選択肢はあるはず。コストパフォーマンスについてもグッチのサングラスは優れているとは言えません。
高いデザイン料とブランド料を払ってでも、その個性的な外見や存在感が欲しい、そういう人にこそグッチのサングラスはおすすめだと言えるでしょう。