編集長秘蔵のコレクションを紹介します!
ドイツ製の白磁器と言えばご存知の通りマイセン。
日本でも高い人気を誇るマイセンのティーカップ&ソーサーです。
高島屋など格式高い百貨店でも展示されているような洋食器であり、特有の滑らかなラインや美しいシェイプが見たものをとりこにする魅力があります。
波の戯れのコーヒーカップ
鱗のような加工がされているのが、このWave Relief 波の戯れの特徴です。
コーヒカップなので細身のシェイプに、美しい円形のハンドルが取り付けられています。
ハンドルは天使のような羽を模してあり、マイセンの他では実現できないような特有の世界を表現しています。
全景はこのような形状になります。
カップの縁は、円形ではなく緩やかな高低がつけられ、穏やかな海面を表現しています。
ソーサーもまた同じようなデザインです。
ソーサーには深みがあり、卵に包まれるかのような円形になっています。
こちらが波の戯れのポット(洋食器ショップのル・ノーブルより抜粋)
ため息が出るほどの美しさは、実用性とデザイン性を兼ね他のあらゆるブランドよりも洗練されたものと言えます。
マイセン剣マーク ティーカップ&ソーサー
お次はマイセンマークのティーカップ&ソーサー。
こちらは波の戯れとは異なり、光沢のある滑らかな表面となっています。
この上ない口当たりの良さで、紅茶が至福のひとときへと変わります。
ジノリやヘレンド、ウェッジウッドなどの一流のメーカーとくらべても、全く色褪せない質感の高さがマイセンの技術の高さを見せます。
気泡や歪みなどもなく、滑らかなシェイプはまさに芸術品の他なりません。
波の戯れとスイートピータンブラー
こちらはハンドペイントが施された「スイートピー」です。
ロットによってイラストが異なり、濃さが少しづつ違います。
きめ細かな草の模様は、まさにハンガリーのヘレンドを思わせるようなタッチです。
このタンブラーというのは、どんな用途にも使える便利なものなので持っておくと何かと使うことができます。
マイセンのひととき
実用性が高く、シンプルで完成された裝飾はまさにドイツらしさを感じさせます。
ドイツの食器には他にもフッチェンロイターなどありますが、マイセンはまさに王道です。
特にブルーオニオンは、今でこそロイヤルコペンハーゲンが高い人気を誇り、ハーフレース・フルレース・ブルーフルーテッドなど色々リリースされていますが、もともとはマイセンがデザインしてヨーロッパで人気を博したものです。
より元を辿れば中国の白磁・青磁や、日本の柿右衛門の影響を受けているとも言われます。
食器で巡る長い歴史の旅は、週末のティータイムをより高尚で豊かな楽しみへと変えてくれる素晴らしいものです