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音楽のシャッフル再生は「もったいない」!?

いつも音楽をシャッフル再生で聴いているあなた!実は、とてももったいないことをしているかもしれません。今回は音楽をもっともっと楽しむための方法をお教えします。

シャッフル再生とは?


ほとんどのデジタル音楽プレイヤーには「シャッフル再生」という機能がついています。曲順をバラバラにして、ランダムに再生する機能です。
自分で選曲をすると、お気に入りの曲にばかり偏りがちですが、シャッフル再生ならば無作為に曲が選ばれるので、幅広く音楽を楽しめるというメリットがあります。通勤や休憩中などの、ちょっとした時間に音楽を聴きたいときに重宝するかもしれません。

脱シャッフル再生のススメ


では、なぜシャッフル再生がもったいないのかと言うと、
『アルバムの醍醐味は曲順』
だからなんです。
アルバムとは単なる曲の寄せ集めではなく、それ自体がひとつの作品です。導入があり、クライマックスがあり、そしてエンディングがあります。
多かれ少なかれ、その曲順にはアーティストの意図が反映されています。
曲から受ける印象というのは、前後の曲やそれまでの流れに簡単に左右されるからです。
音楽を最大限楽しむためには、シャッフルせずにアルバム単位で聴くことをオススメします。

コンセプト・アルバムのススメ

アルバム単位で聴くのにもってこいなのが、コンセプト・アルバムです。

コンセプト・アルバム(Concept Album)は、ある一定のテーマまたは物語に沿った楽曲によって構成されたアルバム。
(Wikipediaより抜粋)

ひとつのストーリーを中心に曲が展開されていたり、組曲風に曲間が繋がっていたりします。このようなアルバムの場合、シャッフル再生をしてしまうと、その魅力は半減してしまいます。是非とも「アルバムを」聴いて、その魅力を最大限に感じてみてください。以下は著名なコンセプト・アルバムの例です。

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band/The Beatles

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世界初のコンセプト・アルバムと言われる作品。タイトル名は架空のブラスバンドの名前であり、その架空のバンドのライブショーというコンセプトで作られた。当時のビートルズの実験的取り組みが集約されている。


QUEEN II/Queen

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レコードがA面とB面で分かれていたことを利用し、「サイド・ブラック」と「サイド・ホワイト」としてアルバムを二分して、片面ずつの統一を図っている。特にボーカルのフレディが全曲作詞作曲したサイド・ブラックは組曲になっており、名作の呼び声高い。

風街ろまん/はっぴいえんど

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日本語ロックの確立を果たした作品。「風街」という架空の街を軸に、都市開発で失われていった東京の原風景への懐古を歌ったコンセプト・アルバム。

深海/MrChildren

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深い海の底の、美しくもダークで静謐な世界を描いた作品。組曲風のアレンジで、ほとんど曲間がなく、いくつかの曲はノンストップで繋がれている。ミスチルのアルバムの中でも名盤と名高い一枚。


いかがでしたか?曲のひとつひとつを聴くだけではなく、アルバムという一枚の作品を味わうことで、音楽をさらに深く楽しむことができます。是非ともおためしを!

 

筆者

五島匠馬 (SHOMA GOTO)

 

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